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SUCCESS
茶山和敏
静岡大学、准教授
Pledged: 1,536,000 JPY
Target Amount: 1,500,000 JPY
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102 %
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Reached the funding target!

本チャレンジにご支援いただいたサポーターの皆様
皆様のご支援のおかげで、目標金額を達成することができました。
多くの方々にご協力いただき、目標に届きましたことに、本当に感謝いたします。
本チャレンジでご紹介した研究を進めるための初期の研究費として、有効に使わせていただき、皆様のご期待に沿えるような成果を挙げていくよう、研究に邁進いたしますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
本チャレンジも、最終日まで数日になりましたが、更なる追加のご支援をいただけることで、より多くの実験を行うことができるため、更なるご協力をよろしくお願い申し上げます。

Comment from academist staff
乳児や子供たちのアレルギー発症の抑制につなげたい

miho otsuka

アレルギーの患者数は年々増加しており、特に乳児や子供においては、その増加傾向が顕著なようです。原因究明を急ぎ、アレルギー発症の抑制につなげたいという茶山さん。2015年に世界で初めて発見した、マウスやヒトの母乳中に含まれる免疫情報伝達物質「CCL25」に着目し、CCL25が免疫器官の発達やその機能に与える影響を研究してきました。CCL25の母乳中含有量には個人差があるため、その量が乳児アレルギー発症の有無に影響するのではないかと推測しています。今回のプロジェクトで約2000検体の母乳サンプルを対象とした定量分析を行い、これからより大きな研究プロジェクトを立ち上げるためのスタートをきります!

母乳中に含まれるケモカイン「CCL25」

2015年11月、私たちは世界で初めて、ケモカインのひとつであるCCL25がマウスやヒトの母乳中に存在することを明らかにしました。ケモカインは免疫情報伝達物質(総称:サイトカイン)の一種で、主に免疫細胞の誘引に関係している物質です。

これまでにマウス新生仔を用いた人工哺育実験で、母乳中のCCL25が免疫器官の発達やその機能に与える影響を検討してきました。その結果、母乳中CCL25がマウス新生仔の免疫器官(胸腺、脾臓、あるいは腸管内のパイエル板など)の発達や、これらの免疫器官におけるT細胞やB細胞などの免疫細胞の誘引の促進、腸菅におけるIgA産生の促進などの重要な働きを有していることを明らかにすることができました。

これらの結果は、日本栄養食糧学会の発表の際にトピック演題に選出されるとともに、日本経済新聞の科学欄でも紹介されて、話題となりました。

CCL25の含有量と乳児アレルギー発症との関連を明らかにしたい

マウス新生仔の免疫機能に関係することがわかってきたケモカインCCL25ですが、ヒトの母乳中にもこのCCL25が存在していること、そして、その含有量には非常に大きな個人差があることを確認しています。そのため、CCL25が極端に多い、あるいは極端に少ない母乳を飲んで育った赤ちゃんは、免疫機能が他の赤ちゃんと違っていて、このことが、最近発症が増加していると言われている乳児アレルギーの発症に関係しているのではないかと考えました。

そこで、ヒトの母乳中のCCL25の含有量とアトピーをはじめとしたアレルギー疾患の発症との関係を詳細に調べることを計画しました。また、CCL25以外にも、CCL25とその機能が類似していることが知られているCCL28や、アレルギー疾患との関連が考えられているTSLPやIL-7などのサイトカインもあります。これらについても同時に検討を行うことで、母乳中の微量免疫関連タンパク質のアレルギー疾患への関与を検討できると考えています。

約2000検体の母乳サンプルを用いた大規模な追跡調査

ヒトの母乳の採取とそのお母さんの赤ちゃんのアレルギー疾患の追跡調査については、共同研究を行っている千葉大学医学部・小児病態学講座の下条直樹教授らによるコホート研究のなかで進められています。このコホート研究では、すでに500人近くの研究対象者とその母乳サンプルが集められています。お一人の対象者からは母乳の採取時期によって4つのサンプル(生後7日目以内の初乳、1, 6, 9か月目の常乳のサンプル)を採取しています。そのため、すべての母乳サンプルの数は約2000検体にもなります。

本プロジェクトでは下条先生にご協力いただき、これまでのコホート研究で集められた約2000検体の母乳サンプルを対象として、本研究でターゲットとして考えているCCL25、CCL28、TSLP、IL-7の4種類のケモカイン・サイトカイン類を定量分析して、赤ちゃんのアレルギー疾患との関連を明らかにしたいと考えています。

Why we need your support

それぞれの微量免疫関連タンパク質について、すべての母乳サンプルを対象として母乳中含有量を定量するための分析キットに140万円(4種類×約35万円)と、その他の分析関連の消耗品の購入のために約10万円を必要としています。ご支援いただいた資金を活用して、4種類のケモカイン・サイトカイン類の母乳中含有量を調べるための分析キットと、分析を行うための種々の実験用消耗品を購入する予定です。

