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渡邉文隆

京都大学、研究員

挑戦期間

2022/11/01 - 2025/03/31

最終活動報告

2024/11/11 22:34:23

活動報告

51回

サポーター

42人

経過時間

2022/11/01 10:00:00

#29 研究により深く取り組める体制へ

サポーターの皆様・本プロジェクトに関心を寄せてくださっている皆様

academistを通じたご支援や寄付募集研究へのご理解、本当にありがとうございます。

昨日、10月31日付で、(公財)京都大学iPS細胞研究財団 社会連携室の室長という役職を退任し、今後は非常勤でアドバイス等を行う立場になりました。
(素晴らしい同僚、上司、寄付者の方々に恵まれ、新しい技術の社会実装のために走ることができた10年間でした。関係者の方々に、心から感謝しています)

今回の判断は、長野県に住んでいる家族のケアのためという面が強かったところです。
ただ、駆け出しの研究者として仕事をしていく上では、これまでの役職は責任が重すぎると考えたことも理由の1つでした。

これまでも兼務していた信州大学社会基盤研究所の特任講師は続けながらも、今後は、

・京都大学 オープンイノベーション機構 Beyond2050構想室 研究員(非常勤)
・京都大学 人と社会の未来研究院 社会的共通資本と未来寄附研究部門 研究員(非常勤)

という立場が加わります。

日本の大学や、新たな学術界を目指す人々は、今まさに、人々と対話するなかで未来の社会を構想し、手探りの中で研究と実装を進めています。

そのような活動を、経営科学や寄付募集という専門分野から、微力ながらお手伝いしたいと思っています。

上記だけで生活の糧を得ることは難しいですので、民間企業の仕事も個人事業主としてお受けしながら、本プロジェクトを含むさまざまな研究活動と実務を行っていきます。
Theory of Constraints(TOC:制約理論)の本家本元であるGoldratt Japanの活動にも関わらせていただく予定で、この理論のより深い理解や、実装能力の向上を通じて、民間セクターにも貢献したいと考えています。

いまから10年前の2013年、民間企業の安定した仕事を捨てて、iPS細胞研究所の任期つきファンドレイジング担当者になりました。
2020年からiPS財団で安定した立場で仕事をさせていただいていたところ、10年ぶりに再度、不安定な立場に逆戻りしました。

が、人生は一度きりですので、自分の家族や、本当にするべきと思う仕事のために多少の不安定が生じるのは致し方ないとも思います。

10年前と全く違うのは、自分自身で行うべきと思う研究があることと、それを支援くださる皆様がいてくださることです。

私たちの世代は苦労が絶えないかもしれませんが、これからを生きる次の世代は、少しでも良い環境のもとで、様々な危機に脅かされることなく、人間らしく生きていけるように、と思います。

そのために、大学などの非営利組織や、経営科学が果たすべき役割は大きいと考えます。

皆様のご支援・ご理解に、深く感謝申し上げます。

(写真は、常勤職員として最終出勤日だった昨日の夜の職場です)

Fumitaka Watanabe 2023/11/01 10:51:11
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