こんばんは、いしざかです。
先日、中国の浙江大学との交流会があり、千葉大生のはしくれとして研究を紹介してきました。
同じ空間に日本語を母語とする人が一人もいないというのは、少しそわそわしました。
そう考えると留学生って本当にすごいですよね。
同じゼミの留学生に教えてもらいながら中国語を練習しまして、中国語で自己紹介をしました。
もはや自己紹介が一番緊張しました。
発表は日本語で、留学生に中国語訳をしてもらいました。
その中で、一つの壁にあたりました。
それは、「暗黙知」にあたる中国語がないということです。
留学生がいろいろと手を尽くして調べてくれたのですが、単に言葉に出さないという意味の言葉になってしまい、経験知や身体知のような意味合いはないようなのです。
日本語は「行間を読む」「空気を読む」という言葉のように、察する・推し量るということがコミュニケーションの一つになっていると思います。
そんな日本だからこそ、職人的なケアがあるし私が取り組んでいるような研究が成り立つのかもしれないなと思いました。
私個人のコミュニケーションでいえば、察して考えたあとに相手に確認するというプロセスを大事にしています。答え合わせみたいな。
そこで建前ではなく本音を出してくれる人とのコミュニケーションは、とても心地いいです。
結局「暗黙知ってなに?」という質問は出なかったのですが、簡単には翻訳できない「文化に根差した言葉」ってあるよなぁと。
質疑応答の時間だけでなく、休憩時間にもいろんな人が話しかけてくれて、お互い母語ではない英語で一生懸命コミュニケーションをとりました。
がんばって日本語を話してくれる人もいて、みなさんめちゃくちゃ優しかったです。
高齢化はどの国も他人事ではないし、交流して協力していかないとだなと思いました。
あと相手の言語を知ろうとする姿勢は本当に大事ですね。
ところで、「心を入れかえる」という言葉も不思議ですよね。
そんな着脱可能なのかよ、みたいな。
今は研究が少し落ち着いているので、活動報告をもっとたくさんお届けできるようにがんばります!心を入れかえて!
2023.8.15
いしざか
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