サポーターの皆様
残り1週間となり、ラストスパートにむけて皆様に最後の拡散をお願いすべくアカデミストにログインしたところ、たった今99人目のサポーター様のご支援によって、達成することができました!!! ダンス科学という新しい挑戦に対してご理解いただき、ご支援いただきまして、誠にありがとうございます!!
取り急ぎご報告させていただきます。あと7日ありますので、ラストスパートを頑張ります!!
引き続きよろしくお願いいたします!
三浦哲都
バレエの舞台を観て美しいと感じて心が癒されたり、好きなアーティストのダンスを観て心が躍ったりする経験をみなさんお持ちではないでしょうか。プロのダンサーは10年以上の長い間日々トレーニングを積み重ねることで、私たちの心を動かす高度なスキルを身に付けます。
私はこれまで運動科学×認知科学の手法を用いて、ダンスのスキルを科学的に明らかにする研究を行ってきました。このダンス科学の知見は、より効率的に上手くなるためにどのような練習をすればよいかというトレーニング方法の開発につながります。またリハビリテーション医療にも応用されており、パーキンソン病の治療にダンスが有効であることも明らかになっています。私はダンス科学を通じてより良い社会作りに貢献したい! という夢を持って研究を進めています。
ダンス科学は教育にも貢献します。芸術文化を重んじている国、たとえばフランスやロシアではバレエ教師になるために国家資格が必要であり、バレエ教師は一定のスキルや医科学的な知見を身に付けていることが求められます。一方、日本ではこのような資格は整備されておらず、ダンスが科学の対象であることさえも知られていない状況です。
たとえばバレエのトゥシューズを幼いころから履いて練習をしすぎると、足の発達に悪影響を与え、その子の未来を潰してしまう可能性があります。そのため「子供の体力や練習頻度に応じてどのようにトゥシューズを履いていくか」という国際的な基準が、科学的な研究から設定されています。しかし日本ではこの基準の認知度は極めて低く、より幼い年齢でトゥシューズを長時間履かせてくれるバレエ教室が人気になり、生徒が集まることもよくあるのです。
私はダンス科学者として、指導に有用な科学的知見を正しい解釈とともに現場に届けたいと思っています。このような理由から、私は正しいバレエ教育のために科学的研究によってエビデンスを積み上げるプロジェクトを開始しました。
まずは、バレエダンサーの職業病ともいわれる外反母趾に着目しました。外反母趾は過度なターンアウト(つま先を広げて立つバレエの基本の立ち方)が一因です。このターンアウトは、股関節から脚全体を外側に回すのが解剖学的に正しいやり方ですが、なかなか脚を開けない場合に足先だけを外側に向けようとすることで、膝や足首の関節に間違った負荷がかかり、外反母趾など障害の原因になるといわれています。
そこで私は、外反母趾とターンアウトの関連を動作解析装置によって詳細に調べる研究を始めました。バレエ歴10年以上の上級者では、外反母趾の程度(角度)とターンアウトの角度には関係がありませんでしたが、興味深いことに外反母趾の角度と骨盤から上の身体の傾きなどに相関関係を見つけました。つまり地面との接点となる足の形がバレエのテクニックに影響を与えるのです。
このことは外反母趾がバレエを踊っている最中の姿勢を変え、その姿勢の変化が外反母趾を含むその他の障害を助長する可能性も示唆しています。外反母趾による姿勢の変化は、動作解析装置で明らかにされた非常に小さな変化ですが、何万時間も同じ練習を繰り返すバレエダンサーにとっては致命的な怪我につながる可能性があります。
本プロジェクトではこの研究をさらに進め、外反母趾とバレエのテクニックの関係を詳細に調べます。このような知見を蓄積することで怪我をしない練習方法を開発し、日本バレエ教育者協会と連携して指導の現場に届けることを目指します。日本ではバレエ愛好家を含めるとバレエを習っている生徒数は40万人にのぼり、世界一です。また近年、日本人バレエダンサーが国際コンクールで上位に入ることも増えてきました。科学によって明らかになった適切な指導方法によって、日本のバレエ界がもっと発展してほしいと思っています。
