4.最近の研究の話
今回は宇宙でも隕石関連の文献を紹介します。現在東大に勤められている橘省吾さんという方が昔に書かれた「実験室に原始太陽系をつくる−原始太陽系での蒸発・凝縮−」( https://doi.org/10.2465/gkk.31.208 )という文献です。はやぶさ2プロジェクトにも大きく関わっていらっしゃり、最近は隕石の分析をされていて、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
3.論文を大体書き終えました/専攻内で自分の研究を紹介しました
2月についてですが、実は自分の修論内容をジャーナルへ投稿する準備にほとんどの時間を費やしました。というのも元々2-3月で投稿することは決めていたものの、博士口述試験後に実験条件がもう一段階改善できることが判明し、定性的な結果は変わりませんが追加の実験によって定量的な結論を更新することになりました。しかも事情によって投稿する前に投稿
2.修論発表/博士口述試験を行いました
1/24には自分の専攻の先生方や見学の学生の前で修論の発表を行いました。私の専攻は理系といっても科学哲学から物理、化学と幅広い分野のかたがいらっしゃるので、特にその中でも同じグループかつ研究内容が近い先生方が審査されていました。私の研究は物理化学の中でもかなり実験条件が特殊で、かつ結晶の成長をやっている先生は誰もいませんが、それでも先生方は修論内容を理解
1.修士論文を書き終えました!!
1-2月の活動報告が遅くなってしまい大変申し訳ありません...。というのもまずは1/11、修士論文を提出しました!タイトルは「極低温反射高速電子線回折の開発と新規手法による結晶氷生成の研究」というものです。具体的には宇宙に存在する星間分子雲という天体を模擬した条件にて実験・生成する氷の構造を特定することが可能な装置を開発し、さらに従来とは異なり極低温において生
5.最近の研究の話
11月の活動報告で宇宙の話をツイートしていくと書きましたが、最近は修論執筆で全く疎遠になっていました…。この活動報告くらいではご紹介します。宇宙というよりは物理化学に近いのですが、「原子間力顕微鏡を用いた水分子ネットワークの可視化」(https://doi.org/10.14943/lowtemsci.78.71 )という文献が北大低温研が刊行している冊子、「低温科学」から
4.(真の)academist忘年会に参加しました
12/26に(真の)academist忘年会に参加しました!CICで開催されていたacademist忘年会には参加できなかったのですが、オンラインでは参加することができてよかったです。残念ながら絶賛修士論文執筆中で、実験も行なっている日だったので研究室から参加していましたが、他のチャレンジャーの話が聞けたのでとても楽しかったです。今度は対面で
3.本を買いました
いつもご支援いただきありがとうございます。先日、ご支援いただいた資金をもとに、ファインマン「統計力学」シュプリンガージャパン(https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/?book_no=294545 )を購入しました!この本は物性物理学という分野の研究者はまず通る本だそうです。物性物理学とは、統計力学というミクロなスケールからマクロ
2.次世代アストロケミストリー学会でポスター発表しました
11/29-12/2で東大で開催していた次世代アストロケミストリー(https://www.next-astrochem.com )の国際学会に参加しました。これは日本の科研費の学術変革領域研究の集会で、アストロケミストリーにおいて日本だけでなく世界の研究者も現地やオンラインで参加するものでした。特色は天文台での観測、はやぶさのような探
1.北海道大学低温科学研究所の方と議論しました
修論執筆で終われ、12月の活動報告ができていなかったので今更ながらさせていただきます…。
学会参加のために東京に来ていた北大低温研宇宙物質科学グループの(http://www.lowtem.hokudai.ac.jp/astro/index.html ) の方と11/28に議論をしました。その方は私の指導教員が東大の前に所属していたグループの方
7. 最近の宇宙の話
活動報告が月末にまとめて投稿になってしまう代わりに、Twitterでは(できるだけ)毎日何かしらは投稿するようにしています。特に今は最近読んで面白かった文献(特に日本語でオープンアクセスになっていて、興味のある学生にも気軽に読んでもらえそうなもの)を紹介するようにしています。ここで簡単に今月読んだ文献の中で最も面白かったものを紹介すると、永原裕子さんという方の「宇宙・惑星の進