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「研究への寄付募集」の研究で、日本の大学の10年後を変える

月額支援型 academist Prize 2nd 採択

渡邉文隆

京都大学、研究員

挑戦期間

2022/11/01 - 2024/08/30

最終活動報告

2024/04/05 19:28:21

活動報告

43回

サポーター

43人

経過時間

2022/11/01 10:00:00

#17 学会発表と博士学位取得のご報告

本プロジェクトの支援募集ページでは、2023年3月は、「学会での発表」という予定を立てておりました。

予定のとおり、無事に「サービス学会 第11回 国内大会」での発表が終わりました。

私にとっては初の、査読付き学会発表となりました。

なぜサービス学会?という点ですが、経営科学の面からファンドレイジング(寄付募集)を捉えるときに、サービスマーケティングがうまく活用できる、というのが理由です。

寄付募集はモノを売るのではなく、見えない理念や目標に対してご寄付を募るので、サービスのマーケティングと共通点があるのです。

私の指導教員のSpring Han先生も、サービスマーケティングを専門とされています。

そしてこの学会発表では、博士研究では使うことのできなかった、QCA(Qualitative Comparative Analysis:質的比較分析)を試してみる、という目的もありました。

QCAの詳細については、日本語では

田村正紀(2015)『経営事例の質的比較分析法: スモールデータで因果を探る』白桃書房.

をご覧いただくのもよいと思うのですが、私が本プロジェクトで行おうとしている、

・ファンドレイジングに取り組む複数の大学の事例を比較する
・ファンドレイジングが成果を生み出すために重要な要因の組み合わせを特定する

ということを行うためには避けて通れない手法です。

QCAは質的手法と量的手法の中間に位置するもので、私にとっては絶対にマスターしたいリサーチメソッド(研究手法)でした。

ベストプラクティスとされていることを網羅的には実施できませんでしたのであくまで今回の学会発表は習作のような位置づけでしたが、ソフトウェアの使い方にある程度習熟し、基本は理解できたと思いました。

これから、本プロジェクトの事例選定にあたっても、QCAのベストプラクティスに沿って決定をしていこうと思います。

また、3月24日には、おかげさまで博士号も取得できました。

Ph. D. in Management Science(経営科学)という学位です。

博士課程が終わり、本プロジェクトに注力できるようになりますので、これから研究を加速していこうと思います。

(写真は、京都大学で一番好きな場所である、図書館です。修了式の日の夜に撮りました)

Fumitaka Watanabe 2023/03/28 19:02:04
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