皆さま、こんにちは!
私たちのプロジェクト「乳幼児の内なる世界を読み解く」に関心を持っていただき、誠にありがとうございます。
この度は、ご挨拶も兼ねて、私たちの自己紹介・クラウドファンディングにかける想いについてお話させていただきたいと思います。
自己紹介
私たちは、2年前、京都大学で同じ「発達科学」を研究する同志として出会い、研究を進めてきたチームです。具体的には、メンバーの大谷康太は「言語」の発達、渡部綾一は「意識」の発達、桑水隆多は「運動と認知」の発達、山本希は「社会的認知」の発達について研究を進めてきました。
研究テーマは全く異なるようにみえる4人ですが、全員が「心の内の世界に関心がある」点で深く共通しており、それらを明らかにする方法については度々議論を重ねてきました。本プロジェクトでは、それらの議論の起点に、私たちが個々に得てきた知見を掛け合わせ、「乳幼児の心の中の世界を読み解く」という壮大なビジョン実現を目指します。
クラウドファンディングにかける想い
上で述べたように、個々の研究テーマは全く異なるようにみえる4人ですが、全員が「心の内の世界に関心がある」点で深く共通しており、また、多様な研究手法を用いてきたことから、議論を進める中で「互いの知見を活かし合うことで、『子どもの内的世界の解明』に挑めるのではないか」と考えるようになっていました。
専門的な話になりますが、大谷は、子どもの心の中の言語(内言)の測定として新規のカウンティングタスクを考案し、渡部は、子どもの主観的世界(クオリア)の解明に瞬間的に写真を見せたり、類似度評価などの手法を用いて取り組み、桑水は、認知活動の背景として機能的近赤外線分光分析法や瞳の動態計測を用い、山本は、他者とのかかわりによる認知や感情の変化について実験心理学的に扱ってきました。これらの知見や実験手法を組み合わせることで、たとえば、心の中で起こった動き(内言など)と、外からは見えない生理反応(覚醒やストレス)・脳活動の関連の解明や、その詳細な主観的体験を記述・理解できるのではないかと考えています。
なぜ、クラウドファンディングか?
今回、私たちが(他の助成金等ではなく)敢えてこのクラウドファンディングに挑戦した大きな理由は、「この難しく奥深い基礎研究を、いろんな方々に知っていただきながら進めたい」と考えたからです。もともと、基礎研究は「〇〇を発明する」といったわかりやすい成果に即座に直結しづらく注目されにくいと言われてきました。しかし、長期的には、社会を変える上で重要な知見を提供する基盤となりえて、だからこそ多くの方に知っていただくことが、いずれ未来の子どもたち、そして私たちにとっての社会を変革する源泉となっていくのではないかと思っています。
今回の目標金額は100万円です。メンバー一同、初めての取り組みで不慣れなところもありますが、よろしければ、応援・シェア、そしてサポーターになっていただけましたらとても嬉しいです。
そして、すでにサポートくださった皆さま、本当にありがとうございます。今後、こちらでは順次研究に関する活動報告を行なって参ります。サポーター限定記事も公開していきますので、ぜひご注目ください。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
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