皆様のおかげで,なんとたった5日で目標金額を達成することができました!!皆様お一人お一人の「Art x Chemistry」に対する想いを感じ,ARchemisT一同,一段と気を引き締めて制作活動に臨んでいます.
【セカンドゴールを目指します!】
ここまで頂いたご支援は,ARchemisTでのイベント準備費用,参加者交流会および後方支援費として50万円を設定しておりました.今回のチャレンジは公開されてから間もないですが,すでに様々な異分野・異業種の方々からお声掛けをいただき,融合したアイディアが膨れ上がってきています!!これを具現化するために,ひいては予想を超えるセレンディピティに出会うために,様々なチャレンジをどんどんしていきたいと思っています.そのための企画費や試作品づくりに要する費用のため,セカンドゴールとして100万円を目指します!引き続きご支援賜われることを切に祈っております.何卒よろしくお願い申し上げます!
今回のチャレンジでは、「アートと化学の融合」をテーマとしたコミュニティを発足させ、新たな文化創発を志向したイベントの開催を目指します。
皆さんは、「化学」と聞いてどんな印象を抱くでしょうか? どこか暗い地下研究室に籠もってもくもくと行われる実験や、理系が学ぶ堅苦しくて少しとっつきにくい学問のようにイメージする方は多いと思います。
私は、大学教員として教育・研究に従事しながら、学生たちと化学の最先端に昼夜を問わずどっぷり浸かってきました。そんな生活をとおして私のなかで2つの疑問が湧き上がり、日々膨らんでいきました。ひとつは学生の教育についてです。卒業生の多くは化学業界に進みますが、「業界人にならなかったら化学とはさようなら」という卒業生も実は数多くいます。こうした分野孤立型の姿勢は、人生100年時代を生き生きと過ごすに十分なのだろうか、また、彼らが分野にとらわれず身を立てていけるような教育的サポートを自分は十分にできているだろうか、という疑問をもっています。もうひとつは化学業界についてです。分野の基礎研究はもちろん重要ですが、いまの取り組みのままで新たな価値を出していけるのだろうか、永続的に発展させていけるのだろうかーー化学が新たな発展を遂げるには、堅苦しいイメージをより親しみやすくオープンなものに変えていくべきだろう、と思うようになったのです。
そこで今回のチャレンジでは、研究室に閉ざされていた「化学」の世界を解き放ち、アーティストをはじめとするさまざまな業種・分野とコラボレーションさせることで、多様な化学のあり方を模索する場をつくります。かつてない要素を混ぜ合わせることで、予想もつかない「化学反応」が飛び出してくるのでは!? といまからワクワクしています。
学問分野の孤立はどのように起こるのでしょうか。これは我が国の教育システムにひとつの理由があると考えています。日本の高校ではすべての学習科目を独立したものとして学びます。高校から高等教育機関に進むと、さらなる「科目の高細分化」が進みます。この教育システムは、特定の分野で専門性を磨く「専門家教育」にはとても有効ですが、分野をまたいで物事を俯瞰的に捉える力を養うのには最適とはいえません。
一方で、昔の偉人たちは分野を隔てず新たな英知を築いてきました。たとえばルネサンス時代を代表する芸術家のレオナルド・ダ・ヴィンチはサイエンスにも造詣が深かったとされています。ベンゼンの共鳴構造提唱で有名な化学者ケクレは絵画や製図の能力にも優れていました。細分化の進む現代では、感情や表現を扱うアーティスト、データや現実を扱うサイエンティストの両者は分断されがちです。しかし両者は「創造する」という点では共通しており、双方のプロセスを経験することで「想像する」力が膨れ上がるという報告もあります。
「想像力は知識よりも大切だ。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む」という、アルベルト・アインシュタインの言葉があります。現代はすでに、目まぐるしく変化を続ける予測不能性の高い世界になっており、ひとつの専門分野に固執する姿勢はどんどん時代遅れになっていきます。歴史的偉人に学び、細分化された分野を融合させる学びの姿勢、それを可能とする想像力を育む場が、今こそ求められているように思います。
そして化学は、アートと融合することで新たな文化創発が期待できる最たるモチーフです。化学を成り立たせる基本要素は「原子」や「分子」ですが、それはナノメートル(髪の毛の太さの10万分の1のスケール)よりもさらに小さなサイズです。このため化学は人の目には見えない、もっといえば「五感で感じにくい」学問の典型となっています。そんな化学の世界を感性豊かに「表現」していくアプローチは、無数に存在してよいはずです。
アーティストとサイエンティストの双方が社会との結びつきを「主体的」に考え、立ち位置を見つめ直す「共同的」な機会にもなるはずです。最先端の科学研究に携わる方であれば、「あなたの研究は何の役に立ちますか」という問いから目をそらすことはもはやできません。アートを生業とする方であれば、「自分の作品には何の意味があるのか」という疑問を感じる人もいるでしょう。このような社会の声や疑問にどうこたえていくか――このチャレンジの先に各々の答えを見いだすことができれば、それは素晴らしいことだと思っています。
私たち運営チームは、アート(Art)などの異分野と化学(Chemistry)を融合させる出発の地を「ARchemisTプロジェクト」と名付け、第1回目の企画としてキックオフイベントを開催することにしました。このイベントでは、化学やアート、音楽、ファッション、その他ものづくりなどに興味のある方々(学生さんやすでにプロとして活動されている方々)に集結していただき、未開拓の融合分野を題材に「何ができるか?」ということを皆で考えるきっかけを作ろうと考えています。各分野の第一線で活躍するプロフェッショナルと垣根なく対話する機会や、得意なことが異なる参加者同士がうまく打ち解けられる仕組みも企画しています。「興味はあるんだけど、実際自分に何ができるかな……」という方でも、気兼ねなく参加していただけると思います。
