皆様から頂いた支援で培養容器のふたとして使うシリコ栓を10個購入しました。寸法確認のため今回は10個入り1セットを購入しましたが、研究室で使っている培養容器に問題なく使えることが確認できたので追加でもう2セット発注しています。お値段は1セット4059円でした。
私のいる研究室には培養用のフラスコが大量にあるのですが、シリコ栓の数には限りがあって、大量培養はせいぜい3L弱が限界でした。しかし、先月故
前回の培養装置の故障に引き続き今度はLCMSの故障が発生し、復旧の目途が立たなくなるなど相変わらずアクシデントに見舞われつつありますが、幸い故障した培養装置2台のうち片方が復旧しました。
今回はウシグソヒトヨタケ菌糸の固体培地における培養と抽出物のTLCについて報告します。
ウシグソヒヨタケはナヨタケ科のキノコで、広く生命科学研究に使われるモデル生物です。しかし、二次代謝物についてはこれ
暑い夏が過ぎ、いよいよ秋になってきました。こちらは先月の論文リジェクトに続き学振PDが不採択に終わり、更に論文リベンジの為の再解析に向けて準備をしていたところ培養装置が故障して仕込みからやり直さざるを得なくなったり、ウシグソヒトヨタケの子実体誘導が難航していたりとまさに踏んだり蹴ったりな状況ではありますが、なんとか生きております。それにしても故障した培養装置が昭和60年製だったことが判明した時は中々
前回様々な培地を用いて栽培したヤグラタケについて、酢酸エチル画分を調整し、TLCでアッセイを行ってみました。その結果、活動報告第16回で行ったTLCにおいて玄米培地には存在していないと思われていたRf値0.5付近の化合物のスポットが今回は検出される結果となりました。恐らくですが、これまでとTLCプレートの寸法が異なっていたこと、それを受けて普段よりも大型の展開槽を用いるなどしたことにより、条件が変わ
皆様からのご支援でこちらの書籍を購入させていただきました。天然物化学関連の専門書は古いものが多く、最新の知見を盛り込んだものが少なかったのですが、こちらの書籍では基礎基本から最新の天然物化学研究の動向まで広く網羅されており、また構造解析で必要となる各種機器分析の技術やノウハウについて非常にわかりやすくまとめられています。特にCDスペクトル関係の要点がまとめられているのがありがたいです。自身の研究のみ
先日13日に報告しました、3報目の論文がリジェクトになってしまいましたので報告いたします。査読の結果レビュワーの方々から頂きましたコメントとしまして、主に立体解析が十分に行われていない点と、既知の化合物から副生成物として今回報告しようとした化合物が生成した可能性を否定しきれないにもかかわらず、それに関して議論がされていない点などが指摘されました。自身の先行研究の調査が不十分であったことがリジェクトと
遂に山形大学農学部でもCOVID19抗原定量検査の結果、陽性と判断された人が出てしまい昨日からキャンパス閉鎖となってしまいました。ひとまず25日までの措置ということなのですが、その後の対応については決まっていないようです。県内でも感染者が増えつつあるので今後も油断できませんが、感染対策を続けつつ、大学からの連絡を待とうと思います。
ツキヨタケ液体培養物より単離した新規化合物の論文の原稿を学術誌Biosci. Biotechnol. Biochem.に提出しました。アクセプトに向けて努力してまいります。
現在購入したウシグソヒトヨタケの菌糸を増やしつつ、ヤグラタケ由来成分の単離精製実験を行っております。
COVID19がまたしても県内に蔓延し、他キャンパスではクラスター発生に伴って閉鎖の憂き目にあうなどしていることから、また
独立行政法人製品評価技術基盤機構よりウシグソヒトヨタケの菌株を購入しました。
ウシグソヒトヨタケはモデル生物として生命科学系の分野では広く研究されているキノコです。
これまでヤグラタケで進めてきた研究について、他の種のキノコではどのような結果になるのかを今後検証していきたいと思い、購入しました。ウシグソヒトヨタケも光照射などで簡単に子実体を誘導できるとのことですので、そのあたりの検証から進めて行
当然ですが、野外から採取したキノコの子実体から菌糸分離を試みる場合、一定割合でキノコ以外の微生物の混入が起きてしまいます。このような事態をコンタミネーション(通称コンタミ)というのですが、今回のキサケツバタケの菌糸分離の際にもコンタミが生じた培地がいくつかありました。コンタミすると写真のようになるのですぐにわかります。今回はPDA平板培地5枚に接菌して2枚がコンタミしました。
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