ご支援くださった皆様
皆様のおかげで、わずか一週間ほどで目標金額に到達することが出来ました。
心より御礼を申し上げます。
当初の目標であった310,000円は第一回以降のシンポジウムの開催費用および団体の運営費とさせていただく予定です。主に配布する資料代や、主催メンバーの移動費に充てさせていただく予定です。今回のアカデミストの達成によって一般参加者の参加費を500円に値下げさせていただきました。
※今回の第一回シンポジウムは完全登録制となっております。人数には限りがありますので参加をご希望の方はお早めにフォームへの登録をお願いいたします。
第二回以降のシンポジウムについては詳細が決まり次第ご連絡させていただきます。
予想より多くの方々にご支援をいただいておりますので、遠方からの参加希望者(新幹線等を使用する、1都3県外の方々を予定)への移動費・及び当団体Change Academiaの運営費に充てるための290,000円を追加した600,000円をセカンドゴールとして設定したいと思います。
運営費の中にはChange Academia関西支部の設営費用なども含まれております。以下、その詳細となります。
Change Academiaの関西支部検討及び法人化推進担当をしている柳瀬と申します。ご支援、誠にありがとうございます。私からも重ねて厚く御礼申し上げます。
我々の予想以上のスピードで目標金額を達成することができました。その嬉しさの反面、当団体の問題提起の重要性そして社会的意義を再認識させられ、一同襟を正す格好の機会となりました。
現在は、当団体Change Academiaの団体コアメンバーの大部分が、関東地方に偏重しております。私自身が数少ない関西地方のコアメンバーの一人であり、日本全体のアカデミアを射程とした場合に、地理的な不公平が生じる懸念があります。そのため、近い将来Change Academia関西支部なるものを設立し、東日本を関東支部の所轄に、そして西日本を関西支部の所轄とし、一団体二部体制で運営していきたいと考えております。
2020年1月末に実施されますシンポジウムは当団体のスタートアップ事業という意味もこめられており、シンポジウムの回を重ねる中で、ゆくゆくは大阪でシンポジウムを実施できるような揺るぎない組織づくりをしていきたいと思っています。今回のセカンドゴールを達成した際にはその一部を関西支部発足の活動資金とさせていただきたいと思います。
戦後日本の高度経済成長の象徴の一つとなった1964年の東京五輪から約半世紀経ち、再びここ日本に聖火が帰ってまいります。あの頃の繁栄から一転し、バブルの崩壊、東日本大震災と激動の繁栄の時代から混迷の人口減少の時代に転換しております。五輪の開催年にこのようなシンポジウムを開催する運びとなり、これは何かしらの因縁があるように思えてなりません。
先ず隗より始めよ、と言われるように、今回の第一回シンポジウムは、我々大学院生の問題提起を行い、現状のアカデミアの再定義をはかるものです。シンポジウムの成功を目指し当団体一同尽力してまいりますので、何卒ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
Change Academiaの発起人兼代表である山岸鞠香の研究テーマは、化学反応ネットワーク上の力学系の数学的解析です。生体の細胞内では膨大な数の化学反応が同時進行し、それらの総体として生物学的機能が発生しています。こうした化学反応システム全体の性質を知るために有効なのが、「摂動解析」です。化学反応の進行は微分方程式として記述することができます。その解を数学的に解析することで、摂動解析をはじめとするその系の特徴を調べることができるのです。特に私は、どの物質がどの反応によって他の物質につながっているかというネットワークの構造のみから、その化学反応系に生まれる特徴を調べようとしています。微分方程式の解空間の性質を数学的に調べることが、目で見えるネットワーク上の流れの振る舞いの制御につながるというところがこの研究の魅力です。
このように数学は、他の多くの科学技術と融合し私たちの生活の見えない部分を支えています。すぐには意味がわからないような、100年以上昔の数学の定理が現在の情報社会の基盤を支えていることに、私たちはとても勇気をもらっています。一見役に立たないものでも、自分がおもしろいと思ったことを追求することが研究の醍醐味だと思っています。
このように、研究という活動はとても魅力的です。しかし、それを取り巻く環境はもっとよくすることができると考え、私たちはChange Academiaを立ち上げました。
大学院生や若手研究者を取り巻く問題のひとつに、経済格差の問題があります。研究者になりたい人は大学卒業後に大学院で研究を始めます。大学院は、修士課程(博士前期課程)と、博士課程(博士後期課程)に分かれており、その両方を修了し、審査を通過した博士号取得後に、大学教員や研究者としてのポストを求職できるようになります。ですから、研究者を目指す場合には、大学院に行かなくてはなりません。大学から雇用されたり、奨学金を獲得できない限り、大学院生は給料をもらえるわけではないので、家庭が貧しかったり、すでに大学に進学するまで無理をしてきたりする人たちにとっては、大学院進学は大変な決断となり得ます。私たちの周りでも、とても優秀で意欲があるけれどもお金がないため大学院に進学することを断念した人や、大学院へ進学したけれど生活費を稼ぐために無理をしている人もいます。
また、アカデミックハラスメントの問題もあります。多くの場合、大学での研究は大学の教員(指導教官)のもとに何人かの人が集まり、それを基本単位として研究活動を行います。素敵な指導教官に巡り会えれば問題はありませんが、指導教官という権力の悪用により、研究や教育が妨害されるケースも発生しています。実際に、アカデミックハラスメントを受けたことで研究の道を諦めざるを得なかったという方の話も聞きます。また、指導教官が善意で行った行動でも、学生にとっては大きな精神的負担となる場合もあり、扱うのがとても難しい問題です。女性ゆえの問題もあります。私たちの周りにも、女性であるがゆえに嫌な言葉を浴びせられた、ハラスメントを受けた、という方がいらっしゃいます。
