本文は、本日twitter上にアップした3本のtweet+続編です。サポーターの皆様には特別編もつけました。
古代エジプトのヒヒ(トト)神像です。今まで大事にお守りしすぎて、箱からほとんど出していなかったのですが、先日久しぶりに拝んだ際に、頭の上にくっついているものが日輪と牛の角(牝牛の角)を象っていることに気が付きました。当初「太陽円盤」と「月」かな、と思っていました。月の神、トト神ですから・・。ただ、よく見ると切れ込みがあり、太陽円盤と牝牛の角がコンビネーションでつけられています。なぜ牝牛の角という表現をするかというと、この角は「ハトホル女神」を象徴する角だからです。
(ここから先はツイッター上にはありません)
ハトホル神は非常に古い神で、古王国時代には登場しています。元来は豊穣(豊饒)をつかさどる牝牛姿の神で、横顔で表現されることが多い古代エジプトの神々の中では珍しく正面向きで表現されます。
長い歴史の中で、ハトホル女神の役割は王権の神の母であるイシス女神と同化してしまい、末期王朝時代あたりになると、イシスにもハトホル女神の象徴の牝牛の角が付いている例が多く、要するに「ありがたいものは何でもごちゃまぜ」状態になります。
この像はヒヒ(トト)神で、手には「完璧」や「治癒」を象徴するウジャト眼を持ち、頭上には太陽神の象徴である太陽円盤とハトホル女神の牝牛の角を戴いています。
つまり、古代エジプトの国家神である太陽神ラーと豊饒や国の母としての役割を担うハトホル女神の象徴と、文殊の神トト神、そして治癒や完璧をあらわすウジャト眼との融合!の像なのです。
神様てんこ盛り状態です。
神々しいですね。
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