本研究は、まだヒトでの研究結果がまったく出ていないことから、他の外部資金を得ることがたいへん難しい状況です。そこで、クラウドファンディングでご支援いただける資金を研究費として活用したいと考えました。

今回のクラウドファンディングのプロジェクトをとおして得られた成果をもとにして、科学研究費や他の研究助成につながるより大きな研究プロジェクトを立ち上げることを目標としています。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

***
寄附いただきました皆様へ領収書を発行いたします。

【法人様からのご寄附】
・全額損金算入が可能です。(2004年3月財務省告示第178号)

【個人様からのご寄附】
・所得税…寄附金額(総所得金額の40%を上限とする)から2,000円を差し引いた額が、当該年の課税所得から控除されます。
・個人住民税…お住まいの都道府県・市区町村が条例で静岡大学を指定している場合、翌年の個人住民税額から控除されることがあります。詳しくはお住まいの都道府県・市区町村にお問い合わせください。
***

Profile

茶山和敏

こんにちは、茶山和敏(さやまかずとし)です。高校までは埼玉県で、大学時代は東京で過ごしました。高校・大学では、テニスとスキーに明け暮れ、その後はウインドサーフィンやパラグライダーなど、アウトドアスポーツが大好きな研究者です。大学では、学生とのコミュニケーションを大事にしながら、食品や母乳成分の機能性を中心に、ヒトの役に立てるようなテーマについて、積極的に研究を進めています。本プロジェクトのテーマである母乳に関する研究は、次の世代を担う子供たちの成長や子供たちがかかるアレルギー疾患の予防、治療に直接かかわるテーマですので、ぜひともご協力をよろしくお願いします。

Project timeline

Date Plans
2019年1月 クラウドファンディング挑戦
2019年4月 実験開始
2019年12月 国際フードファクター学会発表(予定)
2019年12月 日本食品免疫学会、日本免疫学会発表(予定)
2020年1月 論文執筆(予定)

Pledge Rewards

You may provide additional support in addition to the amount of your return. No sales tax will be charged on the additional support.
1,000 JPY
Featured : 研究報告レポート(PDF版)

研究の詳細な進捗などをレポートにまとめてお送りします。応援よろしくお願いいたします!

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研究報告レポート(PDF版) / 寄付金受領証明

21 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)

5,000 JPY
Featured : 研究報告レポート(PDF版)2報、および2報目のレポートにお名前掲載

1000円のリターンに加えて、2報目の研究報告レポートをお送りするとともに、その中にお名前を掲載させていただきます。

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研究報告レポート(PDF版)2報、および2報目のレポートにお名前掲載 / 寄付金受領証明

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10,000 JPY
Featured : サイエンスカフェ参加権

サイエンスカフェにご招待いたします。日時は2019年12月で、場所は静岡駅周辺を予定しています。当日は本研究に関連する成果についてお話しさせていただきますので、ご参加をお待ちしています! ※参加のための旅費・宿泊費等はご負担をお願いします。

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サイエンスカフェ参加権 / 研究報告レポート(PDF版)2報、および2報目のレポートにお名前掲載 / 寄付金受領証明

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30,000 JPY
Featured : 学会発表資料の謝辞にお名前掲載

本研究成果の学会発表の謝辞にお名前を掲載させていただきます。

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50,000 JPY
Featured : 研究室見学ツアー

私たちの研究室をご案内いたします。大学全体や研究室の見学や機器等の説明をさせていただきます。日時はサイエンスカフェの後で行う予定です。ご参加をお待ちしています!

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100,000 JPY
Featured : 学会発表講演要旨の謝辞にお名前掲載

2019年12月の日本食品免疫学会にて本研究に関する発表をする際、講演要旨の謝辞にお名前を掲載させていただきます。また、講演要旨(電子版)を送付いたします。お力をお貸しください。応援よろしくお願いいたします! ※前述の学会での発表が叶わなかった場合、その後の学会発表の際に、謝辞にお名前を掲載いたします。

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200,000 JPY
Featured : 論文謝辞にお名前掲載

本研究成果の発表論文の謝辞にお名前を掲載させていただきます。そして、お名前が掲載された論文(PDFデータ)をメール等で送付いたします。

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300,000 JPY
Featured : 出張講演

支援していただいた方が関係する講演会に講師として出張いたします。本研究の成果について、ご要望にお応えする形で講演させていただきます! ※旅費・宿泊費等は別途頂戴いたしますのでご留意ください。

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Supporters will be charged the funding amount only if the project reaches the funding goal (JPY 1,500,000) before 23:59 on April 24, 2019 (JST: GMT+9).
Payment options
Credit cards, bank transfer, convenience store payment, Pay-easy and PayPal are available
Additional Support
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Securities

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研究報告レポート(PDF版)

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