2月20日追記
この度、皆さまの温かいご支援のおかげでNEXT GOALである100万円に達成することができました。ありがとうございます。この支援をもとに、社会のため、患者さんのためになる成果を出せるよう一丸となって頑張りたいと思います。
クラウドファンディングは3月末まで継続して行います。皆様のさらなる支持が得られるよう私達の活動も報告させて頂きます。どうぞよろしくお願い致します!
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2月17日
ご支援が集まるか不安の中スタートした今回のクラウドファンディングですが、なんと1日目に達成することが出来ました。本当にありがとうございます、とてもうれしいです。
ご支援頂いたサポーターの皆さんには改めて厚く感謝を申し上げます。頂いたご支援は大切に使わせて頂きます。
私達はこの研究が、必ず、潰瘍性大腸炎の患者さんのみならず、IT技術が実際の医療に応用され救われる将来の様々な病気の患者さん皆のためになると信じています。そこで、残り40日間、NEXT GOAL (100万円)を設定させて頂き、より大きな予算規模で研究を拡げていこうと思います。
具体的には、この研究を行う施設を増やし、「多施設共同研究」として社会に発信する際のエビデンスを強化し、より説得力のある研究に持っていきます! 追加で頂くご支援は、そのための解析費用の増額、スマートウォッチの購入費に充てたいと思っています。
3月末にクラウドファンディングが終わるまで精一杯走り続けたいと思います、どうぞよろしくお願い致します!
最後に、この成果は私一人のものではなく、一緒に研究を行っている消化器内科のスタッフの皆が成し遂げたことです。スタッフの皆にも改めて感謝します。
難病指定となっている「炎症性腸疾患」という病気は、潰瘍性大腸炎とクローン病という2つが主に含まれ、現在日本では約30万人近くの患者さんがいます。
この病気を発症してしまうのが10-30代の若い人に多く、ちょうどその時期は就学・就労や結婚・出産などの重要なライフイベントが重なる時期です。例えば、大事なテストの時、目指していた就活の日などに下痢・腹痛で万全になれないこともあるかもしれません。また、潰瘍ができた腸管では栄養の吸収ができずに貧血や倦怠感に悩む人もいます。
私は、日々進歩する医学研究や医療技術により、炎症性腸疾患の患者さんたちがおなかの症状から解放され、気力と体力も取り戻して、自分自身が思い描く人生設計を送れるようになることを実現してほしいと思っています。
炎症性腸疾患の治療薬はここ10年で飛躍的に進歩しました。それは、腸管内で過剰に起きる免疫の暴走の詳細なメカニズムが分かってきて、具体的にどのような免疫成分をブロックしたら症状が改善するのかの研究が進んだからです。
しかし、この病気は寛解と再燃を繰り返すため、一旦体調が良くなっても、日々のストレスや食生活のちょっとした変化によって、またおなかの症状が悪化してしまいます。通常、そのような時は主治医の先生から薬の追加や新しい薬への変更などが行われますが、次の受診日の1-2か月まで、「ちゃんと効くのかな?大丈夫かな?」という不安が続くと思います。私たち医療者も、患者さん一人一人の病状を考えて処方をしていますが、すべての患者さん100%に効くと確定している薬はないので、最善策の処方であると思ってはいるものの絶対大丈夫とは言い切れないこともあるのが事実です。
そんな時、患者さんが家にいたり日常生活を送っている中でもリアルタイムで病状が分かることは出来ないかと考えるようになりました。
最近、スマートウォッチやアプリを医療へ応用しようとする研究が進んでいます。実際に米国ではapple watchを不整脈の感知に使用できるようになっています。そこで私達たちは、こういったデジタルIT技術を使って潰瘍性大腸炎のリアルタイムの病状モニタリング技術の確立が出来ないかの研究を始めました。
具体的には、研究同意をもらった患者さんに3か月間スマートウォッチをお渡しして心拍数の変動などの生体情報を測定し、日々おなかの症状をアプリで記録してもらい、さらには外来で行う採血項目と照らし合わせて、病状の改善と相関するデジタルのマーカーの発掘を行います。このようなリアルタイムで感知できるデジタルマーカーがあれば、患者さん自身も、毎日客観的に自身の状態が分かるとともに、将来的には医療者側もモニタリングできることで、必要に応じて早めの治療介入が実現できると考えています。
今回皆さまにサポート頂く研究費によって、患者さんに貸し出すスマートウォッチの購入費用やリアルタイムで測定される生体情報の解析費用などに使用される予定です。そして、今回は患者数の多い潰瘍性大腸炎の患者さんをまずは対象としましたが、研究資金が集まることで、クローン病の患者さんやその他の消化器の病気への拡がりが出来ればと考えています。
20年前と比べて4倍以上の患者数となり、全国で30万人もいる炎症性腸疾患は決してもう珍しい病気ではなく、皆さまの近くにもいらっしゃることも多いかと思います。私たちは、リアルタイムで測定できるデジタルな病状マーカーを確立することで、最適な治療選択が行われ、患者さん自身が自信を持って人生設計を思い描き、その家族の方々も安心できる社会へつなげていきたいと思っています。
ほんの少しの気持ちでも構いません、研究のサポートを頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。
