挑戦期間
2024/09/03 - 2025/08/31
最終活動報告
2025/06/27 00:47:16
活動報告
49回
サポーター
50人
経過時間
2024/09/03 08:00:00
※本報告の内容はどなたでもご覧いただけます。
サポーターの皆さま、いつもご支援をありがとうございます。
初めてご覧になる方も、アクセスありがとうございます!
現在、「専門家と行く 中国・北京の医療介護・認知症ケア最前線 視察ツアー」に参加しています。
そのDay1のご報告です。
今日は北京市内の大手介護グループ「長友養老サービスグループ」の施設を視察させていただきました。
同グループは北京で最大級、全国で計5000床、今後さらに5000床の増設を予定し、朝陽区に広大なCCRCも展開中。中国の介護産業の成長のダイナミズムを実感します。
本日は以下3つの施設+現場スタッフや経営陣との交流会に参加しました。
①雅院(要介護高齢者向け/278床)
2014年開設。日本の福祉用具やフランスベッドを中心に、快適な居住空間づくりに工夫。公園に隣接した環境、医療保険の適用クリニックなど、日本の先進的な設計思想を各所に感じます。
②頤院(自立高齢者向け/648床)
今回はモデルルームのみ見学でしたが、広々とした空間やバリアフリーな設計、入居者の多様なニーズに合わせた住環境づくりが特徴的でした。
③慧院(認知症専門/約100床)
中国初のユニットケアを採用した認知症専門施設。1フロアに6ユニット、計60人で、スタッフ配置は2:1。部屋の前には「その人らしさ」や経歴を示すパネルもあり、個々の人生に敬意を払う設計が印象的でした。認知症高齢者の最期まで看取る方針を持ち、実際80%以上の方がここで人生を終えるそうです。
現地の専門職の皆さんとディスカッションも行いました。
若い介護スタッフの方々が「入居者の生活力回復にやりがいを感じている」「家族のようなつながりが嬉しい」と自信を持って語っていたのが印象的でした。
一方で、経管栄養や身体拘束、安全か自立支援かなど、家族観や死生観には日本との違いも。かつての日本の介護現場を思わせる部分もあり、経管栄養の実施率や拘束ゼロの理想と現実の間で、皆さんも模索されている様子が強く伝わってきました。
「安全か尊厳か」のバランス、非薬物療法や身体拘束ゼロの理想はあるものの、「命を守る」ことへの強い想いも随所で感じました。中国では今まさに進化の階段を登っている最中であり、日本との相互学習の重要性も再確認しました。
また、現場で学んだこと・考えたことは毎朝ラジオ感覚でアウトプット中です。
まとまりのない話になるかもしれませんが、ご興味ある方はお気軽にどうぞ!
配信時間
中国時間:朝7:00〜/日本時間:朝8:00〜
ご視聴はこちら
https://youtube.com/live/o5kgOg3jIL8?feature=share
※アーカイブも同URLでご覧いただけます。