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NEXT GOAL
SUCCESS
Jin Imai
Tokai University、Assistant Professor
Pledged: 1,362,000 JPY
Target Amount: 600,000 JPY
NEXT GOAL: 1,000,000 JPY
Funded
227 %
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32
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Closed
Support period closed
論文が完成しました!

明けましておめでとうございます。
1年ぶりの更新となってしまいましたが、皆様にご支援頂いた本研究が無事に日本炎症性腸疾患学会の公式英文誌に採択となりました。

研究は率直にいえば大成功でした。実際に複数人の活動期の潰瘍性大腸炎の患者さんにエントリーしてもらい、疾患活動度と明確に逆相関する副交感神経の指数を発見することができました。すなわち、活動期は夜間にリラックスできず緊張状態に近い自律神経であり、薬が効いてくるにつれ、副交感神経系が回復してくる様子を記録することができました。いわゆる、デジタルバイオマーカーとして機能する可能性があるかもしれません。そうすれば、通院回数が減るかもしれません。リアルタイムで薬が効いているかが分かるかもしれません。ほかにも、その日の体調が客観的に分かれば、安心して遠出に行けたり、不安なく試験を受けれるかもしれません。しかも、それが、特別な高価な医療機器ではなく、手軽に購入できるスマートウォッチで記録できたことはとても大きな一歩となったと個人的には思います。

このような研究は私達だけではなく、世界中で進められています。それらが積み重ねっていくことで必ず患者さんのもとに届く日が来るはずです。その中に少しでもこの研究が貢献できればと思います。

そして、何よりこの研究は、こんな研究がしたいというアイディアと資金ゼロからスタートし、皆様のご支援を頂いて研究を開始することができました。そして、最終的に論文として社会に発信することができました。本当に皆様に感謝するとともに、皆様とともに進んできたと思っています。返礼の一定条件以上の方だけになってしまいましたが、論文内の謝辞(Acknowledgment)に御名前を記載させて頂きました。お手数をおかけしますが、実際に論文を検索して頂き、内容を確認して頂けると思います。(図の論文タイトルをgoogle検索)

皆様、本当にご支援ありがとうございました!!

Jin Imai / January 05, 2025
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活動の報告⑩

本年度の私達の炎症性腸疾患の研究成果を評価頂き、大学より創設者の名を冠した賞を頂きました。これを励みに、社会へ還元できる研究を続けていきたいと思っております。

今後ともご支援のほどよろしくお願い致します。

Jin Imai / January 19, 2024
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活動の報告⑨

私達の炎症性腸疾患の研究成果が評価頂き、消化器免疫学会総会で奨励賞を受賞しました。

こうして一歩一歩ですが、患者さんにとって明るい未来につながるよう研究を進めていければと思います。今後ともご支援のほどよろしくお願い致します。

https://www.u-tokai.ac.jp/ud-medicine/news/ (東海大学HPより

Jin Imai / October 20, 2023
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活動の報告⑧

10月11日から13日までパシフィコ横浜で開催される「BioJapan2023」に私達の研究も出展させて頂くことが東海大学のホームページに掲載されました。「BioJapan」は世界で最も古い歴史を持つアジア最大級のバイオテクノロジーに関するパートナリングイベントで、こういった活動を通して企業と共同研究へとつながっていければと思っています。

今後ともご支援のほどよろしくお願い致します。

https://www.u-tokai.ac.jp/ud-medicine/news/6837/

Jin Imai / September 26, 2023
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活動の報告⑦

先日、首都圏の私立大学をはじめとする臨床研究機関と企業とをマッチングする研究シーズ発表のイベントに参加させて頂きました。多くの大学・研究施設で次々と新しい技術や新薬のタネとなるアイディアが生み出されていることを改めて実感しました。私達も日々の研究成果がいつか臨床の現場に届くように継続していきたいと思います。

今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

https://www.u-tokai.ac.jp/ud-medicine/news/6513/

Jin Imai / September 22, 2023
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活動の報告⑥

研究のご支援を頂きありがとうございます。この度、NEXT GOALの目標にしておりました「多施設共同研究」の倫理委員会の承認がおりましたのでご報告致します。関西地区で非常に多くの炎症性腸疾患の患者さんを抱えている滋賀医科大学医学部消化器内科との共同研究になることが出来ました。複数の施設のエントリー患者さんで行うことで、研究の公平性が保たれ、生み出される研究成果の信頼性が増すことが知られており、私達の研究成果も社会への貢献度が大きくなると信じています。
ちなみに、滋賀医科大学側の窓口となる大野先生は、私が2017年に米国ミシガン大学に留学した際の同僚で、子供達はpreschoolのクラスメイトでした。そのおかげで家族ぐるみの付き合いをさせて頂いていました。こうして留学から帰国後も研究活動を通して交流がつながることをとても嬉しく思います。

#写真は、今年春に滋賀県に家族旅行で出かけた時のものと、米国でのpreschoolの写真です。

Jin Imai / July 22, 2023
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活動の報告⑤

