挑戦期間
2023/09/05 - 2025/03/31
最終活動報告
2024/10/10 16:26:38
活動報告
20回
サポーター
11人
経過時間
2023/09/05 10:00:00
はじめまして 待井です
最初の活動報告は、僕自身の自己紹介も兼ねて、「どうして今私はここにいるのか」について簡単に話させていただきます
僕は普段、シクリッドという種がめちゃめちゃたくさんいる面白い魚の進化について、DNAやRNAを使って分子レベルで研究しています
一方で、今回異分野交流をテーマにクラウドファンディングを始めました
なぜ専門とは異なる異分野交流でクラウドファンディングを始めたのか、そのギャップをみなさんにまずは知ってもらい、私の異分野交流にかける思いを感じてもらえればと思います
それではっどうぞ!
◎異質な他者への興味
僕が進化生物学を選んだ理由は、ひとえに生き物が好きだからです
水族館に行けば、一つ一つの水槽をじーっと見ていて、気がつくと一緒に行った友達に置いていかれているタイプの人間です
いろいろな生き物が互いに関わり合いながら、一つの環境の中で生きていることに、途方もない魅力を感じます
生物の多様性とそれを生み出す進化のメカニズムを、僕はとても自然に知りたいと思うし、それが今の研究の核です
そんな僕の趣味は、雑草観察です!
朝ドラ「らんまん」に刺激されて、ネット検索やポケット雑草図鑑とにらめっこしながら、
「おっこれは〇〇(草の名前)じゃないか?いや、こっちにも似てるなぁ」
なんてことをやっています
その時いつも思うのは、「あーあ雑草が自分で自己紹介してくれればいいのに」ということです
そしたら、名前も分類も生態も、もっと深く色々わかって面白いのになぁって
まぁそんなことはありませんよね 残念だ
でもね、興味を持って聞けば色々と答えてくれる異質な存在が、この世界にはたくさんいることに、気がつきました
人間です
他者も、僕と雑草ほどは違わなくとも、全然異なる背景を持ってたまたま同じ空間にいる異質な存在ではないか!
そうした異質な他者同士が、互いに影響を与え合いながら自己を変化させ、またそれらの集合として全体も変わっていくのだとしたら、それは一つの生態系を観察するようで面白いと思いました
それにもし僕が、全く異質な他者たちとうまく交流できたら、それは僕自身のオリジナリティを担保することにつながると考えています
独創的な考え方やアイディアは二つの異質なものが、うまく混じり合う時に生じるものです
その意味でも、新しいことを次々と知ることができる異質な他者との交流、すなわち異分野交流は面白いし、重要です
◎異分野交流の難しさ
異分野交流は重要だ!面白い!といっても、なかなか意義のある交流を行うことは難しいというのが、現状僕の持っている考えです
そもそもどういう交流が起これば、理想的な異分野交流といえるのか、またそのためにはどういう仕掛けが必要かなど、考えるべきことはたくさんあります
そこには異質なもの同士のコミュニケーションの問題が多分に含まれているからです
私は同じチームのメンバーと共に、異分野交流が個々人にどういった影響を与えるのか、そしてよりよい異分野交流を促進するためにはどのような体験設計が必要かなどを、実際にワークショップを行いながら考え、現在一つの仮説を持っています
その仮説をこのクラファンで検証していきたいと考えています
仮説の詳細はぜひ、クラファンページをご覧ください!
それではまた次回の活動報告でお会いしましょう