今回の研究で得た成果は、国内専門誌のみならず国際専門誌に掲載することを目指し、積極的に世界に向けて発信します。国際専門誌へエビデンスを積み上げていくことは、日本のみならず世界のバレエ界を変えることにつながります。たとえば、この知見がフランスやロシアのバレエ教師の国家資格作成に利用されるかもしれません。またみなさんが憧れる世界のバレエダンサーが、開発された練習方法を取り入れる可能性もあります。本プロジェクトは、世界中のバレエダンサーを含め、これからバレエを始める未来のすべてのバレエダンサーのための研究なのです。
私は本プロジェクトを通して、科学が世界のバレエ界を変えうることを広く知ってもらいたい、バレエダンサーを目指して一生懸命練習をしている子どもたちに科学的に正しい練習方法を届けたいと思っています。このような理由から今回クラウドファンディングにチャレンジすることにしました。そのため、バレエの練習に役立てられるような魅力的なリターンも用意しています。
今後は、さまざまなレベルのバレエダンサーに実験に参加していただき、動作解析装置によって運動を計測します。多くのデータを計測するために、持ち運び可能な動作解析装置が必要であり、ご支援の大部分はその購入費に充てさせていただく予定です。その他、実験にかかる人件費(実験参加者への謝礼金など)、研究成果を発信するための論文掲載費、学会参加費などに充てさせていただきます。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
時期 | 計画 |
---|---|
2019年8月 | クラウドファンディング挑戦 |
2019年11月 | 機材購入・予備実験 |
2020年3月 | 本実験開始 |
2020年5月 | 実験と同時に解析を進める |
2020年10月 | 学会にて研究発表 |
2021年3月 | 論文を国際専門誌へ投稿 |
研究の詳細な進捗などをレポートにまとめてお送りします。バレエを習う子どもたちが読んでも理解できるように書きます。バレエ愛好家の皆様にも、自分の練習にいかせるようにわかりやすいレポートを作成します。(本プロジェクトが達成した場合、決済日は10月30日以降の予定です。消費税率が10%となる可能性があります。)
研究報告レポート
30人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
日本バレエ教育者協会監修のもと、本プロジェクトによる研究成果を練習にいかすためのコツをまとめたアドバイスシートをお送りします。バレエを習う子どもたちが読んでも理解できるように書きます。バレエ愛好家の皆様にも、自分の練習にいかせるようにわかりやすいレポートを作成します。(本プロジェクトが達成した場合、決済日は10月30日以降の予定です。消費税率が10%となる可能性があります。)
アドバイスシート / 研究報告レポート
34人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
学会にて本研究に関する発表をする際、謝辞にお名前を掲載させていただきます。また、発表資料を送付いたします。※2020年度に学会発表が叶わなかった場合、その後の学会発表資料の謝辞にお名前を掲載いたします。(本プロジェクトが達成した場合、決済日は10月30日以降の予定です。消費税率が10%となる可能性があります。)
学会発表資料の謝辞にお名前掲載 / アドバイスシート / 研究報告レポート
18人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
感謝のしるしとして、日本バレエ教育者協会HPにお名前を掲載させていただきます。(本プロジェクトが達成した場合、決済日は10月30日以降の予定です。消費税率が10%となる可能性があります。)
日本バレエ教育者協会HPにお名前掲載 / 学会発表資料の謝辞にお名前掲載 / アドバイスシート / 研究報告レポート
14人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
ご支援一口につきまして1名様(ご支援者様以外の1名様でも可)をサイエンスレッスンにご招待いたします。今回の研究内容に関する講義と実技指導を合わせたサイエンスレッスンです。開催は2021年5月ごろで、場所は東京都内を予定しています。年齢やバレエのレベルは問わず、どなたでもご参加いただけます。バレエ未経験の方の参加も歓迎しますので、奮ってご参加ください! 当日ご参加いただけない場合には、発表資料を送付いたします。※開催地までの交通費は各自ご負担をお願いいたします。またレッスン内容の録音・撮影はお控えいただきますようお願いいたします。(本プロジェクトが達成した場合、決済日は10月30日以降の予定です。消費税率が10%となる可能性があります。)
