ウェブサイト等でのご案内の通り、一般社団法人 情報科学技術協会(Information Science and Technology Association, Japan(INFOSTA))では創立75周年記念式典を、INFOPRO 2025(第22回 情報プロフェッショナルシンポジウム)における特別セッションとして開催いたします。
特別セッションでは、来賓祝辞/ビデオレター紹介のほか、75周年記念事業として実施してきたイベントの振り返り、記念事業の活動報告などを予定しています。是非ご参集ください。
名称
INFOSTA 創立75周年記念式典
日時
2025年12月4日(木)15時30分から17時30分まで(予定)
会場
国立研究開発法人 科学技術振興機構 東京本部別館 1F
(INFOPRO 2025と同会場、会場参集型とオンライン配信のハイブリッド方式を予定)
式次第
1. 開会の辞
2. 来賓祝辞
3. パネルディスカッション
4. ビデオレター
5. 創立75周年記念事業について
6. 閉会の辞
参加費
無料(事前申込みが必要です。)
参加申込み方法
INFOPRO 2025のサイトを参照
主催
一般社団法人 情報科学技術協会(INFOSTA)
後援 (INFOPRO 2025/INFOSTA 創立75周年記念式典)
学術情報XML推進協議会、情報知識学会、一般社団法人 人工知能学会、整理技術・情報管理等研究集会、一般財団法人 テクニカルコミュニケーター協会、特定非営利活動法人 日本医学図書館協会、日本薬学図書館協議会
関連サイト
INFOSTA 創立75周年記念事業 Website
協会75年のあゆみ
2025年4月より、一般社団法人 情報科学技術協会(INFOSTA)創立75周年事業の一環として、記念イベントを開催しています。これらのイベントは、INFOSTAの歴史を振り返り、その未来を展望するとともに、情報専門家(インフォプロ)の役割と学びのあり方を深く掘り下げる貴重な機会となりました。各イベントの概要を以下にご報告いたします。
第1回:INFOSTAの過去と未来
記念イベントの初回は、「INFOSTAの過去と未来」をテーマに、現会長である清田陽司氏と前会長の山﨑久道氏による対談形式で行われました。対談では、75年にわたるINFOSTAの歴史を振り返り、これまでの活動や発展の軌跡をたどりました。お二人は、INFOSTAの本質を保ちつつ、時代に合わせて変化していくことの重要性を強調されました。また、外形的な変化を恐れず、本質から逆算して「今、何が必要とされているか」を常に問い続ける姿勢が、組織を強くすると語られました。また、参加者に対して「INFOSTAのスピリットを次の世代に継承していきたい」という強いメッセージが伝えられました。軽妙な語り口の中にも、INFOSTAの未来に向けた熱い想いが感じられる、75周年記念事業の幕開けにふさわしい対談となりました。
第2回:ライブラリアンキャリア・トークLIVE 2025
第2回は、「ライブラリアン(情報専門職)」のキャリアに焦点を当てたイベントでした。ライブラリアンが「しっかり稼ぐ」ことの重要性が冒頭で語られ、それが次世代の若者をこの分野に引きつける魅力となるという問題提起がなされました。続いて、ライブラリアンとしてのキャリアを持ち、現在は多様なフィールドで活躍されている3名のゲストが登壇し、それぞれの視点から、これまでの経験や現在の活動、そして情報専門家としてのプロフェッションをどのように発揮していくかについて、多角的な議論が展開されました。特に印象的だったのは、田辺氏を含む登壇者が強調した「ある種の態度(アティチュード)」の重要性です。新しい世界を定義する、つまり「新しいゲームを創造する」という発想が、情報専門家として未来を切り拓く上で不可欠であると説かれました。これは、誰もが子供の頃に持っていた創造性を再認識し、それを研鑽していくことの重要性を示唆するものでした。
第3回:企業内インフォプロの学びの場を創る―3i研究会での実践を通じて
第3回では、「企業内インフォプロの学びの場を創る―3i研究会での実践を通じて」と題し、INFOSTAの活動の核となる「3i研究会」の取り組みが紹介されました。このイベントでは、企業内インフォプロとして活躍する3名の方々が登壇し、研究会に参加したきっかけや具体的な活動内容、そして今後の展望について語られました。登壇者からは、研究会が単なる学びの場に留まらず、参加者同士の交流を通じて深い人脈を築くことができる貴重なコミュニティであることが伝えられました。リアルの場での交流が難しい中でも、オンラインを通じて全国各地から参加者が集い、お互いに学び合い、高め合う関係性が築かれていることが報告されました。研究会の面倒見の良い雰囲気や、参加者それぞれの学びを尊重する姿勢が強調され、これから参加を検討している方々に向けて、熱心な呼びかけがなされました。特に、部下を参加させることを推奨する上司へのメッセージは、企業内での情報専門家の育成に対する期待と重要性を強く感じさせるものでした。
総括
2025年9月までの3回にわたる記念イベントは、INFOSTAの歴史とスピリットを再確認する第1回、情報専門家のキャリアと「態度」を再定義する第2回、そして未来の学びのコミュニティを提示する第3回と、それぞれの回が密接に連携しながら、INFOSTAがこれから目指すべき方向性を多角的に示唆するものとなりました。第4回以降は、これからの新たな情報専門家を描くことを目指し、少子高齢社会における情報活用の新たなフィールド(例:介護、医療)に造形が深い研究者の方などにご登壇いただくことを計画しております。また、第27回図書館総合展2025やINFOPRO 2025などでも関連するイベントを企画中です。どうぞご期待ください。
関連リンク
INFOSTA 創立75周年記念イベント: INFOSTAの過去と未来 https://infosta-75th-anniv-01.peatix.com/
ライブラリアンキャリア・トークLIVE 2025 https://infosta-75th-anniv-02.peatix.com/
企業内インフォプロの学びの場を創る―3i研究会での実践を通じて https://infosta-75th-anniv-03.peatix.com/
