#007 前編 では次のようなことを書きました
- クラウドファンディングは旧交を温めうる
- 寄付する側にとってもお金を払うのは簡単ではないので、その気持ちを大事にしたい
- 必要な人にお金を集める仕組みは古今東西みられる
- 共通の目的のために人が集まったものを日本では「講」と呼んだ
--------------------------------------------------
私が調査しているのは伊勢神宮参拝を目的とする「伊勢講」です
似たようなものに愛宕神社の「愛宕講」もよくみられます
特定の夜に集まって次の日の出をみんなで待つ講もあります
お金の貯蓄や貸し借りを目的とした金融講もいろいろあります
前回紹介したROSCAや頼母子講/無尽講はメンバーが決まっていて、
お金をもらう権利を一巡させることで平等性を保っていました
(だからこそ、お金をもらった後に逃げ出すようなことがあると
たいへんだったわけですね)
--------------------------------------------------
クラウドファンディングの場合はメンバーは固定されていないので
一巡することもありませんから「カンパ」と同じです
# もちろん、プロジェクトを立ち上げるような人たちは
# クラウドファンディングにもともと関心が強いので、
# 他のプロジェクトを支援していることもよくあります
# 私自身、よくクラウドファンディングで支援をします
# でも「前に寄付してくれた人だからしよう」とか
# 「この人は寄付してくれたことがないからしないでおく」
# とかいう発想はあまり持ちません
商品開発系のクラウドファンディングと異なり、
学術系クラウドファンディングは「リターン品」も
報告書がメインになりがちなので、だからこそ
活動そのものを応援しようという純粋なご支援が多いように思います
# 当プロジェクトでは書籍送付のリターンのほか、
# オンラインレクチャー招待、講演会、さらには
# 出張調査もありますので高額の寄付もお待ちしております!
--------------------------------------------------
メンバーが決まっていなくて、目的だけ共有していて
お金や応援をもらうというクラウドファンディングは
昔の「講」とはちょっと違ってみえるかもしれません
ただ、講の中にも「万人講」と呼ばれる種類のものがあり
基本的には目的に賛同する人には広く開かれる講です
同じ信仰をもっている人たちが道に常夜灯を建てたり
大災害の被災者を弔うための石碑を建てたりするのです
下の写真はメンバーの笠井・竹山が滋賀県甲賀市(水口町)を
訪れた際に立ち寄った、万人講による常夜灯です
高さが10.5メートルもあり、旅人の目印となるように
地元だけでなく京都・大阪の人も寄付をしたそうです
--------------------------------------------------
こうした万人講と同じく、私たちのプロジェクトでも
成果刊行物の書籍や新規に作るミュージアムなどの
「モノ」が残せそうです
昔の万人講にも寄進者名簿はあるのですが、寄付者同士の
交流をしたり、寄付者向けに進捗報告を何度も行う仕組みは
難しかったかもしれません
現代のクラウドファンディングは、技術によってそうした
ことを可能にしてくれます
寄付してくださった皆さんと新たなコミュニティが生まれ、
このプロジェクトに留まらず、今後もいろいろな取り組みを
ご一緒したり情報交換できるようになると、それこそ
講のようにクラウド(群衆)の中から徐々に互いのことが
わかる関係性も生まれてくるのではないでしょうか
そういうわけで、私たちメンバーのことを一人も知らない
という方からのご寄付も心待ちにしております
9月30日からほぼ1週間が経ちました
クラウドファンディングは「いろいろな人から資金を集める」というような意味でしょうか
最初のうちは直接のお知り合いが支援してくださることが多いそうです
実際、私たちのプロジェクトに既に寄付してくださった方たちも、
メンバーの誰かを直接知っているという方が9割以上だと思います
実は私は以前にも一度クラウドファンディングに助けられたことがあります
滋賀県で「左義長」と呼ばれる正月行事の調査をしたので本を出したかったのです
今回よりは少額の募集でしたが15万円の寄付をいただきました
おかげさまで『栗東市の左義長からみる地域社会』(サンライズ出版)を刊行できました
【写真参照】
当時、寄付してくださったのは最後までほとんど私の直接の知り合いでした
そういう意味では「クラウド」に響いたとはいえないかもしれません
それでも、それを機に久しぶりのやり取りがたくさん生まれたのは貴重でした
--------------------------------------------------
正直、「お金ください」というのには勇気がいります
相手からどう思われるのか心配になってしまいます
これで関係が崩れちゃったら嫌だなって思います
だから、親しければ親しいほど、お願いのメールを送るのに躊躇します
でも、クラウドファンディングなので、最終的にはお金が集まらないといけません
「お金が集まらなくても、いい経験ができたからいいよね」はちょっとよくありません
今回の場合、all or nothing、つまり目標金額に達しなければ0円なのです
寄付する側も、お金を払うのは簡単なことではないですよね
1,100円寄付しなければ、ご褒美ランチを食べられたかもしれないし
家族のために使いたかったお金かもしれません
それでも決意して手続きされた方たちの思いを、そのまま活かしたい
だから、目標金額を達成できるように頑張ります
