挑戦期間
2023/09/05 - 2025/03/31
最終活動報告
2024/10/10 16:26:38
活動報告
20回
サポーター
11人
経過時間
2023/09/05 10:00:00
みなさん、こんにちは 待井です
先日明治学院大学で行われた文理融合関連のシンポジウムに、待井と早稲田大学で越境学習について研究している正司さんで参加してきました!
このシンポジウムのテーマは「文理はどう共創できるか? シナジーのあり方・作り方を考える」で、情報科学融合領域センターという学際センター設立のキックオフシンポジウムでした。
そのため内容も文理融合や異分野越境について、文系理系それぞれの分野で活躍されている先生方の講演があり、とても興味深い発表でした。
特に印象に残っているのが、長谷川先生のおっしゃっていた「文理融合には我慢強さ(知的強靭さ)が必要」であるという言葉です。分野を越えていくには相手と我慢強く対話し、相手と自分の間にある暗黙の前提の違いを少しずつ理解する必要があるということだと私は理解しました。
これには私たちも強く同意します。私たちはこの前提の違いから生まれる障壁を生成AIを使ってできるだけ減らしていきたいと考えていますが、結局は異質な他者同士が粘り強く関わり続けることが重要なのかも知れません。
そして、そのためには異分野交流の際中でお互いの関心を損なわないような仕組みが必要なのだろうと思っています。
文理の融合や異分野越境の重要性が叫ばれ続けているにもかかわらず、なかなか実現しない背景にある問題に改めて考えさせられたシンポジウムでした。
以下シンポジウム概略
明治学院大学「情報科学融合領域センター」(https://ci2.my.canva.site)
講演者および講演タイトル
・長谷川眞理子先生
日本芸術文化振興会理事長 進化生物学、人間行動進化学、自然人類学を専門
(タイトル) 「文理の融合とはどういうことか?」
・栗原聡先生
慶應義塾大学理工学部教授、共生知能創発社会研究センター長、JST(科学技術振興機構)さきがけ「社会変革基盤」領域統括 人工知能、社会シミュレーション、計算社会科学を専門
(タイトル) 「AI研究における文理融合とは?」
・唐沢かおり先生
東京大学大学院人文社会系研究科教授 JST社会技術研究開発センター「科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題 (ELSI) への包括的実践研究開発プログラム」総括 社会心理学、社会的認知を専門
(タイトル) 「科学技術ELSI/RRIと文理融合」