「誰もが格差なく、病気を未然に防ぎ、健康を維持できる社会」の実現を目指します。現在の医療は発症後の治療が主流ですが、私は発症前の予防に重点を置いた仕組みづくりは実現可能だと考えています。
私は幼いころ、手のひらサイズのじんましんが顔や全身に出て苦しんだ経験があります。「中学受験を控えて免疫力が落ちたのだろう」と医師から言われ、人前に出ることも嫌になりました。加えて、愛犬が長年かゆみに苦しむ姿を見て、「どうにか早い段階で兆候を察知して防げないか」と強く願うようになりました。病気が発症した後の治療は心身にも金銭的にも負担が大きいため、発症前にいかに予防策を講じられるかが勝負です。
免疫に着目して予防医学の確立を目指す東京科学大学 安達貴弘准教授との出会いによって、私は免疫の力を活用した予防医学の可能性に確信を持つにいたりました。彼と、志を同じくした仲間とともに、以下を成し遂げます。
1.免疫を可視化して健康状態を測れるようになる
2.食材が持つ機能などを活かし、免疫の状態に合わせた対策をとり発症・悪化を防げるようになる
これらを実現するために、手軽で負担が少ない解決方法を開発し、誰もが、予防的な行動を取れる社会を目指します。
私たちは「免疫細胞シグナルの見える化」と「食材が免疫へ与える機能の解析」を融合させた独自のアプローチを実装予定です。
Ⅰ.免疫細胞シグナルの見える化
白血球などの免疫細胞は、私たちの健康を守る生体防御の要です。これらの細胞は、ウイルスや細菌による感染症と戦い、異常な細胞を発見して排除するなど、多様な役割を果たしています。私たちの研究室では、免疫細胞内の変化(シグナル)をいちはやくとらえるモニタリング技術を開発しています。現在、血中の免疫細胞のシグナルを見える化することで、これまでにない超早期の異常のサインから、病気の進行度合い、さらに予測ができることに非臨床試験で成功しています。ヒトや動物でも免疫細胞をモニタリングできれば、新しい健康のバロメーターになります。
Ⅱ. 食材が免疫へ与える機能の解析
食材が免疫に与える影響を、免疫応答・行動・皮膚バリア・アレルギー・腸管など多角的に解析しています。興味深いことに、同じ米でも品種によって免疫への影響が異なることが明らかになっています。私たちの目標は、全国の多様な食材がもつ機能を解明し、1滴の血液から分析した免疫状態からリスクを予測し、健康を守る食材を提案することです。
本プロジェクトでは「免疫細胞を見える化する技術の臨床試験」と「食材がもつ免疫機能の調査」を行います。
免疫細胞の「見える化」技術を実用化するためには、臨床試験での実証が欠かせません。実証にあたり、私たちは「高強度の運動による免疫機能の変化」に着目しました。激しい運動後に免疫機能が低下(IgA抗体量が減少)し、感染症リスクが高まる現象は、学術的にも知られています。本研究では、IgA抗体量が減少するまでに免疫細胞にどんな変化が起きているかを、細胞内のカルシウムイオンの動き(カルシウムシグナル)を定量的に観察することで明らかにします。
検証実験は2段階で実施します。最初に、研究室内およびボランティアを対象に、免疫細胞のカルシウムシグナル変化量を分析します。次に、スポーツチーム(交渉中)に協力を依頼し、20~30人規模で測定することでデータの信頼性を高めます。
また、並行して免疫に働きかける食材の探索を進めます。対象となる食材を拡大し、生産者様や食品メーカー様へレポートしながら、具体的なエビデンスを蓄積します。
今回の研究が、誰もが自分の免疫を正確に把握し、健康を守れる食事を選択できる環境への第一歩になります。将来は、この成果を一般の人々や動物にも応用し、健康維持に役立つ具体的な提案を行いたいと考えています。
たとえ健康を意識していても、今は病気になってから病院へ行くのが当たり前。しかし理想的なのは、いち早く身体の異常に気づき発症前に対処できることです。免疫の測定結果が悪いから、今週の献立はこの食材を使って回復に努めよう! もしくは今は万全の調子だからこそ、病気にかかりにくい身体づくりに役立つ食材を積極的にとっていこう! そんな選択ができる未来のために、私たちは「免疫の見える化」と「健康を守る食材の特定」の両方の研究を進めています。
この研究を推進するためには、臨床試験や食材解析に資金が欠かせません。さらには、得られたデータを分析し、技術の社会実装を進めるプロセス構築も重要です。具体的には、ビジネスモデルの蓋然性の検証、特許申請や各種広報活動など、研究成果を実用化に結びつけるための資金が必要です。
これらには試算で1,000万円以上の資金を要します。そのためまずは、今回のクラウドファンディングで技術の有用性を証明し、今後の受託事業や助成金を得る足がかりにします。
私たちの目指すビジョンの実現は、皆様ご自身やご家族、大切な方々の健康を守ることにつながります。あなたのご協力が、この研究の成功には不可欠です。私たちのビジョンに共感いただけましたら、どうかご支援のほど、よろしくお願いいたします!
