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Kyosuke Uchida
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Reached the funding target!

ご報告が遅くなりました!
設定しておりました目標金額を達成することができました。
皆様のご支援に心から感謝申し上げます。

今回のクラウドファンディングでの研究に挑戦することで、なぜ、私がアダプテッド・スポーツを広げようと考えているのかを見つめ直すことができました。
私自身が、幼少期から体育の授業が決して得意ではなく、学校の体育の授業では苦手な種目もありました。
ですが、工夫を凝らした体育の授業のおかげで、私は体育の授業を嫌いにならず、体を動かすことが好きな青年期を迎えました。
その経験からも、「できない」ことは、未来の「できない」とイコールではないことを体験的に学びました。さまざまなスポーツ体験や面白さを知っていることは、未来の選択肢を増やします。
日常的にスポーツを楽しむ社会は、障害のある、なしによって選択肢の多少が左右されない社会であってほしいと願っています。
アダプテッド・スポーツを広げ、皆さんにスポーツが届くように、皆様からお預かりした資金をもとに着実に研究を進めてまいります。
経過は、こちらのサイトで時々ご報告させていただきます。

短い期間でしたが、励ましのお言葉やメッセージを多くいただきました。
本研究に興味をお持ちいただきました皆様に、衷心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

Comment from academist staff
障がいの有無に関わらず、スポーツによる健康維持ができるように

Maiko Abe

ランニングや自転車など、心身の健康を保つために日常のちょっとした運動を心がけている方は多いのではないでしょうか。けれど、障がいのある人にとって「身体を動かすことは健康につながる」という体験をする機会は少なく、日常的なスポーツの習得が難しい状況にあります。誰もが楽しめる「アダプテッド・スポーツ」の研究を行う内田さんは、障がいのあるなしに関わらずスポーツにより健康を保つ共生社会を目指しています。

障がいのある人たちが日常的にできるスポーツを広めたい

障がいのある人が週に1日以上スポーツをしている割合は、24.9%です。これは、成人の実施率59.9%の半分以下の割合です。ここでいう「スポーツ」とは、ちょっと気晴らしに散歩することや、友達と行うレクリエーションも含まれます。このようなスポーツは健康状態の把握や改善のためにも必要なことです。しかし残念なことに、障がいのある人にとってはそれさえも贅沢な楽しみであり、スポーツは手が届きにくい文化のひとつになっているのです。

私たちは誰しも年齢を重ね老化すると、できていたことができなくなります。障がいがあるということは、できないことが本人にとって害を及ぼすということです。私はその「害」をなくすために、研究を通して障がいのある人たちができる日常的なスポーツを広めていきたいと考えています。

自分の体力を把握し、「スポーツが健康を保つ」という体験を

障がいのある人のスポーツ実施率が低調である背景のひとつに、学齢期にスポーツやレクリエーションを体験する機会が少ないことが挙げられます。また現在、特別支援学校では「自立活動」という授業のなかで健康を学ぶことはありますが、体育の授業との結びつきが弱く、関連させて学習させることが課題になっています。

そもそも障がいのある人たちは体力測定ができないケースが多く、自身の体力がどれくらいあるのかという確認をとることが困難です。学校で行う「新体力テスト」は行われていても、数値が低いため「低体力」という評価で終わってしまいます。

日常的にスポーツを実施する習慣を得るためには、まずスポーツは自身にとって楽しい活動であり、その楽しい活動が心と身体を健康に保っているということを体験的に学ぶ機会が必要です。

エアロバイクにより体力をリアルタイムに知ることで好循環を生み出す

これまでの研究では、特別支援学校で運動部活動に参加する生徒の協力を得て、エアロバイクでは6秒間という短時間で安全に体力測定を行えることがわかってきました。今後は部活動に参加していない生徒にも参加してもらい、障がいのある人たちの体力の現状を明らかにしていくとともに、エアロバイクを漕ぐことで自身の体力を把握したり、スポーツを継続することで体力の向上につながることを知ってもらいたいと考えています。

今回は、特別支援学校にエアロバイクの貸し出しを行い、知的な障がいをもつ青年期の男女およそ100名に参加してもらいます。体力や運動へのアドバイスを行いながら、エアロバイクによる体力測定とアンケートを定期的に実施します。

さらにこの結果を先生方の指導方法にも生かしてもらい、障がいのある人が日常的にスポーツを行うための好循環を生み出せればと考えています。

Why we need your support

今回いただいた支援金は、貸し出し用のエアロバイクの購入費として使用します。またこのクラウドファンディングを通し、障がいのあるなしに関わらず、できるスポーツが広がり、誰でもスポーツに参加し楽しむことのできる共生社会を、皆さんと一緒に目指していきたいと考えています。

スポーツをする人に合わせて創造された運動やレクリエーションを「アダプテッド・スポーツ」といいます。障がいのある人ができるスポーツを広げるために、アダプテッド・スポーツ定着に向けた第一歩に、応援よろしくお願いします。

***
ご寄附いただいた皆様へ、確定申告により税制上の優遇措置が適用される領収書を東海大学より発行致します。

なお、領収書の日付は、お申込み受付日やカード決済口座からの振替日ではなく、アカデミスト株式会社より東海大学に入金された日付となります。

【法人・団体様からのご寄附】
・全額損金算入が可能です。(法人税法第37条第3項第2号)

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・所得税…寄附金額(総所得金額の40%を上限とする)から2,000円を差し引いた額を、当該年の課税所得から控除することができます。
・個人住民税…東海大学を寄付金控除の対象法人として条例で指定している都道府県・市区町村にお住いの方は、個人住民税の控除を受けることができます。
***

Profile

Kyosuke Uchida

東海大学体育学部で保健体育の先生になりたいという学生を対象に授業を行っています。以前は、特別支援学校(ろう学校)や中学校の教員として働いていました。どうすれば、みんなにとって授業が楽しく面白くなるのか、体育やスポーツが苦手という子どもが減るのかをいつも考えています。大学の近隣の発達障がいがある子どもたちの体操教室や放課後デイサービスの運動発達支援活動を行うなかで、いろいろな運動教材の開発や研究に明け暮れています。学生からは「くまさん」と言われますが、見た目がそれくらい大きいのかなと思っています。高校までは野球、大学ではラグビー、柔道やスキーなどいろいろなスポーツを体験し、選択できるよさを感じています。

Project timeline

Date Plans
2022年3月 アンケート調査の実施(神奈川県内の特別支援学校対象)
2022年5月 アンケート結果の集計
2022年7~12月 特別支援学校での測定(エアロバイクのレンタル活動実施)
2022年12月 アンケート結果の学会報告(日本アダプテッド体育・スポーツ学会)
2023年2月 調査結果の集約と報告書の作成

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