第2回目以降は、キックオフイベントのオープンなコミュニケーションから生まれるアイディアを踏まえ、種々のイベントを本格始動します。学生部門のアイディアコンテストなども企画中です。ハイライトをWeb発信したり、音を出したり、映像を写したり、展示ブースとして作品を置いたりと、さまざまな表現を可能とする会場の準備もしています。私たち運営チームは、展示作品やアイディアと社会の結びつきを模索しながら、この場で生まれる新たな文化の芽を育み支援していきます。
ARchemisT website
ARchemisTプロジェクトは、現役の大学生、大学院生、大学の研究者、アーティスト、バーテンダー、サイエンスライター、イベンターといった多様なバックグラウンドをもつメンバーで運営委員を結成し、活動を開始しました。このプロジェクトに共感いただきご協力いただける方も段々と増えてきましたが、来たるキックオフイベントやコンテストの準備にかかる費用は、今のところ運営委員の有志によって賄われています。
まだスタートしたばかりのプロジェクトで、あるのはビジョンだけに等しい手探り状態ですが、回を重ねてより良いものにしていきたいと思っています。今後、継続的な活動を行っていくために、クラウドファンディングに挑戦することに決めました。ここでいただいたご支援は、本プロジェクトで実施するイベントの準備費用、参加者交流会、および広報支援費に充当させていただきます。
また、このクラウドファンディングをきっかけに、ARchemisTプロジェクトを多くの皆様に知っていただきたいと思っています。このプロジェクトからあふれ出す熱量と空気感をすこしでも感じていただけるよう、リターンとしてオリジナルラボコートや分子をモチーフとしたオブジェなどを準備しました。みなさんそれぞれのアイディアを具現化していく楽しさを、より多くの方に体験していただきたいと思っています。どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。
Date | Plans |
---|---|
2020年4月18日 |
ARCHEMISTプロジェクト キックオフイベント開催予定
|
運営スタッフ一同より、お礼のメッセージをメールにてお届けいたします。みなさまからのご支援を大切に、融合分野の新たな可能性を突き詰めてまいります。応援よろしくお願いします!
お礼のメッセージ電子版
2 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
1,000円のリターンに加えて、「ARchemisT実施レポート vol. 1」をPDFにてご登録のメールアドレスにお送りいたします。イベントで繰り広げられる錬金術の模様を存分にお楽しみください。
「ARchemisT 実施レポートvol.1」電子版 / お礼のメッセージ電子版
16 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
3,000円のリターンに加えて、ARchemisTオリジナルロゴのステッカーを郵送にてお届けいたします。ロゴは、「artとchemistryの錬金術」をシンプルにした表現しました.文字フォントは、運営メンバーによるオリジナルフォントを使用しています。(※)画像はステッカーデザインのイメージ図になりますが、概ねこのとおりに作成する予定です。
ロゴステッカー / 「ARchemisT実施レポートvol.1」 電子版 / お礼のメッセージ電子版
6 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
5,000円のリターンに加えて、ARchemisTロゴ入りTシャツをお届けします。色(white/black)とサイズのご要望があれば、ご支援時に記入をお願いいたします。
ARchemisT ロゴ入りTシャツ / ロゴステッカー / 「ARchemisT実施レポートvol.1」 電子版 / お礼のメッセージ電子版
22 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
5,000円のリターンに加えて、ARchemisT実施レポート vol. 1の謝辞にお名前を掲載させていただきます。応援よろしくお願いします!(※)ロゴステッカーも郵送にてお送りいたしますが、ロゴ入りTシャツはついておりません。ご承知おきいただけますと幸いです。
実施レポートvol.1の謝辞にお名前掲載 / ロゴステッカー / 「ARchemisT 実施レポートvol.1」電子版 / お礼のメッセージ電子版
5 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
お好みの分子模型のオリジナルミニチュアを作成してお届けいたします。光造形型3Dプリンタ出力になりますので、比較的細かい造形も可能です。サイズは最大で115 mm(L) x 65 mm (W) x 155 mm (H)です。分子構造などをお伝えいただければ、こちらで3Dモデルをデザインし出力できます。あなたのオリジナル分子オブジェをご堪能ください!(※)運営スタッフによる完全お手製なので、製作数に限りがございます。
お好みの分子模型ミニチュア作成 / 実施レポートvol.1の謝辞にお名前掲載 / ロゴステッカー / 「ARchemisT 実施レポートvol.1」 電子版 / お礼のメッセージ電子版
10 supporters are supporting with this reward. (Limited to 10)
