ご関心のあるお知り合いの方々に、ぜひプロジェクトページのURLをお伝えください。
山本 祐太朗
金沢大学 薬学系 助教
私は金沢大学でマラリアワクチンの開発研究を行なっています。
研究を進めるなかでブラジルへ赴き、マラリアに苦しむ子どもたちの姿を目の当たりにし、一刻も早くこの状況を変えたいと強く思うようになりました。
私たちは「現地で本当に役立つマラリアワクチン」を目指し、流行国ブラジルと連携して有効性を評価しています。私たちのワクチンは「自分を守るだけでなく、周りへの感染拡大も防ぐ」ことを最大の武器としています。
マラリアを1秒でも早く撲滅できるよう、この挑戦を皆さまと共に進めていきたいと考えています。
「マラリアで命を落とす子どもをゼロにする!」
私は研究を通じて、マラリアを「過去の病気」に変えることを本気で目指しています。
マラリアは日本では馴染みが薄いですが、世界では毎年2億人以上が感染し、60万人以上の命を奪い続けています。亡くなる多くは5歳以下の子どもたちです。現在、有効性の高いワクチンはなく、薬が効かない耐性マラリアが広がり、温暖化で感染地域も拡大しています。日本に比較的近いインドネシアやタイでも急激に感染が拡大しており、近い将来マラリアが日本で流行する可能性もあります。だからこそ私は、マラリアを予防できるワクチンを日本で開発することが、未来を変える鍵になると信じています。
マラリアは人と蚊を行き来する非常に厄介な感染症です。私たちは「ワクチンを接種した人だけでなく、その人を刺した蚊にもマラリアを感染させない」という仕組みで、ワクチンを接種できない病気の子どもたちも守れるワクチンの開発に挑んでいます。
実は私自身、もうすぐ父親になります。
この世界から「子どもを失う悲しみ」をなくし、子どもたちが笑顔で未来を描ける社会を残したい。
その想いを胸に、日本発の技術で世界を変えるこの研究に、人生を懸けて挑んでいます。
このビジョンを実現するため、私たちは接種した人を守る感染防御効果だけでなく、蚊へのマラリア拡散を防ぐ「伝搬阻止(でんぱんそし)効果」を併せ持つ「マルチステージワクチン」の開発を進めています。
現在、唯一使用されているマラリアワクチンは4回も接種が必要なのに、感染防御効果は30%に留まっています。アフリカなど流行地では医療施設や交通手段が限られ、4回も病院へ行くのは困難です。お金の問題もあり、予定通り4回接種できる子どもはほとんどいません。
そこで私たちは、流行地で接種しやすいよう「2回の接種で高い有効性を示すワクチン」を目指しました。
当研究室で構築したワクチンプラットフォームを用いることで、複数抗原をひとつのワクチンで提示可能です。既にワクチンは完成しており、マウス・サルモデルで有望な結果を立証してきました。さらに、実際にマラリアが流行するブラジル・マナウスに赴き、現地研究者と連携しながら流行株および現地蚊を用いた伝搬阻止効果の実証試験に挑戦しています。
基礎研究の成果を「現場で命を守るワクチン」に昇華させ、マラリアを過去の病気に変える社会実装へとつなげていきます。
本プロジェクトでは、三日熱マラリアの感染・感染拡大を防ぐ「マルチステージワクチン」の実用化を目指します。
ブラジルで猛威を振るう三日熱マラリアは再発性があり、根絶が困難で、特に子どもや妊産婦の命を奪い続けています。しかし現在、有効なワクチンは存在しません。私は日本発のワクチン技術を用い、感染防御効果だけでなく伝搬阻止効果を発揮する、これまでにない「マルチステージステージワクチン」の開発を進めてきました。既にワクチンは完成しており、マウスモデルで感染防御効果100%、伝播阻止効果>95%を達成しました。現在サルモデルでの有効性評価を進めています。
今回は、ブラジル・マナウスにワクチン免疫サル血清を持参し、現地の共同研究者と連携し、実際に流行している三日熱マラリア株および媒介蚊に対して「私たちのワクチンが蚊体内のマラリア原虫の発育を阻止できるか(伝搬阻止効果)」を検証します。
この現地での実証データの取得は、マラリア撲滅に向けて基礎研究から実装へと歩を進める重要なステップとなります。データ取得後は、ワクチンの改良や臨床試験に向けて検討を進めていく予定です。
「マラリアで命を落とす子どもをゼロにする。」
この挑戦は、一見大きすぎる目標に思えるかもしれません。しかし、今も世界では毎年60万人以上の子どもたちがマラリアで命を落としており、この現実を変えるために私たちは挑戦し続けなければなりません。
