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Beyond Isolation: International Wittgenstein Workshop in Tokyo

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SUCCESS
Shuhei Kimoto、Saori Makino
Tokyo Metropolitan University、Ph.D. student/Josai International University、lecturer
Pledged: 1,350,000 JPY
Target Amount: 1,000,000 JPY
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Support period closed
国際ワークショップ開催のお知らせ

サポーターのみなさま

大変お待たせしましたが、国際ワークショップの日程が決定いたしました。

タイトル:Reconsideration of Wittgenstein’s cultural background and context
日程:2024年9月20日-22日
場所:東京都立大学

招待講演者は、次の方々です。
Anirban Mukherjee, North Bengal University (Siliguri)
Chon Tejedor, Universitat de València (Valencia)
Ryo Ito, Waseda University (Tokyo)

詳しくは、イベントサイトをご覧ください。
https://witthegeljapan.weebly.com

発表を希望する方は、イベントサイトをご確認のうえ、4月末日までにお申し込みください。

オーガナイザー 槇野・木本

Saori Makino / March 28, 2024
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ウィーンでのワークショップ参加レポート

サポーターのみなさま

 大変遅くなりましたが、ウィーンで開催されたワークショップ“Wittgenstein and Hegel on the Foundations of Logic”への参加レポートをお送りします。お楽しみいただければ幸いです。

【ワークショップについて】
 ワークショップは、9/11-9/13の3日間にわたって開催されました。合計35人によるプレゼンテーションがあり、合計40人程度の参加者がありました。発表者の所属大学は、ヨーロッパ圏が中心でした。アジア圏からは、我々日本以外にも、インドからの発表者が2人いました。(アジア系の参加者はもう3人程度いましたが、それぞれ、中国からアメリカの大学、シンガポールからロンドンの大学へと進学しており、所属大学はアジアではありませんでした。)

 全体のジェンダー比率はあまり良くありませんでした。発表なしの参加者をあわせても、女性の数は、見る限り5人でした。(ちなみに、「女性」とはここではなんらかの仕方でフェミニンな見かけをしている人のことです。もちろん、参加者の中にはノンバイナリーの方もいたかもしれません。)

 発表言語は、ほとんどが英語でしたが、中にはドイツ語での発表も2枠ありました。

 発表内容の傾向としては、もっぱらウィトゲンシュタインのみ、ヘーゲルのみを取り扱った発表もあれば、両者を比較する発表もありました。槇野が参加した2019年のワークショップ(チェコ、カレル大学開催)から引き続き、ネオプラグマティズム、特にブランダムに言及する発表がいくつか見受けられました。(議論の中でも、ブランダムやマクダウェルの名前が出ることがありました。)今回のワークショップに特徴的だった点は、前期ウィトゲンシュタイン哲学に関する研究発表が一定数見受けられたことです。これは、“Logic”がテーマに入っていたことが理由だと考えられます。

 全体として、規模が大きく様々な研究者が集まる総合的な学会においてであれば、ニッチすぎるものとして避けられそうな研究発表に対しても、オーディエンスが発表者の話を傾聴する雰囲気が形成されていました。槇野がかつて参加したWittgenstein Symposium(オーストリア、キルヒベルグ開催)では、キャッチーでわかりやすい発表に人が集まり、議論が盛り上がる様子も時々見受けられましたが、今回のワークショップではそのようなあからさまな対比は生じていませんでした。(ただし、ドイツ語の発表には、それほどたくさんの人は集まらなかったかもしれません。)もちろん、多くの研究者と知り合いになれる大規模学会の良さもありますが、安心して発表したり議論したりできる小規模なワークショップの良さも認められてよいように思われました。

《参考》
発表者の所属大学とその国:チェコ(カレル大学、チェコ科学アカデミー、マサリク大学)、ドイツ(チューリッヒ大学、ダルムシュタット工科大学、アイヒシュテット・インゴルシュタット・カトリック大学、エアフルト大学、ライプツィヒ大学、テュービンゲン大学)、スペイン(バルセロナ大学)、オーストリア(ウィーン大学)、アメリカ(ピッツバーグ大学、シカゴ大学、パデュー大学、ウエストバージニア大学、ジョージタウン大学)、日本(東京都立大学、千葉大学)、フランス(ポアティエ大学、ボルドー・モンテーニュ大学)、インド(北ベンガル大学、ハイデラバード大学)、ノルウェー(トロムソ大学)、クロアチア(ザグレブ大学)、イタリア(ヴィータサルーテサンラファエレ大学、カターニエ大学)、ポーランド(ワルシャワ大学)、ベルギー(ブリュッセル大学)、チリ(ディエゴ・ポルタレス大学)、イングランド(ダラム大学)、ポルトガル(リスボン大学)

