私たちは、地球上で最も地震と火山が密集する「世界一の変動帯」に暮らしています。
そしてこの日本列島から豊かな恩恵を享受すると同時に、多くの試練にも見舞われてきました。
私たちが研究対象とした大阪湾を含む瀬戸内海地域も例外ではありません。300万年前から始まったフィリピン海プレートの斜め沈み込みによって「中央構造線」が活動を始め、その北側の地域の地盤に「シワ」が形成されることで瀬戸内海は誕生しました。
瀬戸(隆起域)と灘(沈降域)が繰り返す瀬戸内海の地形は、「天然の生簀」と呼ばれるほどに豊かな内海を作り上げました。一方で、隆起と沈降を起こす地殻変動は活断層を伴い、これまで幾度となく直下型地震を引き起こしてきました。
このような瀬戸内海にあって、特に変動の激しい大阪湾周辺の活断層の活動評価を行い、これから私たちがこの地域で暮らしてゆくために不可欠な地殻変動の情報を得ることがこのプロジェクトの目的です。
みなさまからのご支援のおかげで多くの成果を得ることができ、その一部は論文でも公表することができました。
ここで一旦このプロジェクトは終了と致したく存じます。
ここにみなさまからの温かいご支援に厚く感謝するとともに、今後もさらに調査研究を進めてゆく決意を新たに致します。
ありがとうございました。
大変長らくお待たせいたしましたが、「研究報告レポート(PDF版)」が完成いたしました。
レポートにつきましては、別途メールでご案内いたしますので、是非ご覧ください。
みなさん、お待たせいたしました。
大阪湾活断層に関する論文が、Progress in Earth and Planetary Sciencesに公表されました。
Shallow structure and late Quaternary slip rate on the Osaka Bay Fault: Aspects of climate-tectonic interaction
浜橋 真理, 大塚 宏徳, 鈴木 克明, 有元 純, 松野 哲男, 清水 賢, 井和丸, 佐野 守, 鈴木 啓太, 金子 克哉, 中東 和夫, 日高 伊都子, 山本 由弦, 巽 好幸
この論文は、大阪湾の既知の断層の中で最大規模で、神戸沖から紀淡海峡へと延びる「大阪湾断層」に沿って地下構造探査を行い、その活動度を解析したものです。
その結果、大阪湾断層は最大で14m のズレを生じており、平均的には1000年あたり1〜1.7mの割合で断層運動が継続していることがわかりました。この運動変位速度はこれまで考えられていたものの2倍近く大きなものです。
今後もさらに広範囲に探査を行い、大阪湾および瀬戸内海域の海底活断層の活動評価を行ってゆきたいと考えています。
みなさん、お待たせいたしました。
大阪湾活断層に関する論文が、Progress in Earth and Planetary Sciencesに公表されました:
Shallow structure and late Quaternary slip rate on the Osaka Bay Fault: Aspects of climate-tectonic interaction
浜橋 真理, 大塚 宏徳, 鈴木 克明, 有元 純, 松野 哲男, 清水 賢, 井和丸, 佐野 守, 鈴木 啓太, 金子 克哉, 中東 和夫, 日高 伊都子, 山本 由弦, 巽 好幸
この論文は、大阪湾の既知の断層の中で最大規模で、神戸沖から紀淡海峡へと延びる「大阪湾断層」に沿って地下構造探査を行い、その活動度を解析したものです。
その結果、大阪湾断層は最大で14m のズレを生じており、平均的には1000年あたり1〜1.7mの割合で断層運動が継続していることがわかりました。この運動変位速度はこれまで考えられていたものの2倍近く大きなものです。
今後もさらに広範囲に探査を行い、大阪湾および瀬戸内海域の海底活断層の活動評価を行ってゆきたいと考えています。
進捗状況の更新が遅れて申し訳ございません。「深江丸」に代わる新造船「海神丸」が就航し、コロナ渦も納まりつつある中、探査も実施できるようになってきました。
大阪湾活断層探査についてのトピックスや成果発表については、以下のサイトに更新しておりますので、どうぞご覧ください:
http://www.k-obec.kobe-u.ac.jp/topics/topics03/
以下2件の学会発表の成果は、現在論文投稿中です。受理されましたらまたお知らせいたします:
Shallow structure and late Quaternary slip rate on the Osaka Bay Fault: Aspects of climate-tectonic interaction
浜橋 真理, 大塚 宏徳, 鈴木 克明, 有元 純, 松野 哲男, 清水 賢, 井和丸, 佐野 守, 鈴木 啓太, 金子 克哉, 中東 和夫, 日高 伊都子, 山本 由弦, 巽 好幸
日本地球惑星科学連合2021年大会 2021年6月5日
Late Pleistocene to Holocene dynamic basin environment at the Osaka Bay: Stratigraphic expressions of tectonic deformation, sea level fluctuation, and tidal waves
浜橋 真理, 大塚 宏徳, 鈴木 克明, 有元 純, 山本 由弦, 島 伸和, Bowden Stephen, 松野 哲男, 杉岡 裕子, 清水 賢, 井和丸, 佐野 守, 鈴木 啓, 金子 克哉, 中東 和夫, 巽 好幸
日本地球惑星科学連合2022年大会 2022年5月22日
初回の大阪湾断層調査、無事終わりました。1日だけ悪天候で出航できませんでしたが、大阪湾の西側を中心に探査しました。
探査側線や写真などはTwitterにてお知らせする予定です。(https://twitter.com/KOBEC_PR)
ご覧ください。
サポーターの皆様 神戸大学海洋底探査センター事務室です。大阪湾断層調査につきまして、明日(6月8日)より、初回の調査を行えることとなりました。
調査の様子はTwitterにてお知らせする予定です。(https://twitter.com/KOBEC_PR)
掲載の遅れておりますHP更新につきましても、現在作業進めておりますので、大変申し訳ないのですが今しばらくお時間頂戴出来ればと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
サポーターの皆様 神戸大学海洋底探査センター事務室です。年度替わりタイミングのHP更新にあわせまして、掲載予定です。4月中を予定しておりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
サポーターの皆様
神戸大学海洋底探査センター事務室です。
この度は、領収書の発送が大幅に遅れまして、誠に申し訳ございません。
本日、全員分の領収書類の送付作業完了いたしました。
来週には、お手元届く見込みです。
来年度の調査に向けて、センター一同、動いているところでございます。
どうぞ、引き続き、よろしくお願いいたします。
当サイトは SSL 暗号化通信に対応しております。入力した情報は安全に送信されます。
研究報告レポート(PDF版)、寄付金受領証明
41
人
が支援しています。
(数量制限なし)
研究報告レポート(PDF版)にお名前掲載、寄付金受領証明 他
44
人
が支援しています。
(数量制限なし)
研究報告レポート(PDF版)に大きめにお名前掲載、寄付金受領証明 他
45
人
が支援しています。
(数量制限なし)
学会発表資料の謝辞にお名前掲載、寄付金受領証明 他
9
人
が支援しています。
(数量制限なし)
論文謝辞にお名前掲載、寄付金受領証明 他
9
人
が支援しています。
(数量制限なし)
Webサイトにお名前掲載、寄付金受領証明 他
4
人
が支援しています。
(数量制限なし)
深江丸見学ツアー、寄付金受領証明 他
0
人
が支援しています。
(数量制限なし)
出張講演、寄付金受領証明 他
0
人
が支援しています。
(数量制限なし)
海底探査に同行する権利、寄付金受領証明 他
1
人
が支援しています。
(限定 3 個)