私はこの課題に正面から向き合い、日本発のウイルスベクター技術を用いた「感染防御・伝搬阻止」効果を発揮する新しいマラリアワクチンの実用化を目指しています。本ワクチンは、蚊を介した感染連鎖そのものを断ち切るため、個人だけでなく地域全体を守ることができます。
しかし、実用化するには研究室での成果だけでは不十分であり、マラリア流行国であるブラジル・マナウスでの現地実証が必須です。
皆さまからのご支援は、ブラジルへの渡航費・滞在費、研究試薬の購入費 等として大切に使わせていただきます。ワクチンの有効性をすべて評価するだけで1000万円規模の資金が必要ですが、その一部をクラウドファンディングで募り、応援してくださる皆さまと共にこの挑戦を前に進めたいと考えています。
マラリアを「過去の病気」に変える未来へ向けて、どうかご支援をよろしくお願いいたします!
ご寄附いただいた皆様へ、確定申告により税制上の優遇措置が適用される領収書を金沢大学より発行致します。
なお、領収書の日付は、お申込み受付日やカード決済口座からの振替日ではなく、アカデミスト株式会社より金沢大学に入金された日付となります。
【法人・団体様からのご寄附】
・全額損金算入が可能です。(法人税法第37条第3項第2号)
【個人様からのご寄附】
・所得税…寄附金額(総所得金額の40%を上限とする)から2,000円を差し引いた額を、当該年の課税所得から控除することができます。
・個人住民税…金沢大学を寄付金控除の対象法人として条例で指定している都道府県・市区町村にお住いの方は、個人住民税の控除を受けることができます。
私は金沢大学 薬学系 ワクチン・免疫科学研究室 教授を務めており、山本先生は当研究室の所属教員です。当研究室では、日本発マラリアワクチン開発に焦点を当てており、世界でも有数のマラリア感染蚊飼育施設を有する研究室です。
山本先生は、本研究室が長年蓄積してきた知見と技術を継承しつつ、独自の視点で「三日熱マラリアの撲滅」という難題に挑戦しています。特に、感染防御だけでなく伝搬阻止効果を発揮する“マルチステージマラリアワクチン”の開発を推進し、その実証試験をブラジル・マナウスで実施する計画は、基礎研究を社会実装へつなげる挑戦として極めて意義深いものです。
マラリアで命を落とす子どもをゼロにする未来を実現するために、山本先生の情熱と行動力、研究者としての確かな実行力を強く信頼しており、今回の挑戦を心から推薦いたします。
私は長年、ウイルスベクターを用いた遺伝子治療研究に従事し、基礎研究の成果を社会実装へとつなぐ挑戦を続けてきました。その経験から、技術を「現場で役立つ形にする」ことの難しさと大切さを深く理解しています。
山本先生は、マラリアというグローバルな課題に真正面から向き合い、日本発のウイルスベクター技術を活かして研究を推進しています。彼の研究は、技術的な独創性だけでなく、ブラジル現地で蚊・マラリア流行株を用いて伝播阻止効果を検証しようとする実行力と覚悟が際立っています。
私自身、多くの若手研究者を指導してきましたが、山本先生のように「研究成果を社会に役立てる覚悟を持ち、自らフィールドに飛び込む姿勢」を持つ若手は貴重な存在です。
感染症対策の切り札として、ワクチンは治療薬以上に社会の希望となり得ます。彼の挑戦は、将来の感染症流行に備える新たな技術基盤の構築にもつながる重要な取り組みです。
次世代の感染症研究・ワクチン開発を牽引しうる若手研究者として、山本先生の取り組みは大いに支援されるべきものと考えます。
私はマラリアワクチン開発におけるサル(霊長類)モデルを用いた有効性評価に携わってきました。
山本先生とは、サル評価系構築の段階から連携し、技術的な助言・支援を行ってきました。サルを用いた試験はマウスとは異なり、臨床応用を見据えた厳密な評価が必要であり、技術・体制・実行力が伴わなければ進められません。山本先生は、その過程で粘り強く課題を乗り越え、データの信頼性を高めながら着実に結果を積み上げてきた研究者です。
私自身、技術支援を行う中で、山本先生の丁寧かつ実直なデータ取得姿勢、臨機応変な対応力、そして何より「研究成果を社会に還元したい」という強い想いを何度も感じてきました。研究資金を集めること自体が目的ではなく、その先の未来を見据え、常に実装可能性を意識して研究を進めている姿勢は、共に研究を行う者としても非常に心強いものです。
これからの感染症研究の発展には、基礎研究の深化とともに「霊長類モデルを用いた実証データ」を社会実装へつなげる橋渡しが欠かせません。山本先生の挑戦はその道を開く大切なステップであり、技術面でも志の面でも支援する価値のあるプロジェクトであると確信しています。