私たちお願いする側が躊躇している場合ではありません
少ししつこいな、と思うこともあるかもしれませんが、おゆるしください
--------------------------------------------------
さて、知っている人たちの間で「今、お金が必要な人」に少しずつ
お金を出し合って助け合おうという仕組みは古今東西いろいろあります
たとえば海外ではROSCAと呼ぶものがあったりします
日本語だと「回転型貯蓄信用講」と訳したりします
信用に基づいて集まったメンバーみんなで共同貯蓄し、
その資金を「今年はこの人に」と貸し出したりします
大きな額がないと始められない事業や買えないものに使えますね
これを「一度当たった人は当たらない」ルールにした場合、
一巡すると全員が一度は大きな額を使う機会に恵まれたことになります
いろいろな仕組みがあるので一概には言えないのですが
マイクロクレジットと呼ばれる中にも同じ仕組みのものはありますし
日本では頼母子とか無尽とか呼ばれてきました
頼母子は「たのもし」、無尽は「むじん」と呼びます
その仕組みを行うための人の集まりが「頼母子講」「無尽講」ですね
ROSCAの訳語にも最後に「講」がついていました
以前このコーナーで紹介したのは「伊勢講」でした
人が何かの目的のために集まったものが「講」なのです
--------------------------------------------------
と、このまま「クラウドファンディングと講」について思うことを
書き連ねたかったのですが、既に長文になってしまったので
続きはまた!
◆下の写真は数年前の別のクラウドファンディングの様子(終了済)
笠井ゼミに所属している、学生ボランティアの板垣です
このプロジェクトの広報をお手伝いしますので、よろしくお願いいたします
先日、#004でチラシがアップされましたが、雰囲気が違うものを作ってみました
場面に応じて、どれでも好きなものをご活用ください!
身近な場所に置いたり、SNSでシェアしてくださると嬉しいです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
内容は#004とほとんど同じですが、私が今回工夫したところを紹介します!
1つ目は、「なるべくポップにキャッチ―にすること」です!
このチラシを作ることになって、最初に
「このプロジェクトが、普段は歴史や博物館に関心を持たない方の目にも留まってほしい」と
思って作業を始めました
歴史や博物館=専門的な知識を持つ人や貴重な資料をを所有している人など、一部の人だけが関われるもの、と思っている人にこそ、このコミュニティ・ミュージアムのプロジェクトの内容が届いてほしいと思っています
具体的には、ぱっと見た時に、「楽しそう」と思っていただけるように、文字の大きさや配置も調整して
ポップにできるよう意識しました!
二つ目は、「目指しているものを伝えること」です!
タイトルを#004のチラシよりも大きくした分、「コミュニティ・ミュージアムが各地にできる社会」の実現について説明できるスペースが減ってしまったことが最初の問題でした…
しかしながら、タイトルを見て興味を持っていただいた方に目指しているものは何か、
詳しく知っていただきたいと思い、小さい文字になりましたが記載しました
以上、二つの点を工夫してみました
枠ありのものは、SNSへの拡散におすすめです!
ご自身で印刷なさるときは、枠なしのものが印刷しやすいと思います🍀
チラシについて、
「うちにおいてもいいよ」「配ってあげるよ」という方はぜひご連絡ください
▼PDF版はこちら
<枠あり>
https://drive.google.com/file/d/1m_I5aT74S3xFUg6ZqUnxmQiBEviRGMuP/view?usp=sharing
<枠なし>
https://drive.google.com/file/d/1sYbOPzluJnoe2lBofnnLZWiOmANO3m20/view?usp=sharing
「こんなものを展示してみたい!」として
これまで「提灯」や「伊勢講の帳簿」を紹介しました
こうしたものは地域社会における昔の暮らしを知るのに
いい材料でいかにもコミュニティ・ミュージアム的な素材です
ただ、私たちは地域社会の思い出を語らえる場も目指しています
地域社会にはいろいろな世代の人、いろいろな遍歴の人がいます
そうした違いを超えて思い出を語らえる場を作り出すには
もしかすると100年以上前のものや地域ならではのものに
限定しなくてもいいのかもしれません
--------------------------------------------------------
今回ご紹介する写真は20冊ほどのスクラップブック
1960年代後半に当時の高校生が一人で集めたものです
新聞記事なので特定の地域社会に限定された歴史的なものではありません
今は70歳代の方に人生史をうかがっていたところ
その途中で次のようなやり取りがありました
--------------------------------------------------------
―― 最近、昔の物を整理されたりしたんですか。
うん。私が大学を卒業して入社したときに、いろんなスクラップを
実家に送ったダンボールが、そのままの格好でまだうちにあります
おやじの所も、両親が亡くなって家を整理しましたからね
それをうちに送り返して、どっかにばっと出てきたので、
嫁さんに怒られながら片付けていますよ
―― 片付けというのは、捨てていらっしゃるんですか
捨てるのがほとんどですね、もったいない、
誰か興味ある人はおらへんかなと思いながら
