本年度の私達の炎症性腸疾患の研究成果を評価頂き、大学より創設者の名を冠した賞を頂きました。これを励みに、社会へ還元できる研究を続けていきたいと思っております。
今後ともご支援のほどよろしくお願い致します。
私達の炎症性腸疾患の研究成果が評価頂き、消化器免疫学会総会で奨励賞を受賞しました。
こうして一歩一歩ですが、患者さんにとって明るい未来につながるよう研究を進めていければと思います。今後ともご支援のほどよろしくお願い致します。
https://www.u-tokai.ac.jp/ud-medicine/news/ (東海大学HPより)
10月11日から13日までパシフィコ横浜で開催される「BioJapan2023」に私達の研究も出展させて頂くことが東海大学のホームページに掲載されました。「BioJapan」は世界で最も古い歴史を持つアジア最大級のバイオテクノロジーに関するパートナリングイベントで、こういった活動を通して企業と共同研究へとつながっていければと思っています。
今後ともご支援のほどよろしくお願い致します。
https://www.u-tokai.ac.jp/ud-medicine/news/6837/
先日、首都圏の私立大学をはじめとする臨床研究機関と企業とをマッチングする研究シーズ発表のイベントに参加させて頂きました。多くの大学・研究施設で次々と新しい技術や新薬のタネとなるアイディアが生み出されていることを改めて実感しました。私達も日々の研究成果がいつか臨床の現場に届くように継続していきたいと思います。
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
https://www.u-tokai.ac.jp/ud-medicine/news/6513/
研究のご支援を頂きありがとうございます。この度、NEXT GOALの目標にしておりました「多施設共同研究」の倫理委員会の承認がおりましたのでご報告致します。関西地区で非常に多くの炎症性腸疾患の患者さんを抱えている滋賀医科大学医学部消化器内科との共同研究になることが出来ました。複数の施設のエントリー患者さんで行うことで、研究の公平性が保たれ、生み出される研究成果の信頼性が増すことが知られており、私達の研究成果も社会への貢献度が大きくなると信じています。
ちなみに、滋賀医科大学側の窓口となる大野先生は、私が2017年に米国ミシガン大学に留学した際の同僚で、子供達はpreschoolのクラスメイトでした。そのおかげで家族ぐるみの付き合いをさせて頂いていました。こうして留学から帰国後も研究活動を通して交流がつながることをとても嬉しく思います。
#写真は、今年春に滋賀県に家族旅行で出かけた時のものと、米国でのpreschoolの写真です。
ご支援頂いている皆様へ、私達の活動の経過報告です。
現在すでに研究は無事にスタートしており、私達の施設の病院に通院中の潰瘍性大腸炎の患者さん6例の方に同意を頂き臨床試験が始まっております。データの集積も問題なく行われており、淡々と症例のエントリーを行っていく段階です。また、NEXT GOALで設定した通り、追加でご支援頂いた資金を使ってもう一施設でのエントリーも行い、「多施設共同研究」という一段階上の研究デザインになるよう進めている段階です。決まり次第追ってご報告します。
別件ですが、私達の炎症性腸疾患の研究も含む、腸内細菌の研究者での座談会の様子が、東海大学の学内新聞7月号に掲載されます。ここ数十年のゲノム解析技術の進歩により、多くの病気と腸内細菌の関係が明らかになり、そのメカニズムの詳細が世界中で研究されています。その流れの中、炎症性腸疾患の患者さんにも恩恵が届くよう、私達も日々頑張っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
クラウドファンディングの締め切りがついにあと数日になりました。せっかくですので、ご支援者の方からの希望があったため、潰瘍性大腸炎診療における最近のトピックスを紹介させて頂きます。
従来より、潰瘍性大腸炎の診断は感染症や薬剤性などの除外診断で行われてきましたが、最近、京都大学のチームから画期的な新しい診断マーカーの発見がありました。抗インテグリンαVβ6抗体と呼ばれるもので、大腸粘膜を構成するタンパク質の一種に対する自己抗体です。実に9割以上の潰瘍性大腸炎患者さんで陽性となり、クローン病や健常人の方では陽性者は少ないそうです(1-2)。さらに、興味深いことに、今年になり、欧米の大規模な研究で、潰瘍性大腸炎の診断10年前までさかのぼってもこの抗体値は高値であることが示され、もしかすると予測診断にも応用ができる可能性が指摘されました(3)。現在、この抗体技術の開発が進められており、診断・治療への応用が期待されています。
もう一点、潰瘍性大腸炎の病因は遺伝要因、腸内細菌、環境要因など多岐にわたるとされていますが、中でも、「抗生剤の使用歴が腸内細菌叢の乱れにつながり疾患発症の要因になる」という都市伝説のような話がありました。今月、その仮説の大規模な実証データの報告が欧米から出ました。それによると、40歳以上の人において、抗生剤(消化器の感染症に使用されるようなものと記載があります)の使用歴は炎症性腸疾患の発症リスクになるそうです(4)。しかも驚くべきことに、抗生剤使用後1-2年後に最もリスクが上がるようです。
この事実は、日々の日常診療においても、多剤耐性菌の出現だけではない新たな注意すべきポイントかもしれません。
このように、基礎研究や公衆衛生的な切り口からも炎症性腸疾患の診療は日々進歩しています。私達の研究もその一歩になり、より便利で有益な医療が患者さんに届けられるよう頑張りたいと思います。
参考文献
1) Gastroenterology. 160(7):2383-2394, 2021.
