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「研究への寄付募集」の研究で、日本の大学の10年後を変える

月額支援型 academist Prize 2nd 採択

渡邉文隆

京都大学、研究員

挑戦期間

2022/11/01 - 2024/08/30

最終活動報告

2024/04/05 19:28:21

活動報告

43回

サポーター

43人

経過時間

2022/11/01 10:00:00

#30 新刊『日本の寄付を科学する』のうち2つの章を執筆

坂本治也先生編著『日本の寄付を科学する 利他のアカデミア入門』のうち、2つの章を執筆いたしました。

12月8日が出版予定日で、下記のとおりAmazonから現在予約できる状態になっています。
https://amzn.to/3SZW04L

今回は、

第10章 分野によって寄付行動に違いがあるのはなぜか?
第15章 寄付者は寄付からどのようなメリットを得るのか?

という2つの章について執筆をさせていただきました。

「第10章 分野によって寄付行動に違いがあるのはなぜか?」は私の博士研究から派生した研究で、環境や動物保護など、各分野によって寄付の集まり方に違いがある、という状況を詳しく分析していったものです。
これまで「コンテクスト」といった言葉で表現されてきたような、寄付行動に影響を与える各種の要因も先行研究から洗い出しましたので、実務者の方にも役立つのでは、と思います。

「第15章 寄付者は寄付からどのようなメリットを得るのか?」は、寄付者の満足や幸福について考えてきたことを集約した原稿です。アジアの寄付者の特性、日本の寄付者の特性など、米国を中心とした研究ではカバーされてこなかった部分にも光を当ててみました。

今回の執筆プロセスは、編者の坂本先生や明石書店の方々には諸々(ほんとうに)お手数をおかけし、多くを学んだ日々でした。坂本先生、編集者の方々に、心から感謝しています。

これまで、寄付についての研究を志す日本国内の人にとって、関連研究がまとまっている場はあまり多くありませんでした。

その数少ない例外が、日本ファンドレイジング協会の「日本の寄付研究アーカイブ」と日本寄付財団の「Academic Research on Donations」だと思います。

しかしこれらは、インターネット上の媒体であるため、「図書館をぶらぶらしていて行き当たる」ということはありません。

今回の『日本の寄付を科学する』という書籍は、図書館をあてどなくさまよっている(過去の私のような)潜在的な読者との接触可能性の面でも、その内容の面でも、これまでにない価値あるものになっていると思います。

この本おもしろそうと思ってくださった方、本当におもしろいですので、ぜひお手に取ってみてください!
https://amzn.to/3SZW04L

寄付を科学的に考えることのメリットの1つは、非営利組織が寄付を効果的に募れる可能性が高まるという点です。

academistでの本プロジェクトの推進にとっても、今回の書籍の発行は非常に重要な後押しです。
引き続き、社会実装に向けて本プロジェクトもがんばっていこうと思います。

いつもご支援くださっている皆様、ありがとうございます。

Fumitaka Watanabe 2023/11/27 12:37:23
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