私は、発達障害をもつ子どもたちの脳や言語発達に関する研究を通じて、教育・医療・福祉の現場と連携した社会実装に取り組んでいます。
今回、山本先生と直接お話しする機会をいただき、その熱意と誠実な人柄に深く心を打たれました。山本先生が挑戦する「マラリアの撲滅」は、日本ではなかなか実感しにくいテーマかもしれません。しかし、世界には今もマラリアによって命を落とす子どもたちが数多くいます。このプロジェクトは、単なる科学的チャレンジではなく、命を守るための国際的な実践でもあります。
私は、子どもたちの未来を守るこの挑戦を心から応援しています。そして、教育・研究を通じて社会を変えようとする山本先生の姿勢に、強く共感しています。金沢から世界へ——地域に根ざしながら、世界の課題に立ち向かう若手研究者の挑戦を、ぜひ多くの方に支えていただきたいと願っています。
時期 | 計画 |
---|---|
2025年9月 | クラウドファンディング開始 |
2025年9月 | ワクチン免疫サル血清を用いた有効性解析(感染防御効果、抗体価など) |
2025年9月 | 並行して第2世代ワクチンの開発開始 |
2025年11月 | ASTMH(アメリカ熱帯医学学会)にて発表 |
2026年3月 | 日本寄生虫学会にて発表 |
2026年8月 | ブラジル・マナウスへ渡航(伝搬阻止効果の評価) |
2026年12月 | 論文投稿 |
・マラリアだけでなく身近な感染症に関する情報(Q&Aなど)をまとめたリーフレット(PDF)をお送りします。
・+αとして、academist Journalに寄稿する研究報告レポートにお名前を掲載します。
特別リーフレットデータ配布 + α(個人様向け) / 寄付金領収書
0人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
・本プロジェクトに関する限定Zoomサイエンスカフェにご招待します。
・現在の研究進捗・私のこれまでの研究・そして、我々日本人に身近だが意外と知らない「蚊」についてお話しします。
・また、「国内及びブラジルでの研究風景などの写真集」をPDF形式でお送りいたします。
Zoomサイエンスカフェ + α(個人・経営者様向け) / 特別リーフレットデータ配布 + α(個人様向け) / 寄付金領収書
0人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
普段立ち入ることのできないワクチン研究室を、研究者がZoomでリアルタイムにご案内。研究機器の紹介や現場の雰囲気をご覧いただけます。
限定Zoom研究室ツアー(研究機材紹介・スタッフ紹介) / 特別リーフレットデータ配布 + α(個人様向け) / Zoomサイエンスカフェ + α(個人・経営者様向け) / 寄付金領収書
0人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
ブラジルから研究現場を生中継。現地の空気や研究進捗を支援者限定Zoomでお届け。質疑応答も可能です(録画視聴も対応予定)。
ブラジル現地ライブZoom参加権(個人・法人様向け) / 特別リーフレットデータ配布 + α(個人様向け) / Zoomサイエンスカフェ + α(個人・経営者様向け) / 限定Zoom研究室ツアー(研究機材紹介・スタッフ紹介) / 寄付金領収書
0人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
今回の研究成果を学術集会にて発表した際の各講演資料、スライドにお名前の記載をさせていただきます。
講演資料・スライドの謝辞にお名前記載(個人・法人向け) / Zoomサイエンスカフェ + α(個人・経営者様向け) / 特別リーフレットデータ配布 + α(個人様向け) / 限定Zoom研究室ツアー(研究機材紹介・スタッフ紹介) / ブラジル現地ライブZoom参加権(個人・法人様向け) / 寄付金領収書
0人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
本研究および感染症などについて個別にディスカッションする機会を設けます。
具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
