9月30日からほぼ1週間が経ちました
クラウドファンディングは「いろいろな人から資金を集める」というような意味でしょうか
最初のうちは直接のお知り合いが支援してくださることが多いそうです
実際、私たちのプロジェクトに既に寄付してくださった方たちも、
メンバーの誰かを直接知っているという方が9割以上だと思います
実は私は以前にも一度クラウドファンディングに助けられたことがあります
滋賀県で「左義長」と呼ばれる正月行事の調査をしたので本を出したかったのです
今回よりは少額の募集でしたが15万円の寄付をいただきました
おかげさまで『栗東市の左義長からみる地域社会』(サンライズ出版)を刊行できました
【写真参照】
当時、寄付してくださったのは最後までほとんど私の直接の知り合いでした
そういう意味では「クラウド」に響いたとはいえないかもしれません
それでも、それを機に久しぶりのやり取りがたくさん生まれたのは貴重でした
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正直、「お金ください」というのには勇気がいります
相手からどう思われるのか心配になってしまいます
これで関係が崩れちゃったら嫌だなって思います
だから、親しければ親しいほど、お願いのメールを送るのに躊躇します
でも、クラウドファンディングなので、最終的にはお金が集まらないといけません
「お金が集まらなくても、いい経験ができたからいいよね」はちょっとよくありません
今回の場合、all or nothing、つまり目標金額に達しなければ0円なのです
寄付する側も、お金を払うのは簡単なことではないですよね
1,100円寄付しなければ、ご褒美ランチを食べられたかもしれないし
家族のために使いたかったお金かもしれません
それでも決意して手続きされた方たちの思いを、そのまま活かしたい
だから、目標金額を達成できるように頑張ります
私たちお願いする側が躊躇している場合ではありません
少ししつこいな、と思うこともあるかもしれませんが、おゆるしください
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さて、知っている人たちの間で「今、お金が必要な人」に少しずつ
お金を出し合って助け合おうという仕組みは古今東西いろいろあります
たとえば海外ではROSCAと呼ぶものがあったりします
日本語だと「回転型貯蓄信用講」と訳したりします
信用に基づいて集まったメンバーみんなで共同貯蓄し、
その資金を「今年はこの人に」と貸し出したりします
大きな額がないと始められない事業や買えないものに使えますね
これを「一度当たった人は当たらない」ルールにした場合、
一巡すると全員が一度は大きな額を使う機会に恵まれたことになります
いろいろな仕組みがあるので一概には言えないのですが
マイクロクレジットと呼ばれる中にも同じ仕組みのものはありますし
日本では頼母子とか無尽とか呼ばれてきました
頼母子は「たのもし」、無尽は「むじん」と呼びます
その仕組みを行うための人の集まりが「頼母子講」「無尽講」ですね
ROSCAの訳語にも最後に「講」がついていました
以前このコーナーで紹介したのは「伊勢講」でした
人が何かの目的のために集まったものが「講」なのです
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と、このまま「クラウドファンディングと講」について思うことを
書き連ねたかったのですが、既に長文になってしまったので
続きはまた!
◆下の写真は数年前の別のクラウドファンディングの様子(終了済)
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お礼メッセージ
20
人
が支援しています。
(数量制限なし)
研究成果となる書籍(冊子)にお名前掲載 他
8
人
が支援しています。
(数量制限なし)
研究成果となる書籍(冊子)の送付 他
53
人
が支援しています。
(数量制限なし)
オンラインレクチャーへの招待 他
2
人
が支援しています。
(数量制限なし)
プロジェクトメンバーによる講演 他
0
人
が支援しています。
(数量制限なし)
出張調査 他
1
人
が支援しています。
(数量制限なし)
【追加リターン】連携参加権(要相談) 他
1
人
が支援しています。
(数量制限なし)