日本生活学会

日本生活学会は、過去、現在、未来にわたり生活についての理論的・実証的研究と実践を促進し、あわせて体系化、総合化をはかることを目的とする学会です。私たちの当たり前の「生活」を深く研究していこうと、50年前の1972年9月29日に今和次郎、竹内芳太郎​​、​​梅棹忠夫、川添登、吉阪隆正、加藤秀俊、宮本常一、林雄二郎ら、錚々たるメンバーによって設立されました。学会員は生活に興味がある研究者や市民が集まっており、広く、建築や都市、家政学、食研究、福祉、教育、社会学、民俗学、文化人類学、地理学、情報研究などの分野にわたります。400名程度の小さな学会ですが、年に一度の学会大会のほか、さまざまな研究交流の機会をつくって活動を続けています。

創設50年を記念して、学会会員による研究のクラウドファンディングの仕組み「生活学会 知の無尽講をつくろう」を始めました。これは学会員から挑戦的なプロジェクトを募り、みなで知恵とお金を出し合ってそれを応援しよう、というもので、知恵があつまり、それが相互に循環していくような取り組みです。日本生活学会が推薦する、生活学の次の10年を創っていくような、そして私たちのこれからの新しい生活を切り開いていくような、意欲的な研究プロジェクトを集めました。