研究活動は性別や人種、経済的な格差によって妨げられるものではなく、研究したいという意欲がある人は皆行えるべきものであると、私たちは考えています。
Change Academiaの活動の一環として、2020年1月26日にシンポジウム「大学院生と考える日本のアカデミアの将来2020」を開催することにしました。今回は、その開催費用をご支援いただきたく、クラウドファンディングに挑戦することにしました。会場や申込方法などの詳細はFacebookページをご覧ください。
本シンポジウムは、2019年時点でアカデミア全般に見られる問題をレビューし、問題の所在を明らかにして、参加者と共有することを目的としています。さらに、提示された問題に対してさまざまな角度から議論することで、将来的に研究環境をよりよくしていくための具体的な動きにつなげていきたいと考えています。
また、シンポジウムで議論した内容について、メディアやSNSなどを通して発信することで、普段は研究に接点や関心のない一般の方々にもこの問題を周知し、より多くの方々に学術研究の存在を認知していただくことも、開催の目的のひとつです。
登壇者には、研究環境に課題意識をもつ大学生・大学院生や、さまざまな事情で苦しんできた若手研究者の方などをお呼びする予定です。
聴講者としては、研究関係の方のみならず、大学進学や研究者の道を志している中高生の皆さんやその親御さん、学術研究の在り方に疑問を持っている方、大学院生や若手研究者を応援するために何をすべきか考えてくださっている方々などに参加していただければと思っています。
研究者が同業者のあいだばかりで話し合うのではなく、社会一般には研究者や研究がどのように映っているのかを知ることは、公的支援の意義と正当性について再考し、より良い学術研究振興策を考えるうえで重要なカギになります。今後このまま学術研究が衰退していった先の社会に起こることの可能性を検討したり、学術研究の社会一般に置ける重要性はいったい何かを議論したりすることで、研究や高等教育が公的支援を受けるべき理由はいったい何なのか、研究者はもちろんのこと、研究者でない方々に考えてもらうことが大事であると考えています。参加者の皆さんの声を参考に、日本の研究環境改善策のヒントを得たいと思っています。
本シンポジウムの様子については、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学術論文誌『KEIO SFC JOURNAL』でも報告する予定です。また、開催レポートはオンライン上で一般公開し、議員、関係省庁や日本学術振興会へも提出する予定です。
第2回以降のシンポジウムでは、より焦点を絞った内容についてのシンポジウム開催を検討しています。たとえば、実際に大学の運営に携っていらっしゃる方のお話を伺うことで、現実的に取り組んでいける課題はどこか、研究環境をよりよくしていくためにはどのようなところがネックとなるのか、認識を共有できる機会を設けたいと思っています。
問題に対する不満を述べただけでは、問題が解決するわけではありません。また、問題の改善が現実的にとても難しい場合もあります。さまざまな方にご協力いただきながら、日本における学術研究の在り方をよりよくしていきたいと考えています。ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。
時期 | 計画 |
---|---|
2020年1月 | 第一回シンポジウム開催 |
2020年3月 | 第一回シンポジウムレポート作成 |
2020年6月以降 | 論文提出 |
2020年後半 | 第二回シンポジウム開催(予定) |
開催したシンポジウムの様子をレポートにまとめてお送りします。応援よろしくお願いいたします!
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13人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
開催したシンポジウムの様子をレポートにまとめてお送りします。応援よろしくお願いいたします!
シンポジウム開催レポート(PDF版)
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開催したシンポジウムの様子をまとめたレポートに、感謝のしるしとしてお名前を掲載し、お送りいたします。 ※academistにご登録される氏名を掲載いたします。掲載を希望されない場合には、お手数ですがacademist(infoアットacademist.jp)までご連絡ください。
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シンポジウム当日に配布する資料(電子版)を送付いたします。また、感謝の気持ちを込めて、お名前を掲載した資料を当日に配布させていただきます。お力をお貸しください。 ※academistにご登録される氏名を掲載いたします。掲載を希望されない場合には、お手数ですがacademist(infoアットacademist.jp)までご連絡ください。
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シンポジウムでの議論内容を論文発表する際の謝辞にお名前を掲載させていただきます。※成果をまとめられるよう努力いたしますが、論文の掲載に至らない可能性もございますこと、ご承知おきいただけますと幸いです。 ※academistにご登録される氏名を掲載いたします。掲載を希望されない場合には、お手数ですがacademist(infoアットacademist.jp)までご連絡ください。
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シンポジウム当日に配布する資料(電子版)(5000円のリターンと同一です。) 他
13
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論文『KEIO SFC JOURNAL』の謝辞にお名前掲載 他
8
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(数量制限なし)