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このプロジェクトは東海大学総合研究機構による「クラウドファンディング型社会発信研究補助計画」としてチャレンジするものです。目標金額に達した場合、目標金額と同額の研究費が同機構から補助されます。
ご寄附いただいた皆様へ、確定申告により税制上の優遇措置が適用される領収書を東海大学より発行致します。
なお、領収書の日付は、お申込み受付日やカード決済口座からの振替日ではなく、アカデミスト株式会社より東海大学に入金された日付となります。
【法人・団体様からのご寄附】
・全額損金算入が可能です。(法人税法第37条第3項第2号)
【個人様からのご寄附】
・所得税…寄附金額(総所得金額の40%を上限とする)から2,000円を差し引いた額を、当該年の課税所得から控除することができます。
・個人住民税…東海大学を寄付金控除の対象法人として条例で指定している都道府県・市区町村にお住いの方は、個人住民税の控除を受けることができます。
東海大学医学部健康管理学は、健康増進、老化対策、疾病の重症化予防等の研究を行って実績を上げています。今井仁博士は、難病に指定されている炎症性腸疾患研究をライフワークとする新進気鋭の研究者です。炎症性腸疾患は若い人に発症し、完治することなく持続します。本研究で良いエビデンスが得られれば、寛解期を維持する疾患コントロールの新たな方向性が開けます。ぜひ多くの方に応援して頂きたいと考えています。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)の患者様の炎症の再燃の原因には様々なことがありますが、ストレスなどの要因の頻度も高いとされています。しかし、ストレス要因は数値ではなかなか測れないないためバイオマーカーとしての利用は難しいと考えられてきました。この研究では、そういった課題を自律神経のゆらぎとして心拍の変動を数値化することでストレス状態を評価し、病状との関連をみようとするものであり、大変画期的な診断法になるものと期待しております。
従来の研究では、患者さんの情報は、採取された検体や患者さんへの質問などから集められていました。しかし、近年ではIT技術の進歩により、生活の中でリアルタイムに収集できる情報が増えています。
今井先生はこうしたところに着目し、先駆的な研究を専門分野でされようとしています。
日常生活の中で収集した情報は、いろいろな要素が絡み合うとは思いますが、情報の宝庫であることも間違いありません。ぜひ、こうした研究から、患者さんに還元できる結果が出ることを期待しています。
慢性疾患である潰瘍性大腸炎におけるモニタリング技術として新規性があると思います。このようなウェアラブルデバイスを用いた生体情報の利用は今後さらなる発展が期待できる分野であり、本プロジェクトの成果はまた新たな学術的研究にも繋がると考えます。今井さんとは大学からの同期で、現在は同じ消化器疾患を専門にしています。アグレッシブに研究に取り組むパワーをもっており、本プロジェクトの研究成果に期待しています。
潰瘍性大腸炎・クローン病患者さんやご家族ら向けのオンラインコミュニティ「Gコミュニティ」を運営しています。その中で、多くの潰瘍性大腸炎患者さんからいつ再燃するかわからないという不安を聞いてきました。ウェアラブルデバイスを用いた研究が進むことによって、患者さんに負担なく症状が定量的に把握できることはとても価値があると感じます。本プロジェクトの研究成果が非常に楽しみです。
Date | Plans |
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2024年3月 | 潰瘍性大腸炎の患者さんのエントリーの完了を目指します。 |
2025年3月 | 国内、国際学会への発表を目指します。 |
2026年3月 | 研究論文として発表を目指します。 |
メールでお礼のメッセージをお送りします。
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academist Journalに寄稿する研究報告レポートにお名前を掲載します。
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本プロジェクトに関する学会発表の際にお名前を謝辞の欄に記載させて頂きます。
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今回の研究が論文化した際に、謝辞を掲載いたします。
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東海大学HPにお名前を掲載します。
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本研究について個別にディスカッションする機会を設けさせて頂き、研究の展開についてご意見をお聞かせください。具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
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本研究や炎症性腸疾患に関する出張講演を行います。具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
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