--------------------------------------------------------
そんなわけで、私が引き取ってきました
後日、高校の授業に20冊のスクラップブックをもって行き
生徒たちに見てもらいました
「ニクソンもキューバ危機もさっきの授業ででた」
「月面着陸は英語で習った」
と、授業で習ったことのある過去が出てきて喜ぶだけでなく
「でも私たちにとっては歴史だけど、
記事を集めてたそのときのこの人にとっては、
これがリアルだったわけでしょ?」
高校生の気付きにはハッとさせられます
半世紀以上前に、今の自分たちと同じように高校生に思いをはせ
今は教科書に載っている<歴史>が<リアル>と接続された瞬間でした
--------------------------------------------------------
地域社会と民具でも古文書でもない、
それどころか地域社会とは直接的な関係が見いだせない
こうしたものまでコミュニティ・ミュージアムで展示してよいのか
まだ少し迷っています
でも、たぶんこういったものが展示されていれば
「このころ、何してた?」の問いが生まれやすそうです
この問いは、
自分の人生を振り返り思い出す問いにもなり
同世代の人と共通の思い出を探す問いにもなり
そして、他世代の歩んできた暮らしを知る問いにもなります
--------------------------------------------------------
引き続き寄付を募っています
ぜひご協力をよろしくお願いいたします
皆様の引き続きのご支援、ありがとうございます
今回の「進捗報告」は少し趣向を変えて…
このプロジェクトについて周知するためのチラシを作ってみました
(今後、内容を見直すかもしれません)
--------------------------------------------------------------
私たちプロジェクトメンバーは学会で発表したり
地域でイベントをしたりする機会があるので積極的に配りたいと思います
たとえば今月は、本プロジェクトの市川・武田・笠井が
それぞれ次のような機会にお話しします
◆日本民俗学会 第75回年会
2023年10月21日(土) 公開シンポジウム https://www.nenkai75.fsjnet.jp/symposium/
「民俗学でつながる、民俗学をつなげる−フィールドワークのこれからを考える−」
-[パネリスト]市川秀之「フィールドワーク教育を通じた地域社会とのつながり」
2023年10月22日(日) 研究発表
-[口頭発表]笠井賢紀「『神宮御師資料』に基づく御師配札圏域のGISツールによる可視化」
◆日本社会学会 第96回大会
2023年10月8日(土) セッション「地域社会・地域問題(1)」
-[座長]武田俊輔
https://jss-sociology.org/other/20230818post-14850/#d8
--------------------------------------------------------------
チラシについて、
「うちにおいてもいいよ」「配ってあげるよ」という方はぜひご連絡ください
▼PDF版はこちら
https://drive.google.com/file/d/1LCKnCiWptUVYTIl70vRdiyXxI9xzk3Fi/view?usp=sharing
まだまだご寄付を募集中です
ぜひ、身近な方にもご紹介ください
皆様からの温かいご支援で、目標の1割を超えました!
引き続きよろしくお願いいたします
----------------------------------------------------------
今回も私(笠井)がこれまで地域で出会ったものを少し紹介します
写真の左側は地域や博物館でお借りした資料を撮影している様子です
大学生も一緒になって作業してくれました
昨年に改正され今に年施行された博物館法では博物館の事業として
「三 博物館資料に係る電磁的記録を作成し、公開すること。 」
と明記されました
デジタルアーカイブ(データとしての保存と公開)が時代の流れです
----------------------------------------------------------
右の写真も数年前に写真撮影したものです
書いてあることをここに書き起こしてみましょう
(人名は○○にしてあります)
明治十五年四月廿六日
下向 ○○○○○
宿 ○○○○
一、 五拾四銭 酒
三升
一、 七銭五厘 豆腐
五丁
これは地域を代表して伊勢神宮に参拝した人が
無事に帰ってきたので、宴席を設けたときの帳簿です
特に本州の広い地域で「伊勢講」という、伊勢神宮に
皆で行ったり代表者を送り出すためのグループがありました
今ではグループがなくなったところや、新年会だけ開いて
いるところも少なくありません
その新年会はもともと代表者を決めるためのクジ引きを
するための宴席だったものです
----------------------------------------------------------
伊勢参りは『東海道中膝栗毛』でも描かれたメジャーなものです
だからこそ全国に資料がたくさん残っています
ただ、おもしろいのは「参宮日記」のような道中記かもしれません
私が集めているのは勘定帳(帳簿)なので、100年以上さかのぼっても
「サンマを15枚でいくら」というようなことが書いてあるだけです
それでも、戦時中の変化や、伊勢参拝とは関係がない支出、
どうやって宴席の費用を賄っていたのか、誰が食事を準備したか
というようなことがわかり、地域のことをたくさん知れます
▼撮影・解読した伊勢講勘定帳をもとにした研究成果はこちら!
