Challenge period
2021-01-06 - 2026-03-31
Final progress report
Thu, 14 Nov 2024 20:24:40 +0900
Progresses
114 times
Supporters
9 people
Elapsed time
Wed, 06 Jan 2021 10:00:00 +0900
今月は久しぶりにマヤ文明の一大中心地、ティカルのデータ入力をしました。奈良時代のデータ入力も並行して行い、完了させる予定でしたが時間が足りず、来月の課題としたいと思います。
さて、ティカルに関してはアメリカ大学のペンシルベニア大学が1950年代末~1970年代に大規模調査を行い、発掘調査報告書を刊行しています。それがティカル・レポートです。およそ50年も前の調査ですが、参加者がほとんど亡くなってしまった現在も尚刊行され続けているものです。
今回扱ったのはNo.21で、「Groups with Shrine」の副題が付いています。つまり建造物グループの中で、個人神殿を伴う住居群に関する発掘報告書となっています。内容は建造物の平面図・断面図、調査中に判明した建造物の石材使用やマヤアーチの有無、漆喰床面の有無、墓の構造、副葬品の概要です。今回はこれらのデータを入力して、これまでに得られた知見によって作成したモデルとの整合性を図ろうと試みましたが、、、
個人用の小神殿を含む建造物グループは、建造物グループのサイズ、墓の構造、副葬品の内容(土器の量、その他の遺物の種類)において、悲しいことにこれまでの理論をぶち壊す内容でした。正直、どうしていいのかよく分かっておりません。そのためひとまず来月までにNo.21のデータ入力を終わらせ、モデルの修正あるいは新たなモデルの立案を行いたいと思います。
これまで順調であったモデル構築とは打って変わって苦しい状況ですが今後もご支援をお願い致します。また最近はご支援者の人数、とご支援額が減少傾向にあります。可能であれば、お近くの歴史に興味ある方をお誘い頂ければ幸いです。
画像の著作者:Freepik