2) Gastroenterology. 163(4):1094-1097, 2022.
3) Gastroenterology. 164(4):619-629, 2023.
4) Gut. 72(4):663-670, 2023.
クラウドファンディング助成の公募期間も残り約10日となりました。ここまで多くのご支援を頂きましたことを改めて感謝申し上げます。
この度、私達の研究活動が東海大学の公式ホームぺージに取り上げて頂く機会をもらいました。一つ一つ積み上げていきながら、炎症性腸疾患の患者さんのためより良い社会へとつながるよう頑張っていきたいと思います。
残りの日数、変わらずご支援のほど宜しくお願い致します。
https://www.u-tokai.ac.jp/ud-medicine/news/4663/
目標額を超えてのご支援を頂き本当に感謝いたします、ありがとうございます。
この度、私達が平行して進めている、もう一方の炎症性腸疾患であるクローン病に関する研究を無事に論文として発表することができました。
クローン病の患者さんは現在は多くの新薬の登場によって飛躍的に治療成績が向上しましたが、時間経過とともに腸管の線維化や狭窄が発生することが問題となっています。その場合、手術や内視鏡による拡張術が行われますが、非常に再発率が高くコントロールが難しいとされています。しかしながら、その詳しい病態形成はまだ分かっていません。
私達はその腸管線維化に特定の腸内細菌が関与していないかと考え研究を継続しています。将来的には、その細菌の存在診断やその細菌だけを排除する治療ができないかを考えています。目の前の患者さんの治療とともに、将来の医療への進歩を止めない活動を今後も続けていけたらと思っています。
変わらずのご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2023.1031997/full
今回は学生リサーチャーの紹介をさせて下さい。
2019年から始まった新型コロナウイルス感染拡大の影響は、学生の生活にも大きな支障を与えたことはニュースでもよく見かけたと思います。友達同士の交流も減り、多くの活動や授業が禁止され、リモートでしか会ったことがない同級生がいるといったことがあり、私達の大学の医学部も大きな影響がありました。
そのような中、新しい一面も見ることができました。部活などの学生生活が制限されてしまう中でうまれる時間を、基礎実験や研究活動に興味を持ってくれる医学部生が出てきています。私が医学部生であった時にはとても想像できない意欲だと感じます。
きっとこのような子達が社会に出た時に、日々の日常診療の中で落ちている小さな疑問も、丁寧に研究に落とし込んで解決して、医学界に貢献できる医師になってくれると信じています。そして、そんな卒業生がしっかり育つ大学であって欲しいと願っています。ぜひ温かいご支援を頂ければと思います。
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お礼のメッセージ 他
5
人
が支援しています。
(数量制限なし)
研究報告レポートにお名前掲載 他
7
人
が支援しています。
(数量制限なし)
学会発表謝辞へのお名前掲載 他
7
人
が支援しています。
(数量制限なし)
論文謝辞にお名前掲載 他
5
人
が支援しています。
(数量制限なし)
大学HPにお名前掲載 他
2
人
が支援しています。
(数量制限なし)
個別ディスカッション 他
2
人
が支援しています。
(数量制限なし)
出張講演 他
4
人
が支援しています。
(数量制限なし)