【ウィーン滞在について】
・Haus Wittgensteinの見学
 槇野と木本、双方とも発表原稿の作成が出国までに終わっておらず、ウィーン滞在中ほとんど観光をすることはできませんでした。観光することができたのは、ウィトゲンシュタインが姉のマルガレーテのためにパウル・エンゲルマンと共同で設計したHaus Wittgenstein(現・ブルガリア大使館兼文化会館)です。外観のみですが写真を撮りましたのでアルバム(最後にURLあり)をご覧ください。ミニマリズム建築の代表作と言われているように、装飾を廃した厳しい出で立ちをしています。綺麗な監獄のようにも見えます。

 Haus Wittgensteinから受けた印象は、一階の玄関のドア、窓、部屋同士を仕切るドアが、どれも三メートルくらいあり、ドアノブがその真ん中についているので、非常に使いにくそうな邸宅だなというものです。槇野の身長だと、ドアノブが顔くらいの高さにきます。マルガレーテが実際には住まなかったことも納得できます。また、外観のみならず内装もいたってシンプルで、部屋の真ん中にポツンと机と椅子のみが置いてある様子は、まるで尋問部屋のようでした。とはいえ、ブルガリア大使館が1975年にこの家を買い取ってから改築したようですので、私が見た光景は、1928年に完成した当時のままではないということには注意したいと思います。

 建物の中は撮影禁止でしたので、言葉で説明します。一階は主にイベント・観覧用といった様子で、ピアノやテーブルくらいしかありませんでした。二階はブルガリア大使館の職員の方々が使用しており、図書室や洗濯場、会議室、またPrivatと書かれた部屋がいくつかありました。観覧可能な範囲は一階と二階のみでしたが、地下と三階もあるようでした。

 なお、見学には事前予約が必要で、見学料は8ユーロ(非学生)です。

【食べ物について】
・ヴィーガンフードの多さ
 スーパーマーケットでも、ホテルの朝食でも、またケータリングでも目を引いたのは、ヴィーガン向けフードです。スーパーマーケットでは、どの食品でもほとんど必ずヴィーガン向けのものが用意されています。ホテルの朝食では、ヴィーガン向けのチーズ、ハム、ヨーグルトが提供されており、これらは非ヴィーガン向けの食品と比べて遜色ないものでした。ワークショップでのケータリングでも、ヴィーガン向けのサンドイッチ(一部動物性食品を含むが、その場合は明示されている)が提供されました。

 例外的に、レストランでは、必ずしもヴィーガン向けメニューが提示されないことがありました。ただ、ひょっとするとヴィーガン向けメニューを要求すれば、提示があったかもしれません。また、そもそもお店全体がヴィーガン向けのメニューを提供しているファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)のレストランでは、ほとんどのメニューがヴィーガン向けでした。

 ヴィーガンフードの入手しやすさの背景には、10代から20代の若者を中心とした世代に、ヴィーガンが増えているということがあるようです。オーストリアのウィトゲンシュタイン研究者であるAloisia Moser氏によると、10代から20代の若者の約半数が、ヴィーガンだということです。

【その他】
・シカゴ大学の学生さんの話
 アメリカでは、博士課程の学生には給与が出るということでした。シカゴ大学における博士課程の平均在籍期間は6〜7年だそうで、この間、博士課程の学生は、経済的な不安なしに研究ができるようです。ただし、そのような良い環境にはたくさんの応募者が集まってきます。シカゴ大学では、全世界から300人程度の人が毎年出願するようですが、たった6人しか採らないとのことです。さらに言うと、博士号取得後、ファカルティに残ることができるのは4人とのことです。(これらは一人の学生さんから伝聞で得た情報ですので、不正確な点がある可能性があります。)

・三重大学でドイツ語を教えていた方との出会い
 ワークショップの初日、かつて三重大学でドイツ語を教えていたというFriedrich Mühlöcker氏と知り合いになりました。アジア系の参加者が極めて少なく、不安を感じていた中、Mühlöcker氏は日本語で話しかけてくれ、和ませてくれました。

