富士吉田の機屋さんでは、アンティークな織機から最新の織機まで、いろいろあります。
シャトル織機→レピア織機→エアージェット織機→ウォータージェット織機(これは吉田に無いです)
そしてジャカードの機構部分が、楔形だったり、紋紙(オルゴールみたいな穴の開いた紙)、電子ジャカードというように、多種多様です。吉田は他産地より、バリエーション豊かな織機がいます。
機屋さんの織機の進化論については、「山梨県産業技術センター」の中の「富士技術支援センター」五十嵐研究員より、講義を受けたと記憶しております。(ちょっと資料を遡れずですが)
富士吉田の織物をメインに、織物について様々な情報発信をしているサイトがこちらです。
https://shikenjyo.blogspot.com/
産地の特徴について
産地mapはここ数年ではこちらのサイトが充実しています。
https://1920041.com/map/
産地の規模や特徴については、とにかく工場の規模大小含めを数をまわらないと掴めないので、
私の今の時点での輪郭的感想となるため、この研究サイトに書くのも躊躇されるのですが、、、
おおまかに数か所あげておきます。
愛知県一宮市:大小さまざまの規模、古い織機から新しい織機まである 毛織物の産地です。
兵庫県西脇市:注文時のロットが大きく大量生産型で基本的にシャツ生地 綿織物の産地です。
北陸:大量生産型で最新の高速織機などが揃っており、長繊維(合成繊維)の産地です。
取り急ぎにはなります。他に多数の産地があります。
ご支援いただいた皆様、また進捗をご覧いただいていた方々へ
おかげさまで、14日の13時半ころ、目標金額に到達いたしました。
クラウドファンディングの募集終了まで残り1か月ありますので、
ネクストゴールを設定し、新たなリターンも掲載予定です。
ネクストゴールは70万とし、すでに不足している今回の冊子制作費用と、
今後の調査候補地(福島などの東北エリア、桐生など関東エリア、滋賀など関西エリアなど)への旅費(1候補地につき数往復かかると思います。にさせて頂きます。)
さてこれは研究とは少し離れますが、ベースキャンプのある富士吉田市では今週末21日・22日に
2万人ほど来る市のビッグイベント『ハタオリマチフェスティバル』が開催されます。
私が移住するきっかけにもなったこのイベントに向けて、現在死に物狂いで仕込み中です。
イベント当日は、接客や案内でお話することがままならないかもしれませんが、このクラウドファンディングで富士吉田へ興味を持って下さった方は、ぜひお越しください。街中の空き店舗や神社の境内をつかって開催されるという、全国でも注目のイベント(今年で7回目)です。
関連で私の活動(なぜ流しなのか、なぜ富士吉田へ住むことになったのか)なども掲載されているコラムとHPリンクを貼りますので、ご興味のある方はぜひお越しください。東京駅や新宿駅から高速バスで2時間弱(富士急ハイランド・富士五湖行き)かつ往復4000円ほどです^^
ハタフェスサイト
https://hatafes.jp/
ハタフェスコラム
https://hatafes.jp/ohariko_traveler/
改めて、流しの洋裁人とは何なのかの活動もお時間あるときにぜひ
日本生活学会
http://lifology.jp/people100/vol001harada/
アネモメトリ(京都芸術大学)
https://magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp/kaze/1984/
住まいマガジン びお(工務店ネット)
https://bionet.jp/columns/ohariko-traveler/
流れるママ日記(現在執筆休眠中)
https://you-fujiyoshida.jp/diary/education/1868
ご支援いただきました皆様
おかげさまで、なんと開始より2週間で達成となりました!
日本各地で会ったことがある方や、一緒に働いたことのある方々からご支援いただくたびに、その方角に向かってお辞儀しております。
ネクストゴールや追加のリターンを設定予定ですので、引き続きご支援よろしくお願いします!!