笠井賢紀(2022)
「基盤型アソシエーションとしての講
―滋賀県栗東市目川の伊勢講勘定帳を読み解く―」
日本生活学会『生活学論叢』41, pp.15-29
※論文をお送りすることもできます
----------------------------------------------------------
伊勢講など人が集まるものはコロナ禍で一気に減っています
そして貴重な資料も捨てられていきます
コミュニティ・ミュージアムを作って、少なくとも写真撮影をし
地域にとってどのような意味があったのかを語らいたいです
ぜひ、ご支援をお願いします!
----------------------------------------------------------
「こんな古いものはうちにはないよ」という方もいると思うので、
次に「こんなものを展示してみたい!」を投稿するときは、
歴史的ではないものもとりあげてみましょう
前回の投稿はご覧になったでしょうか
https://academist-cf.com/projects/323/progresses/3124
クイズの答えは「ちょうちん」でした!
弓張提灯、長提灯、馬(上)提灯などの種類があるようです
来客を迎え入れたり送り出したりするのに使ったのでは、という地域の方の声もありました
あるいは盆提灯、つまりお盆のときに先祖を迎え入れるための(家)紋入りだったのかもしれません
たとえば私の担当する授業で同じ写真を見せたとき、次のようなコメントもありました
「私のお家にも先祖代々伝わる家紋の提灯があるのですが、普段は使わないです。お盆の際の迎日と送日に提灯を持って魂をお墓からお家まで運んだり、送ったりします」
この投稿につけた写真のように、組み立てて使います
また、カラフルで大きい方は祭礼用だとのこと
------------------------------------
生まれて初めて開けたという家主
一緒に、ちょうちんにおじいさまの名前を見つけます
ちょうちんの箱を一緒に開けたところから、一気に話が盛り上がりました
急に昔のことを語ろうと言われても難しいもの
そういうとき目の前にある「もの」の力が助けになることがよくあります
「もの」を知っている人も知らない人も
使っていた人や時代に思いを馳せて語らいあうことができますね
こんにちは!メンバーの笠井賢紀(かさい・よしのり)です
私はコミュニティ・ミュージアムを運営したことがありません
このプロジェクトを通じて、地域の方と一緒に作っていくのが楽しみです
「ミュージアムってなんだろう?」
「学術的にはこのプロジェクトはどう位置づけられるの?」
といったいろいろな疑問にもお答えしていきたいところです
…が、今日は「こんなものを展示してみたい!」という話を一つ
------------------------------------------------------------------
下の写真は、調査地で地域のお宅にうかがった際に撮ったものです
玄関や居間の上の方に家紋が付いた箱が並んでいますね
さて、この箱には何が入っているのでしょうか?
左の写真に「馬」「丸」「弓」とあるのはちょっとしたヒントですが…
正解は次に私が活動報告を書くときに発表します!
ぜひFacebookやXでも、あなたの考えを教えてください
Facebook: https://www.facebook.com/ohmicomuseum
X: https://twitter.com/ohmi_comuseum
------------------------------------------------------------------
ところで、同じ地域で暮らしていれば必ず正解がわかるわけではありません
世代が違うと途端にわからなくなります
右の家では中身はご存知でしたが開けたことはありませんでした
それは、今の暮らしでは使われることがなくなったからです
64歳になり、私たちと一緒に初めて開けてみました
そんなときは、みんなワクワクします
この箱一つとってみても、地域の暮らしの移り変わりがわかります
そして、そういう発見はとても楽しいものです
箱に入っているのは特定のものだけではなく、地域社会の断片ともいえるかもしれません
(それでは正解発表もお楽しみに!)
当サイトは SSL 暗号化通信に対応しております。入力した情報は安全に送信されます。
お礼メッセージ
20
人
が支援しています。
(数量制限なし)
研究成果となる書籍(冊子)にお名前掲載 他
8
人
が支援しています。
(数量制限なし)
研究成果となる書籍(冊子)の送付 他
53
人
が支援しています。
(数量制限なし)
オンラインレクチャーへの招待 他
2
人
が支援しています。
(数量制限なし)
プロジェクトメンバーによる講演 他
0
人
が支援しています。
(数量制限なし)
出張調査 他
1
人
が支援しています。
(数量制限なし)
【追加リターン】連携参加権(要相談) 他
1
人
が支援しています。
(数量制限なし)