【来年の東京ワークショップについて】
・開催時期について
 2024年の9月に開催するつもりで準備を進めています。

・テーマについて
 これまでヨーロッパで、「ウィトゲンシュタインとヘーゲル」というテーマで何度もワークショップが開催されてきたため、同テーマでは、発表できる人がほとんど残っていないのではないかと予測されます。しかし、これまでのヨーロッパでのワークショップの蓄積により、普段ほとんど関わりのないウィトゲンシュタイン研究者とヘーゲル研究者とが集まって議論できる貴重な空間が形成されてきたことも認められます。現在、どちらの研究者も参加できそうなタイトルを検討中です。

【本レポート以外の公開物について】
・フォトアルバム:https://drive.google.com/drive/folders/19QGn8aPxU2oYwPtquWzWJ0K4M-wY6KlC?usp=sharing
 動物性の食品が写っておりますので、ヴィーガンの方は閲覧にご注意ください。

・槇野・木本の発表資料
 2023年12月までの公開とさせていただきます。なお、二次配布はご遠慮ください。

槇野:https://drive.google.com/file/d/1Gq-8JIBTmb9_i8WcbV1NkPlPP7zUnbIU/view?usp=sharing

木本:https://poised-nerine-595.notion.site/Elucidation-and-Therapy-in-Hegel-s-Logic-673897a3f96842a483c924241ee2272b

【本レポートの独占的公開期限について】
 本レポートは、クラウドファンディングのサポーターの方々に対しまず独占的に配信・公開されるものです。しかしながら、今後、サポーター以外の方々にも、紀要やnoteなどの媒体を利用して、本レポートを公開する可能性があります。というのも、海外での学術イベントのレポートを、国内向けに公開することには、一定の利益があると考えられるからです。恐れ入りますが、サポーターの方々には、この点をご理解いただけますと幸いです。

Saori Makino / November 09, 2023
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ウィーンでの国際ワークショップへの参加につきまして

サポーターのみなさま

今年の9月11日から13日にかけて、ウィーン大学にて、国際ワークショップ“Wittgenstein and Hegel on the Foundations of Logic”が開催されます。槇野と木本が一般研究発表枠に応募したところ、アクセプトされました。(詳細はこちら→http://wittgensteinhegel2017.weebly.com/vienna-2023.html

ここで皆さまにご理解をお願いしたいのは、今回の渡航費用を、クラウドファンディングで得た資金から支出させていただくことです。
サポートを募った2020年の時点では、2021年に国内で国際ワークショップを開催する予定でしたので、皆さまにご協力いただいた支援金をオーガナイザーの渡航費用にあてる予定はありませんでした。
しかし、コロナ・パンデミックにより開催の延期を余儀なくされ、さらに、ヨーロッパ側のオーガナイザーとのやりとりから、2023年の開催も見送ることになりました。(詳細は、2022/09/23に投稿した進捗報告「開催年につきまして」をご覧ください。)
このように準備期間が長引く中で、槇野と木本は、2024年の開催に向けて、小さな研究成果を少しずつ積み上げてきました。具体的には以下の通りです。

・2021年8月から、木本が中心となって、Wittgensteins Hegel (Berg, A., Brill, 2021)の読書会を行い、ウィトゲンシュタインがケンブリッジ大学の同僚から受けたヘーゲル哲学に関する影響について検討した。(読書会は、関連領域内の異なるテクストで現在も継続中。)
・木本が「ウィトゲンシュタインとヘーゲル」をめぐる国内外の取り組みを取りまとめ、同タイトルで研究ノートを執筆し、『ヘーゲル哲学研究』(28号、pp. 95-98、2022)に寄稿した。
・2023年4月に、プレワークショップ“Wittgenstein and German Philosophical Tradition 2023"を東京都立大学で開催し、これまで焦点が当てられていなかったウィトゲンシュタイン哲学の大陸的バックボーンについて議論を行った。(発表者5人、参加者約30人)

以上の取り組みを通じて、私たちの研究に進展があり、日本国内で国際ワークショップを開催する前に、今年9月にウィーンで開催されるワークショップにて、研究成果を発表する準備が整いました。

ウィーンでのワークショップでは、以下の活動を行う予定です。

・槇野が、“Logical Notation and Everyday Language: Salvaging the Conception of Logic”という題目で発表する。
・木本が、“Elucidation and Therapy in Hegel’s Logic”という題目で発表する。
・2024年に東京で開催する国際ワークショップの告知・宣伝を行う。

また、帰国後は、ワークショップの様子をレポートとして取りまとめ、こちらの進捗報告に投稿いたします。

当初の予定とは異なりますが、これまで積み重ねてきた研究成果を踏まえ、ウィーンで槇野・木本それぞれの研究の進展を公開しつつ、海外の研究者と情報交換を行い、日本でのワークショップへの関心を高めるために、資金を利用したく思います。
渡航費の高騰もあり、今回の支出は決して小さな額ではありませんが、ご理解いただけますと幸いです。

