12月は予定を大きく上方修正し、一気に3本のプレプリント公開を行いました。「レジームシフト史観論文」、「全体式紹介論文」、「価値の二重性論文」の3者であり、物質文化マクロ生態学という新しい学問領域を支える3柱です。
日本学術振興会特別研究員PDになってから始めたこの研究構想はこの5年で数理理論構築構想となり、ようやく一区切りがつきました。初めは「多層的冪分布構造論」としてスタートした当該研究も、今や「物質文化マクロ生態学(MME; Material Culture Macroecology)」となりました。分布式だけでスタートした当該研究も今やA-SAR(考古学的種数面積関係)式とノルム式、進化式を携え、数理的に閉じた全体式を有するまでになりました。元来の構想は、このアカデミストでの学術クラウドファンディングタイトルにあるように『未発掘の出土遺物量を推定する』というものでした。今では『全人類史を統一的に記述・分析する』という目標にランクアップしました。
物質文化マクロ生態学は数的考古学理論でありながら、経済学・社会学・生態学などに波及するような分野横断的方法論を目指しています。嬉しいことにすでに他分野の研究者より多くの閲覧・ダウンロードを頂いております。内心早く引用されればいいなと思っています(笑)
さて、理論提示が終わった今、2026年は『実証、実証、実証して参ります!』ということで、今年も応援よろしくお願いします!今年はティカルでの実証だけではなく、日本の古墳時代(春名山噴火関係)の事例、エル・サルバドルのホヤ・デ・セレンの事例、イタリアのポンペイの事例、現代日本社会におけるスーパーの事例も取り扱っていきます。皆さんにより伝わり易い研究になるだろうなと私自身、期待しています。

クラウドファンディング後の研究活動
2025/09/01 研究成果 Tikal - Reporte de Excavaciones No.2: “Artefactos en el Hotel Jungle Lodge”
2025/06/02 メディア掲載・講演など 埋蔵遺物量推定研究から物質文化システム論の構築へ ―考古学における統一的方法論の確立―
2025/04/01 研究成果 Tikal-Reporte de Excavaciones N0.1: “Grupos en 6H”
2024/04/01 研究成果 マヤ文明における「顔・身体付き道具」の社会分布
2024/04/01 研究成果 ティカルのうわさ vol.2
2023/04/01 資金調達 村田学術振興財団 研究助成
2023/04/01 資金調達 髙梨学術奨励基金 若手研究助成
2023/04/01 研究成果 ティカルのうわさ vol.1
2022/10/06 メディア掲載・講演など 未発掘マウンドの埋蔵遺物量の予測モデルの構築 - 古代国家ティカルにおける階層性と経済格差 -
2022/05/31 メディア掲載・講演など 2021年度調査速報 —ティカルの社会格差—
2022/04/01 資金調達 髙梨学術奨励基金 若手研究助成
2021/04/01 資金調達 JSPS科研費 特別研究員奨励費
2021/04/01 研究成果 マヤ文化 ―― 先古典期と古典期
2019/04/01 資金調達 JSPS科研費 研究活動スタート支援
2017/04/01 資金調達 共生の人文学プロジェクト
2015/04/01 資金調達 JSPS科研費 特別研究員奨励費
2014/04/01 資金調達 共生の人文学プロジェクト
2013/06/13 メディア掲載・講演など 考古学とは何か 古代日本と古代マヤの相違点とその魅力について