Academic crowdfunding platform "academist"
JP | EN

Keita Hosoya

株式会社 Wakka Agri、managing director

Challenge period

2023-07-03 - 2026-03-31

Final progress report

Sun, 15 Jun 2025 22:37:57 +0900

Progresses

12 times

Supporters

2 people

Elapsed time

Mon, 03 Jul 2023 10:00:00 +0900

#12 山間地集落で水稲作をする意義

今回は研究ということから少し離れた、テーマについて書いてみたい。
というのも、我々が米作りとその研究を行っているのは、写真のような山間地集落なのだが、そのロケーションでこれらの活動を行う意義を改めて考えた方が良いと考えたからだ。

現在の日本農政の一つの方向性として、国際競争力の高いコメを生産することが挙げられている。
輸出事業の現状からみても、一般の日本産米は確かにまだまだ国際市場では高く

細谷 啓太 Sun, 15 Jun 2025 22:37:57 +0900

#11 自然栽培稲作を助ける、注目のアイテム達

肥料や農薬に頼らない自然栽培稲作だが、だからこそ必要なアイテムは存在する。
この記事では、7年現場で生産に携わった私が、現時点で有効と思えるアイテムを3点紹介したい。

①温水チューブ
https://store.shopping.yahoo.co.jp/plusys/4165.html
窒素肥料の投入により、外部から窒素補填をしない自然栽培稲作において、水温を高めることは土壌中の気温を高

細谷 啓太 Sat, 05 Apr 2025 14:52:18 +0900

【まとめ】自然栽培水稲育苗のキーポイント

2018年から2022年までの5年間の実践により、自然栽培水稲育苗について大枠の要点が掴めたと思う。
今回の記事では、それぞれの項目についてまとめた。

①苗が吸収する養分について「窒素を気にしろ」
無肥料無農薬の自然栽培、とは言っても、育苗において全くの無肥料で良い苗を作ることは難しい。
実際、色んな自然栽培農家をみてきたが、良い苗を作っている人は育苗培土に何らかの養分を用意している。具

細谷 啓太 Mon, 03 Feb 2025 14:58:23 +0900

#09 育苗技術の確実なベースアップと新たな獣害

農業において、等速直線運動のように成長することは難しい。
”歴”という意味では、等速直線運動に増えていくが、”技術”となると毎年の状況が異なる故に同じ幅で成長しているとは言い難い。そもそも成長具合は数値化できないので感覚的にならざるを得ない。

これまでの4年間の自然栽培育苗の過程で、床土へのヘアリーベッチ作付けを基軸とする育苗体系にはある程度の自信をもった。他方で出芽率や苗床精度のバラつき、

細谷 啓太 Wed, 04 Dec 2024 11:44:47 +0900

#08 新たな課題に直面した、4年目の自然栽培水稲育苗(2021)

3年間の育苗履歴の中で自信をつけてきた我々だったが、結論から言うと4年目では停滞したと言わざるを得ない。
前年とトライと経験から、苗代作りの前にヘアリーベッチを育て、苗床の窒素を増加させるというアプローチに確信をもったため、この年は全ビニールハウスでこの方式を実施した。しかし、ビニールハウスによって条件が異なり、ヘアリーベッチの生育はかなりバラつき、その生育差がその後のイネの育苗結果に大きく作用し

細谷 啓太 Sun, 06 Oct 2024 15:57:38 +0900

#07 三度目の正直。3年目の自然栽培水稲育苗(2020)

何事においても”3年目”というのは重要な意味を持つ。
なぜなら1年目は未経験の中でのまっさらなチャレンジ、2年目は1年目を踏まえ改良を加えた上でのチャレンジなので、2年の経験+1度の改良、を踏まえた上でのチャレンジが3年目だからだ。
ここで大きな手応えを掴めたら、自らの改良能力にも自信が持てるが、ここで手応えが掴めないと自分の改良能力に大きな疑問符がつく。そうした意味で、「3度目の正直」という言

細谷 啓太 Fri, 09 Aug 2024 15:47:24 +0900

#06 1年目の失敗を経た2年目の自然栽培水稲育苗(2019)

とにかくやってみたレベルだった1年目の育苗では以下の課題が出た。
①発芽率が悪く苗箱の欠株が目立つ。
②ハウスの入水口の苗が低温障害で発病する等し死んでしまった。
③ハウス内を歩いた時に苗箱にかけてしまった泥水の中に雑草の種が多く、苗箱から多くの雑草が発生した。
④均平さが甘く、苗箱が苗床に設置していない所は苗が水分を吸収できず枯れてしまった。

以下、それぞれの課題に対しての対応策とそ

細谷 啓太 Fri, 28 Jun 2024 10:57:01 +0900

#05 自然栽培水稲育苗7年の歴史を振り返る(2018)「これは趣味の農業だ」

 稲作においてはほうぼうで”苗半作”とよく言われる。すなわち「良い苗を作ることは、良い米作りの50%を占める」というニュアンスだが、田植え後に後から肥料や農薬を投入しない自然栽培では、良くない苗が出来たらリカバリーは困難だ。すなわち良い苗づくりの重要性は自然栽培ではより大きいと言える。
 私は”研究”という立場から農業に携わり始めたが、2018年からは”生産”という立場に身を移し、自然栽培稲作に取

細谷 啓太 Sun, 28 Apr 2024 18:56:27 +0900

#04 【私見】自然栽培で設定すべき目標反収は?

 世界中のファーマーにとって、”反収”すなわち「単位面積当たりの収穫量」は必要不可欠な指標だが、自然栽培ファーマーにとってはその重みはより大きくなる。
なぜなら、肥料や農薬を使用した栽培に比べて、自然栽培の反収のバラつきはより大きい傾向があるからだ。

 実際、私にとっての初めての米作りは大学キャンパス内の庭園水田の管理を任された農学部3年生の頃のことだが、研究室に代々伝わる「稲作ノート」に従

細谷 啓太 Wed, 28 Feb 2024 09:44:12 +0900

#03 有機・自然栽培の普及に不可欠な除草機最前線

除草剤というのは革新的なテクノロジーで、その発明によって人類がどれほど農作業から免れたかは筆舌しがたいものがある。とある研究では、除草剤の使用により除草作業時間は約1/50に減少したという報告すらある。(参照→https://www.jcpa.or.jp/qa/a6_18.html

他方で、近年では様々な背景や理由により(ここでその議論は避けるが)除草剤を使用せずに水稲作を出来ないかというニ

細谷 啓太 Thu, 28 Dec 2023 01:15:59 +0900
This project is a monthly fee-based crowdfunding. Payment will be made from the month of support to the end of every month.
About payment
Credit cards are available
visa master jcb amex discover
Securities
SSL encryption communication is used in this Web site, and the informations filled out are safely transmitted.
330 JPY (Monthly / tax included)
Activity report viewing right

1 supporter back

(No quantity limit)

Support

1,100 JPY (Monthly / tax included)
Activity report viewing right

0 supporters back

(No quantity limit)

Support

3,300 JPY (Monthly / tax included)
Activity report viewing right

1 supporter back

(No quantity limit)

Support

Featured projects
Copyright © academist, Inc. All rights Reserved.