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増永菜生

一橋大学、博士後期課程3年

挑戦期間

2019/01/17 - 2020/12/31

最終活動報告

2020/12/31 21:30:53

活動報告

24回

サポーター

22人

経過時間

2019/01/17 10:33:00

《奇妙な翻訳》

 一度、この本について触れておかねばならないと思っていました。
・A. Gamberini and I. Lazzarini (eds.), The Italian Renaissance State, Cambridge, 2012.

『イタリア・ルネサンス国家』題された論文集です。中世のイタリアの政治史を専門とするA. ガンベリーニと、中近世イタリアの政治外交史を専

増永菜生 2019/04/26 04:11:20

私が博士課程に入ってから研究の対象にしているルネサンス期の教会国家。また教会国家というトピックだけで別にレポートを書く必要がありますが、ここでは、教会国家という言葉を、15世紀後半以降、世俗の君主のように力を持つようになった教皇を中心とする政治体制を指すものとして使います。

 15世紀後半の教皇の中でも悪名高いアレクサンデル6世(r. 1492-1503)。この時期の教皇にならい、アレクサンデ

増永菜生 2019/03/30 21:05:04

トスカーナの鉱山都市ヴォルテッラにみる領域統治

1. 鉱山都市ヴォルテッラ

 2月の活動報告は、私が修士論文(京都大学大学院文学研究科に提出)で扱ったトスカーナの都市ヴォルテッラを取り上げます。ヴォルテッラと聞いて、「行ったことがある」と答える日本人はわずかだと思います。『地球の歩き方』にも載っていない上、アクセスも良くない。この都市の歴史は古く、その期限は古代ローマ時

増永菜生 2019/03/05 19:04:56

ミラノ大学への留学:イタリア中近世政治史の先行研究の流れより

1. なぜミラノ大学を選んだのか?
 私は、ミラノ大学にて、2017年秋より、日本学術振興会の特別研究員として在外研究をしています。ヨーロッパの歴史を選考する身として、もちろん日本の学会も重要ですが、ヨーロッパの研究者に向けて研究を発信することを念頭に、海外で博士号(Ph. D.)を取得することを、博士後期課程に進学した時点で考え

増永菜生 2019/02/08 20:03:37
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