また、所属する日本生活学会では、他5組の仲間もクラウドファンディングに挑戦中です。
引き続きこちらも情報の拡散お願い申し上げます。
https://academist-cf.com/themes/lifo50mujinko
先日、市内のとある場所へ行き、クラウドファンディングをしており、調査の際にはぜひご協力をとお願いにあがると、
「〇〇神社の神主さんは仲間だから、相談行くとき言ってこー」(富士吉田の方々は結構仲の良い友達のことをナカマとよく表現される印象です)と仰っていただき、さらに
「あそこんらは、昔機屋が多くてな」などなど、メモを取る間もなく情報が流れ出てきました。
また、今日は別件の打ち合わせでうかがった機屋さんにクラウドファンディングの話をし、
「〇〇さんちにも神棚とかありませんか?」と聞くと
「工場と家に2つある。奥さんは毎日拝んでるし、俺は月初めの1日に拝んで、敷地の四方に米、酒、塩を盛ってる。ちなみに神棚のデザインは雲を模していて、天を表すらしいぞ。神棚の位置は、下を人がくぐれない位置に配置してある。大工さんが多分詳しいぞ。ちなみに大工さんていうのは木の神様と関係して月半ばは必ず体を休めるようにしているとか聞いたぞ。元機屋の神主さんも知ってるぞ」
と。
こちらもメモを取る間もなく不意打ちにやってきた情報の洪水でした。
確かに富士吉田の機屋さんの神棚は、出入り口付近に無い記憶。なるほど。
それにしても私の現在住む家の大家さんも神主の当番したことあると言っていたし、神主さん多くない?当番制なの?と、いろいろ驚きにあふれています。
神社がそこらそんじゅうにあるのも富士吉田の特徴かもしれません。
(富士山は世界文化遺産登録10周年になりましたが、“富士山ー信仰の対象と芸術の源泉” とあるように信仰の対象のお膝元なので多いのでしょうか)
ちなみに私の育った岡山県の南西部では、神楽が盛んで、7年神楽の大当番というのが講の時にくじ引きでまわってきていたのを記憶しています(なんだかうちは私の幼いころ立て続けによく当たっていました。こちらは神主ではなく、神楽一団をもてなすための当番でした。)
富士吉田の神主さんもそんなノリで当番制なものもあるのでしょうか?
富士吉田には私からすれば不思議な風習がたくさんあります。
無尽(貯金会とも呼ばれたり?)、同級生の集まりや旅、消防団(奥深い組織構成)、、、。
とにかく飲食店も大活用、旅行代理店も大活用、飲んで食って旅をする風習が若い世代にも現役です。
富士吉田の方々にお話を聞いていると、前提として私の知らない文化風習のシャワーを受けるので、そもそも富士吉田の文化風習への勉強が足りていないことを痛感します。
【クラウドファンディング挑戦までの経緯】
これまで、流しの洋裁人の活動では、お会いしてオーダーを受け付けているため、ほぼアナログな出会いが中心でした。しかしこのクラウドファンディング においては、これまでに実際お会いしたことのない方々からもご支援をいただいているようで、驚いております。
数年前にとても苦い体験をしたことがあり、人生が180度とは言わないまでも90度くらい変わりました。それまで復業していましたが、いきなり流しの洋裁人の活動一本で生きていくことになり、生活にも困窮しておりました。
しかし富士吉田市の(繊維産業活性化)地域おこし協力隊の職を得て、富士吉田市へ移住し、経済的にも精神的にもなんとか立て直すことができました。(2020年3月に引退)
富士吉田市へ移住してからは、郡内地方の機屋さんを始め、糸偏にまつわる方々、地域の方々にとてもお世話になりました。協力隊時代には、「機織りの街」であることをPRしていたので、糸偏に興味の高い方々がこの街に関心を持ってくださることが多かったです。しかしこのクラウドファンディング で富士吉田の名が出れば、さまざまな研究分野や興味を持った方々に富士吉田へ関心を持っていただけるのではないかなと思い挑戦しています。
人生の立て直しの機会をくださった富士吉田へ、お礼にも少しはなればいいなと思います。
そして…
正直なところ、ブックレット作成の経費を甘く見積もりすぎておりましたし、オールオアナッシングの形式に恐れを成しておりました。現在開始後10日で89%というとてもありがたい状況ではございますが、今後もご支援いただけますと幸いです。
当サイトは SSL 暗号化通信に対応しております。入力した情報は安全に送信されます。
お礼メッセージ
15
人
が支援しています。
(数量制限なし)
研究報告レポートにお名前掲載 他
10
人
が支援しています。
(数量制限なし)
【追加リターン】ファブリックパネル 他
5
人
が支援しています。
(数量制限なし)
オンラインサイエンスカフェ(ブックレット付き) 他
3
人
が支援しています。
(数量制限なし)
流しの洋裁人のとっておき生地のバッグ 他
13
人
が支援しています。
(数量制限なし)
WSや講演会の開催 流しの洋裁人を呼んでください(8時間) 他
1
人
が支援しています。
(数量制限なし)