オーガナイザー 槇野・木本
連絡先:witthegeljapan@gmail.com

Saori Makino / August 15, 2023
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現時点での会計報告

サポーターのみなさま

東京での国際ワークショップWittgenstein and Traditional German Philosophy開催のためのご支援、ありがとうございました。
2024年にワークショップを開催するため、現在、準備中です。

今回は、現時点で使用した金額の収支報告をさせていただきます。ご査収ください。
https://drive.google.com/file/d/1QLsUWzRBkhnxG2wboz34b6oJdN1bvwzB/view?usp=sharing

疑問点・不明点のある方は、恐れ入りますが、witthegeljapan@gmail.comまでご連絡いただけますでしょうか。
期日は、いったん8月4日までとさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

オーガナイザー槇野・木本

イベントウェブサイト:https://witthegeljapan.weebly.com

Saori Makino / July 29, 2023
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Pre-workshopの発表資料を期間限定公開します

サポーターのみなさま

去る2023年4月15日に、国際イベントのためのPre-workshopとして、Wittgenstein and German Philosophical Tradition 2023を開催することができました。
30名近い参加者に恵まれ、60分と比較的長い発表時間の中、5人の発表者とゆっくり議論をすることができました。

サポーターのみなさまに支えていただいたことで、ここまで活動を継続し、プレイベントの開催にまで漕ぎ着けることができました。このことにまず感謝申し上げます。
今後も、2024年の国際ワークショップ開催のため、協力し合ってまいります。

発表資料の配布を希望される方がいましたので、一週間の期間限定で公開いたします。
関心のある方はぜひご覧ください。

公開期間:2023年4月23日〜30日
公開先:https://witthegeljapan.weebly.com/2023.html

オーガナイザー
槇野・木本

Saori Makino / April 23, 2023
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Pre-Workshopのお知らせ

Pre-Workshop: Wittgenstein and German Philosophical Tradition 2023を、4月15日(土)に東京都立大学にて開催します。奮ってご参加ください。

場所:東京都立大学、1号館110教室

9:30-9:40 あいさつ
9:40-10:40 吉田 廉 (Ren Yoshida)
ウィトゲンシュタインの治療の弁証論的構造/The Dialectics of Wittgenstein's Therapy
10:50-11:50 木本 周平 (Shuhei Kimoto)
反省をモデル化する:「感覚的確信」の中の超越論的論証/Modeling Reflexion: Transcendental Argument in “Sense-Cetainty"
13:00-14:00 木本 蒼 (So KIMOTO)
ゲーテ的伝統から見るウィトゲンシュタインの「記述」概念/Wittgenstein’s Concept of Description and Goethe's Methodological Tradition
14:10-15:10 浅野 将秀 (Masahide ASANO)
相対化されたアプリオリとウィトゲンシュタイン/The Relativized A Priori and Wittgenstein
15:30-16:30 槇野 沙央理 (Saori MAKINO)
同じことを述べるとはどんなことか——ウィトゲンシュタイン哲学における「ヘーゲル的な場面」/What does it mean to speak of the same thing?——The “Hegelian scene” in Wittgenstein’s philosophy

16:30-16:35 閉会のあいさつ

*発表言語は日本語です。

なお、参加者数の把握のため、事前登録をお願いしております。

参加登録
https://forms.gle/6mJCKqucCCfpP9Ly8

Wittgenstein and German Philosophical Tradition 2023ウェブサイト
https://witthegeljapan.weebly.com/2023.html

本イベントは、2024年に東京で国際ワークショップWittgenstein and Traditional German Philosophyを開催するためのプレイベントです。2024年の国際ワークショップは、2017年以降、継続的にヨーロッパで開催されているWittgenstein–Hegel conferenceシリーズの一環として開催される予定です。2023年はウィーンでの開催となり、それを受けて、東京での開催は2024年となりました。

Wittgenstein–Hegel conferenceシリーズのウェブサイト
http://wittgensteinhegel2017.weebly.com/vienna-2023.html

academistを通じてクラウドファンディングにご協力いただいた皆さまに、感謝申し上げます。

オーガナイザー:槇野 沙央理・木本 周平

Saori Makino / March 12, 2023
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2023年春のワークショップのお知らせ

