しばらくぶりのご報告となり大変申し訳ありません。
近々、academist様より進捗報告ファイルをダウンロードして頂けるリンクのご連絡があるかと思います。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。
サポーターの皆様
昨年のクラウドファンディングでは大変お世話になりました!
支援金は実験の遂行に必要な実験資材の購入に大切に使わせて頂いております。
ここ数ヶ月間は新型コロナウイルスへの感染対策に伴い、研究活動にかなり大きな制限が生じておりますが、引き続き出来ることをしっかりと進めていく所存です。
研究の進捗状況に関しましては、先日お送りした「研究報告レポート」において結果の一部をご紹介させて頂きましたが、予定通り進んでいる実験もあれば、そうでない実験もあります。
本日は、皆様にお約束した「リターン」のうち、期限が近づいているものについて、今後の見込みをご報告させて頂きたく思います。
「行動実験結果の動画を限定公開」(5000円以上のサポーターの皆様)
2020年度末を目安に、「喉が渇いている状態」の再現実験や移植細胞を活動させたときの動画を限定公開する予定にしておりました。現状、前者の「喉が渇いている状態」の再現実験には成功し、動画の撮影も完了しておりますが、後者の移植実験は、その準備段階であるパイロット実験の結果が芳しくなく、まだ始められておりません。また、クラウドファンディング開始時には予測困難であった私自身の雇用環境の変化などもあり、移植実験そのものの開始は早くても2021年度以降になる見込みとなってしまいました。従いまして、「移植細胞を活動させた時の動画」がお届け出来るかどうかは、現在進めているパイロット実験の結果、および移植実験の結果次第となりますことをご了承頂けますと幸いです。また、パイロット実験が上手くいき、さらに移植実験が上手くいったとしても、動画のお届けは2022年以降になる可能性が高いのではないかと予測しております。予定が大幅に遅れてしまい大変申し訳ありませんが、私自身としても何とか撮影したい動画であり、そのために引き続きベストを尽くしていく所存ですので、どうぞよろしくお願い致します!
「学会発表資料の謝辞にお名前掲載」(30000円以上のサポーターの皆様)
2020年7月末に神戸で開催される神経科学学会での発表資料の謝辞にお名前を掲載させていただく予定にしておりましたが、上記でご説明しました通り、一部の実験の結果が芳しくなく、本学会での発表は出来ない見込みとなってしまいました。大変申し訳ありません。今後の予定としましては、やはり今後の実験の結果次第ではありますが、2022年度には何かしらの研究会もしくは学会において発表したいと考えております。発表が決まり次第、また改めてご連絡致します!
本プロジェクトの肝である移植実験に少しでも早く取り組めるよう引き続きベストを尽くしてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します!
先日Neuroscience誌に受理された論文がオンライン上でご覧頂けるようになりました!8/22まで無料でご覧頂けます(https://authors.elsevier.com/c/1ZKJM15hTth1cf)。
この論文の「Fig.5」(図5)で説明しているTRAP法では、「Quinine」(キニーネ)という「苦味刺激」により活動する神経細胞でYFP(黄色蛍光タンパク質)が発現するようにしていますが、本プロジェクトではこの苦味刺激を「渇き刺激」に置き換えることで、渇いている時に活動している神経細胞でYFPを発現させる予定です。さらにはこのYFPを、細胞死を誘導するタンパク質や神経活動を操作できるタンパク質に置き換えることで、それら細胞が本当に「渇き」に対して因果的に働いているのかを調べていく予定です。そしてその先に、移植実験があります。進捗がありましたらまたご連絡差し上げます!
本プロジェクトで用いる予定の神経活動依存的遺伝子組換え技術(TRAP法)を「苦味刺激」に用いた研究の論文が、国際脳研究機構(International Brain Research Organization, IBRO)の国際科学誌(Neuroscience)に受理されました!同じ技術を「渇き刺激」に適用することで、本プロジェクトを推進していきたいと思います。
本プロジェクトで用いる予定の神経活動依存的遺伝子組換え技術(TRAP法)を「苦味刺激」に用いた研究の論文が、国際脳研究機構(International Brain Research Organization, IBRO)の国際科学誌(Neuroscience)に受理されました!同じ技術を「渇き刺激」に適用することで、本プロジェクトを推進していきたいと思います。
本プロジェクトで用いる予定の遺伝子改変技術を用いて、「苦味刺激」により活動した神経細胞を優先的に標識(緑色の細胞)できることを示した、in revision(要修正)になっていた論文を修正し、再投稿しました!受理まであともう少し!です。
本プロジェクトではこれまで用いていた「苦味刺激」を「渇き刺激」に置き換えることで、同様に優先的な標識ができると期待されます。
度々受ける質問2点についてまとめました。
Q1. 何が問題なのですか?
A1. 意識内容が一体どのようにしてこの世界に存在しているのか、ほとんど分かっていないことが問題です。
意識内容は人生の全てと言っても過言ではないでしょう。意識内容がない人生を想像してみて下さい。産まれてから死ぬまで、意識的には感覚や経験が全くない深く眠っているような状態で終わるのです。何も経験せず、自己にも気付かず、ゼンマイ人形のように動き回るだけの存在です。それほど意識内容は我々の人生にとって重要です。しかしそれがどのように脳から生み出されているのか、ほとんど分かっていないのです。こんな不思議を不思議のまま放置しておいていいとは思えません。
なお念の為、誤解のないよう申し添えておきますと、この問題意識は私がオリジナルに見出したものではありません。古くはガリレオやデカルトが、現代ではノーベル賞授賞者であるエーデルマンやクリックらも同様の問題意識を持ち、今もその解明を目指して多くの哲学者や科学者によって挑戦が続けられています。
Q2. なぜ支援が必要なのですか?
A2. 研究のアイデアを実行するための資金が不足しているためです。
私は現在、学生数名と一緒に研究をしています。幸い今年度は科研費に内定し、年間80万円を使えることになりましたが、ひと月7万円程度で研究を進めていくのは容易ではありません。実際、昨年度は年間120万円程度を使える状況でしたが、年末には資金が底を尽き、自分のポケットマネーで研究資材を購入していました。今年度もある程度ポケットマネーを使うことは避けられないと思っていますが、当然ながらそれにも限りがあるため、皆様のご支援をお願いしております。
本プロジェクトの基礎である、BioRxiv(実質的な査読無し)上で発表していたCHANCE法を記載した論文が、平行して投稿していた科学哲学系の雑誌(査読有り)でin revision(体裁を整えれば受理)になりました。受理まであと一歩!です。
当サイトは SSL 暗号化通信に対応しております。入力した情報は安全に送信されます。
研究報告レポート(PDF版)、寄付金受領証明書
23
人
が支援しています。
(数量制限なし)
行動実験結果の動画を限定公開、寄付金受領証明書 他
9
人
が支援しています。
(数量制限なし)
サイエンスカフェ参加権、寄付金受領証明書 他
23
人
が支援しています。
(数量制限なし)
学会発表資料の謝辞にお名前掲載、寄付金受領証明書 他
0
人
が支援しています。
(数量制限なし)
論文謝辞にお名前掲載、寄付金受領証明書 他
2
人
が支援しています。
(数量制限なし)
研究室にて移植した神経細胞の顕微鏡観察体験、寄付金受領証明書 他
1
人
が支援しています。
(数量制限なし)
Beyond Next Ventures株式会社による特別追加支援 他
1
人
が支援しています。
(限定 1 個)