個別ディスカッション(個人・医療機関・法人様向け) / Zoomサイエンスカフェ + α(個人・経営者様向け) / 講演資料・スライドの謝辞にお名前記載(個人・法人向け) / 特別リーフレットデータ配布 + α(個人様向け) / 限定Zoom研究室ツアー(研究機材紹介・スタッフ紹介) / ブラジル現地ライブZoom参加権(個人・法人様向け) / 寄付金領収書
リターン | 実施予定日 |
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個別ディスカッション(個人・医療機関・法人様向け) | 2025年12月 |
0人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
・マラリアや熱帯感染症の現状やワクチン開発などに関する講演に山本が出演致します。
・講演内容については柔軟に対応いたしますが、事前にご相談させていただきます。本研究に関する出張講義を行います。具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
※宿泊費・交通費は別途いただきます。
出張講演(教育機関・医療機関・法人様向け) / Zoomサイエンスカフェ + α(個人・経営者様向け) / 講演資料・スライドの謝辞にお名前記載(個人・法人向け) / 個別ディスカッション(個人・医療機関・法人様向け) / 白衣への企業名ロゴ記載(教育機関・医療機関・法人様向け) / 特別リーフレットデータ配布 + α(個人様向け) / 限定Zoom研究室ツアー(研究機材紹介・スタッフ紹介) / ブラジル現地ライブZoom参加権(個人・法人様向け) / 寄付金領収書
リターン | 実施予定日 |
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個別ディスカッション(個人・医療機関・法人様向け) | 2025年12月 |
0人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
・限定3社
・当研究プロジェクトを応援いただいた御法人様のロゴを、研究活動時に着用する白衣の袖・胸元などの見えやすい位置に記載させていただきます。
国内外での学会発表・講演・メディア取材・現地実験(ブラジル)など、様々な場面で着用する白衣となるため、社会貢献への参画を象徴するPRの場としてご活用いただけます。
白衣への企業名ロゴ記載(教育機関・医療機関・法人様向け) / Zoomサイエンスカフェ + α(個人・経営者様向け) / 講演資料・スライドの謝辞にお名前記載(個人・法人向け) / 個別ディスカッション(個人・医療機関・法人様向け) / 特別リーフレットデータ配布 + α(個人様向け) / 限定Zoom研究室ツアー(研究機材紹介・スタッフ紹介) / ブラジル現地ライブZoom参加権(個人・法人様向け) / 出張講演(教育機関・医療機関・法人様向け) / 寄付金領収書
リターン | 実施予定日 |
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個別ディスカッション(個人・医療機関・法人様向け) | 2025年12月 |
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希望により当研究室Webサイトへのバナー掲載致します。
※ただし掲載できない業種/職種/個人名があります。
※備考欄へご希望をご記入ください。
当研究室Webサイトへのバナー掲載(医療機関・法人様向け) / Zoomサイエンスカフェ + α(個人・経営者様向け) / 講演資料・スライドの謝辞にお名前記載(個人・法人向け) / 個別ディスカッション(個人・医療機関・法人様向け) / 白衣への企業名ロゴ記載(教育機関・医療機関・法人様向け) / 出張講演(教育機関・医療機関・法人様向け) / 特別リーフレットデータ配布 + α(個人様向け) / 限定Zoom研究室ツアー(研究機材紹介・スタッフ紹介) / ブラジル現地ライブZoom参加権(個人・法人様向け) / 寄付金領収書
リターン | 実施予定日 |
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個別ディスカッション(個人・医療機関・法人様向け) | 2025年12月 |
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