ご支援頂いている皆様へ、私達の活動の経過報告です。
現在すでに研究は無事にスタートしており、私達の施設の病院に通院中の潰瘍性大腸炎の患者さん6例の方に同意を頂き臨床試験が始まっております。データの集積も問題なく行われており、淡々と症例のエントリーを行っていく段階です。また、NEXT GOALで設定した通り、追加でご支援頂いた資金を使ってもう一施設でのエントリーも行い、「多施設共同研究」という一段階上の研究デザインになるよう進めている段階です。決まり次第追ってご報告します。

別件ですが、私達の炎症性腸疾患の研究も含む、腸内細菌の研究者での座談会の様子が、東海大学の学内新聞7月号に掲載されます。ここ数十年のゲノム解析技術の進歩により、多くの病気と腸内細菌の関係が明らかになり、そのメカニズムの詳細が世界中で研究されています。その流れの中、炎症性腸疾患の患者さんにも恩恵が届くよう、私達も日々頑張っていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

Jin Imai / June 30, 2023
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関連する研究の紹介

クラウドファンディングの締め切りがついにあと数日になりました。せっかくですので、ご支援者の方からの希望があったため、潰瘍性大腸炎診療における最近のトピックスを紹介させて頂きます。

従来より、潰瘍性大腸炎の診断は感染症や薬剤性などの除外診断で行われてきましたが、最近、京都大学のチームから画期的な新しい診断マーカーの発見がありました。抗インテグリンαVβ6抗体と呼ばれるもので、大腸粘膜を構成するタンパク質の一種に対する自己抗体です。実に9割以上の潰瘍性大腸炎患者さんで陽性となり、クローン病や健常人の方では陽性者は少ないそうです(1-2)。さらに、興味深いことに、今年になり、欧米の大規模な研究で、潰瘍性大腸炎の診断10年前までさかのぼってもこの抗体値は高値であることが示され、もしかすると予測診断にも応用ができる可能性が指摘されました(3)。現在、この抗体技術の開発が進められており、診断・治療への応用が期待されています。

もう一点、潰瘍性大腸炎の病因は遺伝要因、腸内細菌、環境要因など多岐にわたるとされていますが、中でも、「抗生剤の使用歴が腸内細菌叢の乱れにつながり疾患発症の要因になる」という都市伝説のような話がありました。今月、その仮説の大規模な実証データの報告が欧米から出ました。それによると、40歳以上の人において、抗生剤(消化器の感染症に使用されるようなものと記載があります)の使用歴は炎症性腸疾患の発症リスクになるそうです(4)。しかも驚くべきことに、抗生剤使用後1-2年後に最もリスクが上がるようです。
この事実は、日々の日常診療においても、多剤耐性菌の出現だけではない新たな注意すべきポイントかもしれません。

このように、基礎研究や公衆衛生的な切り口からも炎症性腸疾患の診療は日々進歩しています。私達の研究もその一歩になり、より便利で有益な医療が患者さんに届けられるよう頑張りたいと思います。

参考文献
1) Gastroenterology. 160(7):2383-2394, 2021.
2) Gastroenterology. 163(4):1094-1097, 2022.
3) Gastroenterology. 164(4):619-629, 2023.
4) Gut. 72(4):663-670, 2023.

Jin Imai / March 26, 2023
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活動の報告④

クラウドファンディング助成の公募期間も残り約10日となりました。ここまで多くのご支援を頂きましたことを改めて感謝申し上げます。

この度、私達の研究活動が東海大学の公式ホームぺージに取り上げて頂く機会をもらいました。一つ一つ積み上げていきながら、炎症性腸疾患の患者さんのためより良い社会へとつながるよう頑張っていきたいと思います。

残りの日数、変わらずご支援のほど宜しくお願い致します。

https://www.u-tokai.ac.jp/ud-medicine/news/4663/

Jin Imai / March 18, 2023
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活動の報告③

目標額を超えてのご支援を頂き本当に感謝いたします、ありがとうございます。

この度、私達が平行して進めている、もう一方の炎症性腸疾患であるクローン病に関する研究を無事に論文として発表することができました。

クローン病の患者さんは現在は多くの新薬の登場によって飛躍的に治療成績が向上しましたが、時間経過とともに腸管の線維化や狭窄が発生することが問題となっています。その場合、手術や内視鏡による拡張術が行われますが、非常に再発率が高くコントロールが難しいとされています。しかしながら、その詳しい病態形成はまだ分かっていません。

私達はその腸管線維化に特定の腸内細菌が関与していないかと考え研究を継続しています。将来的には、その細菌の存在診断やその細菌だけを排除する治療ができないかを考えています。目の前の患者さんの治療とともに、将来の医療への進歩を止めない活動を今後も続けていけたらと思っています。
変わらずのご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2023.1031997/full

Jin Imai / March 06, 2023
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