武田さんとそのチームは、免疫細胞の可視化技術と食材の免疫調整機能解析を融合し、健康状態を定量化することで個々の免疫状態に応じた具体的な対策を提案することを目指しています。その革新的な取り組みは、私の研究テーマである腸内環境による生体恒常性維持機構の解明とも通じるものがあり、科学的意義と実用性の両面で大きな可能性を秘めています。科学的根拠に基づく、未来の健康管理を支えるこの挑戦を、ぜひご支援ください。
「始動」プログラムのメンタリングで知り合った武田さんは、社会課題に対して真摯に、そしてユニークな視点から社会実装に取り組んでいます。彼が挑む「免疫」と「食品」への科学的なアプローチは、まさに私の研究テーマである神経可塑性にも通ずるものがあり、斬新な発想から複雑な課題へ切り込み、効率良く医療応用に繋ぐ素晴らしい取り組みです。未来格差の是正を目指して健康寿命を延ばす素晴らしい挑戦を応援しています。
アスリートの栄養管理に携わる者として、武田さんの研究に大変興味を持っています。これまでの"体をつくる"ための栄養管理に加えて、近年は免疫を強化してコンディションを整えることにも注目しています。本研究は野球選手をはじめとするアスリートのコンディション管理に大きな進歩をもたらすことが期待されます。また、一般の方が健康に暮らせる社会の実現に向けても大いに貢献するものだと思います。
経営大学院の同期である武田さんの新たな挑戦を心から応援しています。このプロジェクトは、運動量や運動強度が身体に与える影響を可視化できる画期的な取り組みです。実用化されれば、トレーニング負荷の最適化による怪我の予防・コンディション向上に大きく貢献すると思っています。この研究が、アスリートのパフォーマンス向上だけでなく、一般の方々の健康維持にも貢献することを期待しています。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
武田さんの挑戦に深く共感し、応援しています。「免疫細胞のはたらき具合の見える化」と「食材が生体へ与える機能の解析」を融合させた独自のアプローチは、健康維持や疾病リスク低減に向けた新たな道を切り開く可能性を感じます。私自身も、ユーグレナの研究を通じて栄養や環境問題の解決を目指してきましたが、武田さんのように信念を持ち、行動に移すことが大切だと改めて感じます。この取り組みが社会に広がり、多くの人々の健康を支える未来を楽しみにしています!
