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Keisuke Nomura

筑波大学、2nd year of master course

Challenge period

2022-11-01 - 2026-03-31

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Sat, 19 Oct 2024 09:02:56 +0900

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Tue, 01 Nov 2022 10:00:00 +0900

2022年12月② 続・研究を通した教育活動

前回の内容の続きです!

【微生物生態学会・微生物観察会】
12/11(日)ミュージアムパーク茨城県自然博物館にて行われた、微生物観察会に、参加者に実験操作を教える学生ボランティアとして参加してきました!

概要としては、小学生以下の子供たちをメインターゲットとして、微生物の存在と魅力を実感してもらうために、
ヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌、納豆に含まれる納豆菌(枯草菌)、塩麴に含まれる麹カビ、そしてミジンコを観察してもらうという会でした。…ミジンコは微生物ではないですが。。。。

やってみて思った事は、子供に微生物学の魅力を伝える事の難しさでした。

子供にとっては、顕微鏡の上ではただの小さい〇や□にしか見えない微生物を見るだけだったので、なかなか興味を持ってもらう事がとても難しかったです。

大人の場合、この小さい〇や□が無ければ、ヨーグルトも納豆も醤油も日本酒も味噌も作れない、というように「社会的意義」を伝える事で、ある程度興味をもってくれるのですが、子供にそれは通用しません。それよりも、ミジンコが持つ心臓や消化管などの複雑な構造に興味を示す子供が多かったです。

一方で、焼酎を作る麴カビである黒麴は食べると「苦い」のですが、その学名がAspergillus niger(アスペルギルス・「ニガ―」)だという事を伝えると、大笑いして興味を持ってくれる子もいました。

他にも、納豆に含まれる納豆菌を観察したところ、増殖しない芽胞(がほう)という状態だったのですが、それを人間に例えて、「眠っている」と表現する事で興味を持ってくれたりする子もいて、人間に例えて話をするとウケがいいことも学びました。

研究の魅力、「面白さ」とは、多面的なんだな、と改めて実感した出来事でした。
社会的意義、名前のおかしさや由来、人間に例えたときのおかしさ、わからない事の多さ、わかりそうな事の多さ、…etc.

万人にウケる研究の伝え方は、中々無いかもしれませんが、
ターゲットを絞れば、「面白い」と思ってくれるよう努力する事はできるな、と学んだ出来事でした。

野村佳祐 Sat, 31 Dec 2022 18:11:27 +0900
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