国際誌 "Marine Geology" に研究成果が掲載されました.
今回の内容は日高海岸の中央部に位置する新ひだか町静内(浦和)において掘削調査を行い,津波堆積物候補を発見したというものです.
同時に珪藻化石などを用いて過去6000年間の古環境を復元し,津波堆積物の形成との関係性を調べました.
その結果,この地域では海水準が高く浜堤が発達しきらない時期にのみ限定的に砂が内陸に運ばれていたことが分かりました.
このような結果は今後海水準が上昇した場合大きな被害をもたらすことを示唆しています.
またイベント層の年代は北海道東部千島海溝の地震発生時期と重なるものが多いことから,これらのイベントによってもたらされた可能性があります.
今後これらのイベント層が津波でもたらされたものなのか,また,その波源がどこなのかを明らかにするため研究を続けてまいります.
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研究報告レポート(PDF版)
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