Date | Plans |
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2025年4月 | 新会社設立、研究環境の整備 |
2025年7月 | 免疫細胞見える化技術の共同研究開始 |
2025年10月 | 免疫食材の食品サンプルの開発開始 |
2026年2月 | 免疫細胞見える化技術に関連する論文投稿 |
2026年4月 | 免疫食材の食品を本格的に販売 |
メールでお礼のメッセージをお送りします。
このリターン実施は2025年5月を予定しています。
お礼のメッセージ
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お礼のメッセージ | May, 2025 |
30 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
academist Journalに寄稿する研究報告レポートにお名前を掲載します。
このリターン実施は2026年3月を予定しています。
※ 研究の進捗状況により、リターン実施時期がずれる場合があります。
お礼のメッセージ / 研究報告レポートにお名前掲載
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お礼のメッセージ | May, 2025 |
研究報告レポートにお名前掲載 | March, 2026 |
17 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
新会社のHPにお名前を掲載します。(本プロジェクトに寄付いただいた方として、お知らせ欄に掲載させていただく予定です。)
このリターン実施は2025年6月を予定しています。
お礼のメッセージ / 研究報告レポートにお名前掲載 / 新会社HPにお名前掲載
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お礼のメッセージ | May, 2025 |
研究報告レポートにお名前掲載 | March, 2026 |
新会社HPにお名前掲載 | June, 2025 |
4 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
免疫機能の解析ができている食材を使った試食会&進捗報告パーティーへご招待いたします。
会場は東京都千代田区、11月頃の開催を予定しています。
お礼のメッセージ / 研究報告レポートにお名前掲載 / 新会社HPにお名前掲載 / 免疫食材を使った試食会へのご招待
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お礼のメッセージ | May, 2025 |
研究報告レポートにお名前掲載 | March, 2026 |
新会社HPにお名前掲載 | June, 2025 |
免疫食材を使った試食会へのご招待 | November, 2025 |
3 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
1) 論文謝辞にお名前を掲載させていただきます。(26年2月頃予定)
2) 多額のご支援をいただいている中で重ねてのお願いとなり恐縮ですが、本プロジェクトに関する「免疫細胞のシグナルを見える化する実験への参加」にご参加いただける権利です。なお、場所は東京都千代田区御茶ノ水エリア(想定)、そして少量ではございますが採血をともないますので、あらかじめご承知おきください。このリターン実施は2025年10月を予定しています。
お礼のメッセージ / 研究報告レポートにお名前掲載 / 新会社HPにお名前掲載 / 免疫食材を使った試食会へのご招待 / 論文謝辞にお名前掲載 / 免疫細胞のシグナルのチェック 採血モニター参加
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お礼のメッセージ | May, 2025 |
研究報告レポートにお名前掲載 | March, 2026 |
新会社HPにお名前掲載 | June, 2025 |
免疫食材を使った試食会へのご招待 | November, 2025 |
免疫細胞のシグナルのチェック 採血モニター参加 | October, 2025 |
2 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
チームメンバーである安達(東京科学大学 新産業創生研究院 医療工学研究所 未病制御学講座 准教授)がイベントのセミナーに登壇させていただきます。
個別に実施日程・中身についてご相談に応じます。
※イベントの内容によってはお受けできない場合がございます、予めご了承ください。
※開催地が東京23区以外の場合は交通・宿泊費を実費でいただくことがございます。
お礼のメッセージ / 研究報告レポートにお名前掲載 / 新会社HPにお名前掲載 / 免疫食材を使った試食会へのご招待 / 論文謝辞にお名前掲載 / 免疫細胞のシグナルのチェック 採血モニター参加 / 安達貴弘(東京科学大学准教授)のセミナー登壇
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お礼のメッセージ | May, 2025 |
研究報告レポートにお名前掲載 | March, 2026 |
新会社HPにお名前掲載 | June, 2025 |
免疫食材を使った試食会へのご招待 | November, 2025 |
免疫細胞のシグナルのチェック 採血モニター参加 | October, 2025 |
0 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
食品免疫の解析を個別に行い、レポートを提出させていただきます。具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
お礼のメッセージ / 研究報告レポートにお名前掲載 / 新会社HPにお名前掲載 / 免疫食材を使った試食会へのご招待 / 論文謝辞にお名前掲載 / 免疫細胞のシグナルのチェック 採血モニター参加 / 安達貴弘(東京科学大学准教授)のセミナー登壇 / 食品の免疫機能の解析およびレポートの提出
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お礼のメッセージ | May, 2025 |
研究報告レポートにお名前掲載 | March, 2026 |
新会社HPにお名前掲載 | June, 2025 |
免疫食材を使った試食会へのご招待 | November, 2025 |
免疫細胞のシグナルのチェック 採血モニター参加 | October, 2025 |
0 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
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1) 論文謝辞にお名前掲載 + 2) 免疫細胞のシグナルのチェック 採血モニター参加 and others
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