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人間の「協力行動」を説明するメカニズム解明に挑む!

月額支援型

梅谷凌平

筑波大学、博士後期課程1年

挑戦期間

2019/06/03 - 2024/03/31

最終活動報告

2023/04/30 16:45:35

活動報告

46回

サポーター

4人

経過時間

2019/06/03 09:00:00

懲罰者に対する評判

[懲罰者に対する評判]
 今回は懲罰者に対する評判に関する研究紹介です.
相互作用における行動が観察者から評価され、評判として利用されることは数多くの研究において示されていますが懲罰を行使した人に対してどのように評価されるのかということについては様々なデータがあるにもかかわらず議論が揺らいでいます。懲罰者は周囲から良い評判をもらうことで懲罰コストを補填できるとする理論モデルを支持する実験結果もあ

梅谷凌平 2023/04/30 16:45:35

帰属集団・支持者選択

[帰属集団・支持者選択]
 今回はこれまでとは違った視点で評判や道徳的判断を説明する研究の紹介です.
道徳は複数者間における争いの際、帰属集団を決定するために獲得した能力であるとする主張もあります。その主張によれば道徳的非難が、紛争の傍観者が他の傍観者と同じ帰属集団を選択するように誘導する機能を持つとされます。これまでの道徳に関する問題は、主に道徳的な行動の評価、つまり「なぜ人は利己的な行動や非

梅谷凌平 2023/03/30 16:45:33

競争的利他主義②

[競争的利他主義②]
 今回も前回の続きとして競争的利他主義に関する紹介です.
また今月の活動報告が論文執筆中でございまして,今月の活動報告が遅れてしまい申し訳ございません.
競争的利他主義は協力の進化だけでなく環境保護行動や集団間協力においても影響を与えることが示されています。高い地位を望む人ほどより環境志向の製品を購入したり(Griskevicius et al., 2010)、上位階層の

梅谷凌平 2023/03/01 00:28:02

競争的利他主義①

[競争的利他主義①]
競争的利他主義の文脈によれば、評判は相互作用相手の選択に利用されるとしています。これまでに述べてきたダウンストリーム互恵性の文脈において評判は、行動を決定するための要因であるとされてきました。それに反し、相互作用相手を選択するために評判を利用するというのが競争的利他主義の主張です(Roberts, 1998)。競争的利他主義とは、協調的に振舞うことで周囲から相互作用相手として

梅谷凌平 2023/01/29 14:36:11

ダウンストリーム互恵性に関する理論的アプローチ以外の研究④

[ダウンストリーム互恵性に関する理論的アプローチ以外の研究④]
これまで示した研究は良い/悪いといった社会的評判の研究に焦点を当ててきましたが,経済的能力などそれ以外の要素においても評判を形成するはずです。社会性評判と経済能力評判が協力にどう影響を与えているのかを検討した研究によれば、経済的評判は社会的評判と比較して、より多くの社会的文脈にわたって協力に影響を与えることが示唆されています(Macf

梅谷凌平 2022/12/27 10:52:50

ダウンストリーム互恵性に関する理論的アプローチ以外の研究③

[ダウンストリーム互恵性に関する理論的アプローチ以外の研究③]
今回はダウンストリーム互恵性を支える評判情報の伝達であるゴシップという要素に着目した研究から紹介します。
当事者以外の人物たちが当事者の情報を拡散するゴシップも行動に影響を与える要素です。ゴシップにより自分の評判が拡散する可能性のある場合、協力率が高くなることが示されており、その効果は利他主義的な人と比較して利己主義的な人の方が

梅谷凌平 2022/11/28 23:21:29

ダウンストリーム互恵性に関する理論的アプローチ以外の研究②

[ダウンストリーム互恵性に関する理論的アプローチ以外の研究②]
今回はフィールド実験によって実際に評判が協力行動を促進することを示した研究の紹介から始めます。
この研究は電力会社と協力し、大規模なフィールド実験を行うことで評判が協力行動に与える影響を検討したものです(Yoeli et al., 2013)。電力会社と協力して、電力消費のピーク時に遠隔で電力量を操作されるプログラムに参加するか

梅谷凌平 2022/10/31 13:40:57

ダウンストリーム互恵性に関する様々なアプローチの研究

[ダウンストリーム互恵性に関する理論的アプローチ以外の研究①]
9月は学会発表が重なり、研究報告ができませんでした。誠に申し訳ございません。このレポートを9月分の報告とさせていただきます。
今回は複数の規範が混在した状況を想定したより現実に近いモデルの研究紹介から始めます。
エージェントシミュレーションを用いて、二次情報までを考慮した規範として考えられる全ての規範である16種類の規範が

梅谷凌平 2022/10/01 23:36:53

ダウンストリーム互恵性の理論研究2

[ダウンストリーム互恵性の理論的研究②]
今回はダウンストリーム互恵性の理論研究パート2です。
二次情報までを考慮した進化的安定規範の全ては、良い評判の人に対する協力は良い評判を、良い人に対する非協力は評判を落とすという評価を下すことは共通しています。ここで示した規範の違いは、悪い評判の人に対する行動の評価である。STは評判の悪い人に対する協力、悪い人に対する裏切りともに良い評判を与える。S

梅谷凌平 2022/08/27 15:55:44

ダウンストリーム互恵性の理論研究1

[ダウンストリーム互恵性の理論的研究①]
今回から2回にわたり、ダウンストリーム互恵性の理論研究について紹介します。
行動戦略の優劣が行動戦略をとる個体の適応度によって決定する進化ゲーム理論の枠組みを用いて、どのような評判戦略(規範)が進化的安定戦略(Smith, 1982)であるかを示す数多くの理論的解析が行われています。進化ゲーム理論は戦略に基づいた行動の結果として得た利得に応じて、戦略

梅谷凌平 2022/07/27 23:20:02
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