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WOMEN: WOVENーA Network for Early Career Female Philosophers

Monthly

坂本美理、竹内彩也花、浅葱

東京大学、博士後期課程/Kyoto University、修士課程/freelance、独立研究者

Challenge period

2021-10-20 - 2024-10-31

Final progress report

Mon, 11 Mar 2024 17:26:18 +0900

Progresses

56 times

Supporters

82 people

Elapsed time

Wed, 20 Oct 2021 10:00:00 +0900

Profile

坂本美理、竹内彩也花、浅葱

WOMEN: WOVEN ホームページ

坂本美理:応用哲学・倫理学、特に生殖と養育やParenthoodに関わる倫理を研究しています。現在は東京大学大学院死生学応用倫理専攻の博士後期課程に在籍しています。私は、哲学をする/研究する上で、数少ない女性の先輩や同輩に助けられてきました。私も誰かの助けになりたい、哲学への道が全ての人に開かれていてほしいという思いからWOMEN:WOVENの運営を行っていきたいと考えています。

竹内彩也花:専門は近代日本哲学、特に西田幾多郎をはじめとする京都学派の哲学。現在は京都大学文学研究科修士課程に在籍しています。「女性」ということを介した経験をもつ人とのつながりが少ない中で、WOMEN: WOVENという場は、私の研究にとって陰に陽に支えになってきたと感じています。こうした取り組みを引き継ぎつつ、私自身の哲学の関心や、さまざまな生のあり方へについて、学びを深めていけたらと思います。

浅葱:國學院大學文学部哲学科卒。在学時は性自認とは何か?というテーマで分析フェミニズムやジュディス・バトラーの著作を取り扱っていました。現在は税務に携わっており、将来は再び哲学アカデミアの場に戻りたいと考えています。自閉スペクトラム症。私自身が哲学の営みに繋がり続けることを通して、WOMEN:WOVENの活動と発展に貢献できれば幸いです。

What do you want to achieve through your research?

なぜ、学部、修士課程、博士課程と進んでいくにつれて、哲学を専門とする女性の数は相対的に減っていくのでしょう。私たちの活動の原点にあるのは、この問題意識です。各大学によって事情は少しずつ異なりますが、女性の比率が低いこと、それも学年が進むにつれて不均衡が激しくなっていくことは、哲学における全体的な傾向と言えます。

結果として、哲学科の女性教員の数が男性に匹敵するほど増えることはなく、またそのことが哲学の道に進もうとする女性の足を止めてしまう、という悪循環を生み出しています。ロールモデルの不在は、哲学を志した場合の自分の人生をまったく想像のつかないものにしてしまうからです。

もちろん、アカデミア全体の未来が不透明である現状において、男性の研究者もまた、育児・介護・単身赴任をめぐって、想像のつかない人生に困難を感じているでしょう。しかし、女性の場合にはその数の少なさゆえに、研究を継続していく中で生じる女性特有の悩みを分かち合う相手を探すことがなかなかできません。私たちはこの現状を変えるため、哲学する女性が互いを支え合うことのできるネットワークを作ることにチャレンジしています。

What kind of process are you trying to achieve?

私たちは上記の現状に鑑み、哲学を志し研究する女性がロールモデルを発見し、日頃の研究活動のなかで感じている悩みや痛みを共有し合うことで共に解決策を考えることのできるネットワークを構築したいと考えています。

過去2回、この目的のためにイベントを開催した実績があります。

・2020年12月19日「女子学生のための哲学研究者ウィンタースクール」
・2021年3月22日、24日、26日「WOMEN: WOVEN Vol. 1」

それぞれのイベントでは、3名の登壇者をお呼びしてご自身の研究活動や、研究に従事する女性として考えることについてレクチャーを行なっていただきました。レクチャーのあとは、参加者全体でディスカッションをするネットワーキングタイムを設け、横の繋がりを作ることを試みました。これにより、大学院進学や研究に従事する女性を取り巻く環境について、大学などの所属機関の垣根を越えて問題共有をすることができました。

イベントのない期間でも、Slackを運営することで、各自の疑問を共有したり、互いに連絡を取ったりする場所を確保しています(現在の登録者:264名)。

What research topics are you currently working on?

哲学研究者を志す女性のネットワークを構築するために、私たちは以下の課題に取り組んでいます。

・イベント企画
2021年10月から2022年9月までの一年間で3回開催することを目標に、初期キャリアの研究者を招いたイベントの企画をしています。現在は、2021年12月に開催予定のイベントに向けた準備をしています。

・Slackコミュニティの運営
フェミニズムに関連する国際学会の紹介、女性の筆者に限定した書評執筆の募集、選択的夫婦別姓やパスポートの名義の手続き上の問題に関する意見交換を行いました。今後も、様々な「女性」たちがともに支え合うことができるような、より多様性のあるコミュニティを構築できるよう工夫していきます。