ご好評につき、お好みの分子模型ミニチュア作成(限定10個)を追加しました!!※)運営スタッフによる完全お手製なので、製作数に限りがございます。また、こちらのリターンは「後期納品分」につき、準備でき次第順次ご発送いたしますが、多少お時間を要する可能性もございます。予めご了承いただけますと幸いです。
【後期納品分】お好みの分子模型ミニチュア作成 / 実施レポートvol.1の謝辞にお名前掲載 / ロゴステッカー / 「ARchemisT 実施レポートvol.1」 電子版 / お礼のメッセージ電子版
1 supporters are supporting with this reward. (Limited to 10)
ARchemisTロゴ入りオリジナルラボコートをお届けします。色はblackのみですが、サイズ(米国サイズ: 大きめです)のご要望があればご支援時に記入をお願いいたします。
ARchemisTロゴ入りオリジナルラボコート / 実施レポートvol.1の謝辞にお名前掲載 / ロゴステッカー / 「ARchemisT実施レポートvol.1」 電子版 / お礼のメッセージ電子版
3 supporters are supporting with this reward. (Limited to 5)
ARchemisT運営メンバーとの交流会にご招待いたします。私たちのビジョンを直にお伝えし、率直なご意見などをざっくばらんに伺えますと幸いです。新しいコラボレーションの可能性なども賜われれば大大歓迎です。(※)運営スタッフは世界各地に散らばっている都合上、お目当てのメンバーを招集できない可能性があります。予めご了承いただけますと幸いです。
ARchemisT運営メンバーとの交流会 / ARchemisT ロゴ入りTシャツ / 実施レポートvol.1の謝辞にお名前掲載 / ロゴステッカー / 「ARchemisT 実施レポートvol.1」電子版 / お礼のメッセージ電子版
1 supporters are supporting with this reward. (Limited to 3)
法人様向けのリターンです。ご支援いただいた法人様に「ARchemisT実施レポート vol.1」の1ページをご提供いたします。掲載内容に関しましては、当運営メンバーで柔軟に対応させていただきますのでご相談ください。
「ARchemisT実施レポートvol1・ページジャック」(A4 1ページ分) / ARchemisT ウェブサイトでのバナー掲載 / 実施レポートvol.1の謝辞にお名前掲載 / 「ARchemisT実施レポートvol.1」電子版 / お礼のメッセージ電子版
2 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
法人様向けのリターンです。ご支援いただいた法人様に「ARchemisT実施レポート vol.1」の2ページをご提供いたします。掲載内容に関しましては、当運営メンバーで柔軟に対応させていただきますのでご相談ください。
「ARchemisT実施レポートvol1・ページジャック」(A4 2ページ分) / ARchemisT ウェブサイトでのバナー掲載 / 実施レポートvol.1の謝辞にお名前掲載 / 「ARchemisT実施レポートvol.1」電子版 / お礼のメッセージ電子版
0 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
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「ARchemisT 実施レポートvol.1」 and others
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ロゴステッカー and others
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(プランA)ARchemisTロゴ入りTシャツ and others
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(プランB)実施レポートvol.1の謝辞にお名前掲載 and others
5
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お好みの分子模型ミニチュア作成 and others
10
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お好みの分子模型ミニチュア作成 (後期納品分)
1
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(Limited to 10)
ARchemisTロゴ入りオリジナルラボコート and others
3
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(Limited to 5)
(プランA)ARchemisT運営メンバーとの交流会 and others
1
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(Limited to 3)
(プランB)「ARchemisT実施レポートvol1・ページジャック」(A4 1ページ分)(法人様向け) and others
2
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(No quantity limit)
「ARchemisT実施レポートvol1・ページジャック」(A4 2ページ分)(法人様向け) and others
0
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(No quantity limit)