情報科学技術協会(INFOSTA)の創立75周年記念事業にかかわるクラウドファンディングは、先日5月22日をもってプロジェクト期間を終了しました。本プロジェクトでは当初の目標金額である100万円を超え、最終的に1,107,000円を達成することができました。サポーターの皆様からの温かいご支援と応援に改めて厚く御礼申し上げます。
今回の結果を受け、75周年記念事業の実行タスクフォースでは早速にも記念イベントの開催、科学情報・検索技術のアーカイブ化及び公開、及び分科会/専門部会/ユーザー会の設立支援といった活動に着手しております。
来週以降、準備が完了した活動から順次お知らせできればと考えておりますが、平行して進めております人工知能学会とのコラボ企画を先だって2つご紹介させていただきます。
・万博関連企画のお知らせ(人工知能学会全国大会 企画セッション)- INFOSTA
JSAI 2025企画セッション KS-33 万博関連企画「AI時代の“学び”と“遊び”を再発明する ~ コミュニティを基盤に『態度』を育む方法論」
2025年5月30日(金)14:00-15:40
https://www.infosta.or.jp/posts/expo2025_01/
・JSAI 2025企画セッション KS-17「ジュニア世代のための人工知能学会の役割」
2025年5月29日(木)9:00-10:40
https://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2025/ks/#ks-17
これらの活動は、研究者や実務家など多様なバックグラウンドを持つ人々が集まるINFOSTA AI利活用研究会の活動成果を生かしたものであり、未来に必要とされる情報コミュニティをつくるための出発点となることを確信しています。本セッションの詳細な企画趣旨については、5月19日にAcademic Resource Guideへ寄稿しました拙文(https://www.infosta.or.jp/about_infosta/arg20250519/ )も是非ご覧ください。
繰り返しになり恐縮ですが、本プロジェクトにおける温かいご支援と応援に心より御礼申し上げるとともに、これからもともに未来を育む仲間として、ご一緒いただけたら嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。
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「情報の力で社会を変える — INFOSTA75周年、新たな挑戦へ」プロジェクトの振り返り
2025年3月28日 INFOSTA 創立75周年記念事業 クラウドファンディング開始
2025年4月7日 目標金額の50%到達
2025年4月14日 INFOSTA 創立75周年記念サイト公開(https://www.75th-anniversary-infosta.org/)
2025年4月14日 レポート「情報の力で未来をデザインするーINFOSTA75周年と新たな挑戦」公開(ACADEMIC RESOURCE GUIDEに掲載:https://www.infosta.or.jp/about_infosta/arg20250414/)
2025年4月24日 目標金額の75%到達
2025年4月30日 INFOSTA 創立75周年記念イベント|Vol. 01「INFOSTAの過去と未来」実施(https://infosta-75th-anniv-01.peatix.com/)
2025年5月15日 目標金額100万円に到達;Next Goalとして130万円を設定
2025年5月19日 レポート「情報の未来を「楽しく」つくるために——INFOSTA 75周年記念事業、ネクストチャレンジへ」公開(ACADEMIC RESOURCE GUIDEに掲載:https://www.infosta.or.jp/about_infosta/arg20250519/)
2025年5月22日 プロジェクト期間終了
3月28日にスタートしました情報科学技術協会(INFOSTA)のクラウドファンディングも、残すところ約1週間となりました。お陰様で5月15日に目標である100万円を達成し、75周年記念事業として計画しております記念イベントの開催、科学情報・検索技術のアーカイブ化及び公開、及び分科会/専門部会/ユーザー会の設立支援に着手することが可能となりました。サポーターの皆様一人一人の温かいご支援と応援に心より御礼申し上げます。
今回のクラウドファンディングでは、私たちの活動をより多くの方に知っていただき、趣旨に賛同し共に活動する仲間を募り、次世代の情報専門家のための学びと交流の場をさらに拡充することをその目標に掲げました。100万円達成はその重要な一歩となりましたが、この目標をさらに推し進めるために、私たちは残る1週間も挑戦を続けて参ります。続いての挑戦では、Next Goalを130万円に設定しました。いただきましたご支援は、記念イベントのさらなる充実化に充てたいと考えております。既に4月30日には記念イベントの先駆けとして「INFOSTA 創立75周年記念イベント: INFOSTAの過去と未来」を実施しており、以後は企業内関係者、図書館関係者、研究者など多様なバックグラウンドを持つ方々によるトークイベントを企画しています。より魅力ある企画を実現するために、是非皆さまの引き続きのご支援と応援をお願いいたします。
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75年史へのお名前記載
38
人
が支援しています。
(数量制限なし)
月刊誌「情報の科学と技術」への無料アクセス権(1年間) 他
17
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が支援しています。
(数量制限なし)
セミナーおよび研究会イベントへの無料参加(ゲスト)(1年間) 他
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75周年記念事業専用ウェブサイトにお名前掲載 他
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INFOSTAアーカイブへの無料アクセス権 他
0
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