・ホームページの運営
イベントの報告やミーティングの議事録をホームページに掲載し、私たちの活動をより広く周知しようと努めてきました。クラウドファンディングの活動報告では、ホームページよりもさらに充実したコンテンツを掲載する予定です。

Why we need your support

私たちの活動を持続可能なものにし、次の世代につなげたい。これが私たちがクラウドファンディングに挑戦する理由です。全国に点在する高等教育機関で哲学研究・教育に従事する上の世代の女性たちの経験や知識を集約し、次世代の女性たちへと継承すること、ゆくゆくはその成果を政策提言に結びつけていくことを目指しています。

また、私たちの挑戦の背景には、アカデミアを構成する様々な仕事が、しばしば無償あるいはよくて薄給という現状があります。この現状を変えることも、私たちの挑戦理由です。

支援金は、イベント登壇者への謝礼、画像使用料を含むホームページの制作費、コミュニティ内で万が一ハラスメント・差別発言等があった場合の弁護士等への法律相談料を含む運営費、原稿の執筆料などに活用させて頂く予定です。

活動報告欄では、登壇者の研究や活動の紹介、オーガナイザーが研究に従事する女性として日々感じていることを綴ったエッセイ、哲学分野で活躍する女性の研究紹介などの掲載を予定しています。これらのコンテンツは、将来的には、哲学研究者を目指す女性のためのハンドブックとして出版することを計画しています。

***
継続的な支援のお願い(2023年10月追記)
2021年10月から2022年9月までのWOMEN:WOVENクラウドファンディング第一期、2022年10月から2023年9月までの第2期のご支援ありがとうございました。2023年10月から、WOMEN:WOVENクラウドファンディングは第3期目に入ります。

ご支援いただいた第1期〜第2期の成果としては、以下のものがありました。
・2021年11月「W:Wスピンオフ読書会 vol.1」
・2021年12月「WOMEN: WOVEN vol.2」
・2022年1月「W:Wスピンオフ読書会 vol.2」
・2022年3月「WOMEN:WOVEN vol.3」
・2022年3月「W:Wスピンオフ読書会 vol.3」
・2022年5月「応用哲学会第十四回年次研究大会 どうして女性が「女性」問題を被るのだろうか: 哲学におけるセーフ・プレイスの形成を目指して」
・2022年7月「W:Wスピンオフ読書会 vol.4」
・2022年8月「WOMEN: WOVEN vol. 4」
・2022年11月「後援読書会」
・2022年12月「WOMEN: WOVEN vol. 5」
・2023年4〜7月「W:W 読書会」
・2023年6月「WOMEN:WOVEN×学術環境研究会 ミニイベント 大学で安全に学び続けるためのハラスメント対応知識」
・2023年8月「雑誌『フィルカル』vol.8 no.2」寄稿「WOMEN:WOVENの歩み」「「女性」で「多様」な哲学者たちの往復書簡」

第1期〜第2期は5回のイベントの企画運営のほかに、スピンオフ読書会、メンバーから読書会企画を募って後援する後援読書会、他の団体とコラボしたミニイベントなどを開催しました。また哲学する女性のためのSlackコミュニティの登録者は、活動を通じて264名に増加しました。2022年5月の応用哲学会では、普段参加できない女性以外の哲学関係者にもWOMEN:WOVENの活動を知ってもらうために、WOMEN:WOVENのこれまでの活動を報告し、問題の共有を目指す発表を行いました。2023年8月発売の雑誌『フィルカル』では、WOMEN:WOVENのこれまでの歩みのまとめと、「セーファースペース」について稲原美苗さんとオーガナイザーたちがやりとりした往復書簡が掲載されました。
第3期も研究計画に記載のように、年に3回のイベントと読書会の企画と運営、またSlackにコミュニティの運営を続けていきたいと考えています。そのためには登壇や企画、運営の謝礼を用意するための資金が必要です。また状況をみて対面イベントも行っていきたいと考えていますので、その際の場所代などの諸経費が必要です。

継続的にご支援いただくことで、哲学にかかわる女性をサポートするWOMEN:WOVENの活動を続けていくことができます。第3期もご支援よろしくお願いいたします。

Project timeline

Date Plans
2021年10月 月額支援型クラウドファンディング開始
2021年12月 第3回イベントの実施
2022年3月 第4回イベントの実施
2022年8月 第5回イベントの実施
2022年9月 月額支援型クラウドファンディング終了(ないし継続の検討)
2022年10月 月額支援型クラウドファンディング2期目開始
2022年12月 「WOMEN:WOVEN vol.5」「W:Wスピンオフ読書会 vol.5」開催
2023年3月 「WOMEN:WOVEN vol.6」「W:Wスピンオフ読書会 vol.6」開催
2023年8月 「WOMEN:WOVEN vol.7」「W:Wスピンオフ読書会 vol.7」開催
2023年10月 月額支援型クラウドファンディング2期目終了

Pledge Rewards

330 JPY / Mo. tax included

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This project is a monthly fee-based crowdfunding. Payment will be made from the month of support to the end of every month.
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