サイエンスレッスン(科学+実技指導)への参加権 / 日本バレエ教育者協会HPにお名前掲載 / 学会発表資料の謝辞にお名前掲載 / アドバイスシート / 研究報告レポート
8人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
科学論文は、未来のバレエ界を変える確かな一歩です。本プロジェクトでは100年後も世界中で引用される論文を目指します。その論文中の謝辞にお名前を掲載させていただきます。※研究成果をまとめられるよう努力いたしますが、論文の掲載に至らない可能性もございますこと、ご承知おきいただけますと幸いです。(本プロジェクトが達成した場合、決済日は10月30日以降の予定です。消費税率が10%となる可能性があります。)
論文謝辞にお名前掲載 / サイエンスレッスン(科学+実技指導)への参加権 / 日本バレエ教育者協会HPにお名前掲載 / 学会発表資料の謝辞にお名前掲載 / アドバイスシート / 研究報告レポート
3人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
実際にバレエ動作を計測し、プロのバレエダンサーの動作と比較したアドバイスシートをお送りします。ご支援一口につきまして、1名様(3歳から100歳までのバレエ愛好家・バレエダンサーの方、ご支援者様以外の1名様でも可 )が対象です。バレエのレベルは問いません。計測したデータは解析後、プロのバレエダンサーのデータと比較して、アドバイスシートを作成しお届けいたします。※計測場所は、都内を予定しています。日時についてはご相談のうえ、決定いたします。また計測場所までの交通費はご負担をお願いいたします。解析には半年程お時間がかかってしまう場合もございますので、ご了承をお願いいたします。(本プロジェクトが達成した場合、決済日は10月30日以降の予定です。消費税率が10%となる可能性があります。)
動作解析およびプロのバレエダンサーと比較をしたアドバイスシート / 論文謝辞にお名前掲載 / サイエンスレッスン(科学+実技指導)への参加権 / 日本バレエ教育者協会HPにお名前掲載 / 学会発表資料の謝辞にお名前掲載 / アドバイスシート / 研究報告レポート
4人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
講師2名(三浦および日本バレエ教育者協会バレエ講師)がご要望の場所へ出張し、サイエンスレッスンを行います。支援していただいた方が会を主催し、受講生を呼んで頂いて構いません。※旅費・宿泊費等は別途頂戴いたしますのでご留意ください。開催時期はご相談させてください。またレッスン内容の録音・撮影はお控えいただきますようお願いいたします。(本プロジェクトが達成した場合、決済日は10月30日以降の予定です。消費税率が10%となる可能性があります。)
出張サイエンスレッスン(科学+実技指導)開催権 / 動作解析およびプロのバレエダンサーと比較をしたアドバイスシート / 論文謝辞にお名前掲載 / サイエンスレッスン(科学+実技指導)への参加権 / 日本バレエ教育者協会HPにお名前掲載 / 学会発表資料の謝辞にお名前掲載 / アドバイスシート / 研究報告レポート
0人のサポーターが支援しています (限定 3 個)
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研究報告レポート
30
人
が支援しています。
(数量制限なし)
アドバイスシート 他
34
人
が支援しています。
(数量制限なし)
学会発表資料の謝辞にお名前掲載 他
18
人
が支援しています。
(数量制限なし)
日本バレエ教育者協会HPにお名前掲載 他
14
人
が支援しています。
(数量制限なし)
サイエンスレッスン(科学+実技指導)への参加権 他
8
人
が支援しています。
(数量制限なし)
論文謝辞にお名前掲載 他
3
人
が支援しています。
(数量制限なし)
動作解析およびプロのバレエダンサーと比較をしたアドバイスシート 他
4
人
が支援しています。
(数量制限なし)
出張サイエンスレッスン(科学+実技指導)開催権 他
0
人
が支援しています。
(限定 3 個)