本プロジェクトは目標金額300,000円に達しました。ご支援くださった皆様、どうもありがとうございました!皆様のご期待に応えられるよう、日々の研究に心して取り組んで参ります。まだチャレンジ期間が残っておりますので、引き続き応援いただければ幸いです。余剰分は、薬品の購入費やより多くの標本を取り寄せるための費用として活用させていただきたいと思っております。研究の最先端や、裏話も聞ける博物館解説ツアーにまだ空きがありますので、ぜひご検討ください!
山下桃
モササウルス類は、恐竜の時代(中生代白亜紀)に生きていた海の爬虫類であり、中には体長が15mにも及ぶ大きな種もいました。トカゲの仲間にもかかわらず、水中で生活し、四肢は鰭(ひれ)となり、尾もサメのように二股に分かれていました。今生きているトカゲでは、水中生活をする種がいないため、モササウルス類の身体の仕組みや生活様式はほとんど知られていません。あの巨大な生物がいったいどのようにして海の中で生きていたのかに興味が湧き、研究テーマに設定しました。 「眼」に着目して分析をすることで、どのくらいの視力があったか、昼行性/夜行性だったか、海中どのくらいの深さを潜っていたかなどが明らかにできます。
もしもモササウルスの眼の実物があれば、分析はスムーズに進みます。しかし、約9800万年前〜6600万年前に生息していた爬虫類なのであいにく手がかりはわずかな化石のみです。 眼は大きく分けると、骨格をつくる硬い組織(爬虫類の場合は鞏膜輪と呼ばれる)と水晶体や眼球などの軟らかい組織でできています。化石として残るのは鞏膜輪しかないため、私の研究では鞏膜輪に対してどのようにして水晶体や眼球が形成されるかを推定します。
推定には、モササウルス類の仲間である現生のトカゲの眼を解剖・分析してデータを集めます。鞏膜輪に対する眼全体の形や大きさなど、様々なデータを取ります。眼を部位ごとに染色してCTスキャンで計測したり、特別な処理を施して断面を細かく記録したりします。新鮮な標本を求めて各博物館や研究所を駆け回りながら、1つでも多くデータを集めたいと思っています。そして集めたデータから、鞏膜輪と水晶体や眼球の関係性を数値で導き出すことが直近のゴールです。
そして将来的には、この研究でわかった関係性をもとにして化石からモササウルスの眼を復元し、視力や行動パターンなどを明らかにしていきます。
古い時代の直接的な証拠は地層・岩石の中に隠されている為、私は、野外調査(フィールドワーク)での地層・岩石の観察を研究の主体としています。
今回の私の研究は、データの数が勝負となります。目標は200以上のトカゲのデータを集めることです。国内外の博物館や動物館を巡って標本集めるため、渡航費が必要となります。また、標本を保存するために多額の薬品代(ホルマリン、染色液など)も必要となります。 しかし、そのための資金が足りていない状況です。そこで、皆様からのご支援をいただきたいと考え、アカデミストに挑戦致しました。恐竜時代を生き抜いた、”海の猛獣”モササウルスの見ていた世界を一緒に解明しませんか?ご支援をお願いいたします。
時期 | 計画 |
---|---|
2014年 12月~2015年2月上旬 | クラウドファンディングに挑戦! |
2015年 2月〜2016年2月 |
標本分析
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2016年 3月 | 論文執筆 |
2017年 3月 | 論文完成(予定) |
私の研究のキーワードである「モササウルス」と「眼」に関するオリジナルイラストを作成しました。
モササウルス壁紙(2枚)
2人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
古生物学という学問の概要から、普段私が研究室でどのような研究を行っているかを含めてレポートにまとめさせていただきます。モササウルスの専門家として、これまでの研究で分かってきたことについても独自の目線からレポートさせていただきます!”現代に生きていないもの”を研究対象とすることの面白さを皆さまに思いっきりお伝えしたいと思います。
研究まとめレポート / モササウルス壁紙(2枚)
5人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
モササウルスの骨格をモチーフとした手ぬぐいをデザインしました。骨の数や角度、腹部の膨らみなど、細部までこだわりぬいて作りました。手ぬぐいの質感とのバランスが良い味をかもし出す、自慢のオリジナル作品です!
オリジナル手ぬぐい / 研究まとめレポート / モササウルス壁紙(2枚)
16人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
様々な生物の”眼”をイラストにしたエコバックを作りました。計9種類、ちょっとした間違い探しゲームのような感覚で楽しんでもらえたら嬉しいです。バッグはA4サイズもスッポリ入り、適度にしっかりとした生地感なのでパソコンの持ち運びにも便利!一味違ったバックを持ちたい方、間違いなくレア物でオススメです!
オリジナルエコバッグ / 研究まとめレポート / モササウルス壁紙(2枚)
2人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
東京都上野にある国立科学博物館の古生物コーナーにて、解説ツアーを行います。およそ2時間かけて展示物を見ながら、古生物に関するプチ情報や、最新の研究に関するお話をご紹介したいと思っています。ご希望があれば、マニアックなお話もたくさんできればと思っています!博物館の施設改装の都合に合わせて、ツアー実施は改装が完了した後の2015年9月頃を予定しています。(土日2日ほど) ご注意点:予め下記二点につきましてご了承をお願いいたします。 ※博物館までの交通費、および入場料は別途ご負担いただきます。 ※万が一ご参加者の日程が合わなかった場合に支援金の返金はお受けできません。
博物館同行&解説ツアー / オリジナルエコバッグ / オリジナル手ぬぐい / 研究まとめレポート / モササウルス壁紙(2枚)
7人のサポーターが支援しています (限定 10 個)
本研究の成果をまとめる博士論文の謝辞にお名前を掲載させていただきます。また、完成した論文は、メールにてお送りします(2017年3月頃を予定)。 研究を開始してから論文が完成するまで、途中経過はプロジェクトページより報告させていただきます。とにかく膨大なデータを取りながら2年がかりの研究となりますが、皆さま見守っていただければ幸いです。
論文の謝辞に氏名記載 / オリジナルエコバッグ / オリジナル手ぬぐい / 研究まとめレポート / モササウルス壁紙(2枚)
10人のサポーターが支援しています (限定 10 個)
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モササウルス壁紙(2枚)
2
人
が支援しています。
(数量制限なし)
研究まとめレポート 他
5
人
が支援しています。
(数量制限なし)
オリジナル手ぬぐい 他
16
人
が支援しています。
(数量制限なし)
オリジナルエコバッグ 他
2
人
が支援しています。
(数量制限なし)
博物館同行&解説ツアー 他
7
人
が支援しています。
(限定 10 個)
論文の謝辞に氏名記載 他
10
人
が支援しています。
(限定 10 個)