サポーターのみなさま

2024年に開催予定である国際ワークショップの準備として、2023年4月15日に、東京都立大学にて、小規模なワークショップ“WITTGENSTEIN AND GERMAN PHILOSOPHICAL TRADITION 2023”を開催します。
発表を希望される方は、1月末日までに、witthegeljapan@gmail.comまで要旨をお送りください。
日本語・英語どちらの言語でも応募可能です。

詳細は以下のページでご確認ください。
https://witthegeljapan.weebly.com/2023.html

槇野・木本

Saori Makino / December 08, 2022
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開催年につきまして

サポーターのみなさま

長らくお待たせしておりますが、ワークショップの企画・開催について進捗がありましたのでご報告さしあげます。

9月14日に、国際ワークショップ“Wittgenstein and Traditional German Philosophy”の、東京での開催に向けて、当初来日予定であったAlexander Berg氏とDenis Kaidalov氏とミーティングを行いました。

厚生労働省ホームページにて発表される最新の「水際対策」を参考に、こちらからは、2023年の春か秋にワークショップを開催することを提案いたしました。

他方、Berg氏とKaidalov氏からは、同様のテーマでヨーロッパで連続して開催される国際ワークショップとシリーズにすることを提案されました。そのシリーズではすでに、2022年9月にバルセロナで、2023年9月にウィーンで開催することが決定・発表されています。(参考URL:http://wittgensteinhegel2017.weebly.com/self-consciousness-and-self-reference.html
両氏の提案に従えば、東京での国際ワークショップは、2024年の開催となります。

私たちとしましては、すでに2021年と2022年の開催を見送っており、支援者の方々の期待に応えるために、できるだけ早く開催したいと考え、その旨を伝えました。しかし、両氏の提案も合理的であり、同様のテーマで連続して国際ワークショップを開催する場合、より多くの参加者を見込むためには、あまり短い間隔で開催することは望ましくないだろうと思われます。

今後も、Berg氏・Kaidalov氏とのミーティングを重ね、少しずつ詳細を決定していく予定ですが、ひとまず、2024年に東京での開催を行う方向で進めて参りたいと思います。ただし、プレ・ワークショップとして、2023年中に日本語で類似テーマのイベントを開催できればと考えております。

アップデートがありましたらこちらの「進捗報告」にてまず皆さまにお伝えいたしますので、引き続き見守っていただけますと幸いです。

オーガナイザー 槇野・木本

連絡先:morerain19@gmail.com(槇野)

Saori Makino / September 23, 2022
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academist Journalに寄稿しました

支援者のみなさま

久しぶりの活動報告となります、槇野です。
academist Journalというウェブメディアにコラムを寄せましたので、そのお知らせです。

「クラファンする哲学者の日常:私たちがお互いを見られるようにするために」
https://academist-cf.com/journal/?p=16301

現在継続しているWittgenstein's Hegelの読書会や、2022年のワークショップ開催の見通し等に触れながら、クラウドファンディングをしてみて、何が変わったか、現在の活動はどうなっているかについて書いています。

academist Journalは携帯からの閲覧を前提としているデザインらしいので、もしよければ、空き時間にでもお読みいただければと思います。

槇野沙央理

Saori Makino / November 03, 2021
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Wittgensteins Hegel読書会のお知らせ

支援者の皆さま

ワークショップWittgenstein and Traditional German Philosophyの東京開催の目処はまだ立っておりませんが、モチベーションを保つため、関連書籍の読書会を開催します。

対象書籍:Alexander Berg (2020), Wittgensteins Hegel, Brill.
第一回日時:8月16日(日)14:00-16:00
参加方法:オンライン(Google Meetを使用する予定です)

初回は槇野が§1 Wittgenstein über Hegelの節について簡単にまとめ、その後、レジュメ担当の方々数人とそれぞれが担当したい箇所を話し合います。
レジュメを担当しないライトな参加も歓迎します。参加希望の方には開催前にURLをお知らせしますので、ご連絡ください。

参考までに、目次の一部を添付しますので、ご覧ください。(画像を一枚しか添付できないようなので、続きは出版社のサイトhttps://brill.com/view/title/54766?language=deでご確認ください。)
またテクストの入手に関して、常勤職にある方、科研費や学振などで研究費のある方は、ご自身で手配するようお願いいたします。そうでない方は、槇野までご相談ください。

連絡先
槇野沙央理:morerain19@gmail.com
木本周平:kemotyke@gmail.com

Saori Makino, Shuhei Kimoto / August 03, 2021
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Supporters will be charged the funding amount only if the project reaches the funding goal (JPY 1,000,000) before 17:00 on December 08, 2020 (JST: GMT+9).
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Securities

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Research Report

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