ご支援いただいた皆様へ
Team KUROSHIO/JAMSTECの中谷・大木です。この度は多くの方にTeam KUROSHIOのプロジェクトにご関心を寄せていただき、目標額を達成することができました。ひとえに皆さまのご支援や周知にご協力いただいたおかげです。本当にありがとうございました。
また、応援コメントもありがとうございました。SNSでも暖かい応援をいただきましたし、イベント会場で直接お声掛けいただきました。本当に嬉しく思っていますし、たくさんの勇気をいただきました。
応援コメントへの返信が十分にできておりませんが、もちろん全て読んでおります。皆さまのご期待に少しでも応えられるよう、より一層気を引き締めてプロジェクトを進めていこうと決意を新たにいたしました。
私たちのTeam KUROSHIOは、まだ何も成し遂げていない若輩者ばかりですが、どんな海よりも深い熱意を秘めたメンバーが集まっています。皆さまからいただいた勇気を原動力にして、アツいメンバーが一丸となり全力で邁進してまいります。
今秋に予定しているRound1では、皆さまに良いニュースをお届けできることを楽しみにしております。
そして、そう遠くない将来に、海底マッピングをが身近になる世界をお届けしたいと思います。
この度は本当にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。
皆さんは、「深海底」という言葉を聞いたら、どんなイメージを持ちますか? 深海底を見たことがある人はあまり多くないと思います。家の近所の池の底ですら、見たことがある人はあまりいないのではないでしょうか。
いまや月面や火星の表面でさえ、高精度に見ることが出来る時代ですが、実は世界の海底地形はおおざっぱにしかわかっていません。ましてや、その表面がどんな風に目に見えるのかは、ごくごく限られた人間が、極めて狭い場所をのぞいた結果に過ぎないのが現状です。
私たちが所属する海洋研究開発機構(JAMSTEC)では、海洋研究だけでなく、水産や海底資源、地震研究なども行っていますが、これらの研究のためにはまず詳細な海底地図の作成が求められます。
海底地図を作るためには一般的に、海洋調査船に多くの専門家が乗り込み、そこから音を使った海底調査を行います。しかしながら、この方法ではセンサと海底の距離が離れるにつれて精度が落ちるため、深海底の細かな地形を読み取ることができないという課題があります。
さらなる詳細な地図を作るためには、海中探査ロボット(Autonomous Underwater Vehicle:AUV)を深海底まで潜らせて地図を作成する必要がありますが、専用船舶とAUVを使った海底地形調査には、膨大な時間とコストが掛かってしまいます。また、揺れる船上に長らくいることで船酔いに悩まされる研究者も多くいます。
そこで私たちは、複数のロボットを組み合わせ、陸上からコントロールすることで、広大な領域の海底地形を無人で高速にマッピングし、深海底地図を作成するシステムを作りたいと考えています。
2015年末に、世界的オイルカンパニーShellがスポンサーとなって、広域海底高速マッピングをロボットだけで行う国際チャレンジ「Shell Ocean Discovery XPRIZE(ODXP)」の開催が公知されました。これは、40フィート・コンテナ1個分に収まるロボットシステムを利用し、16時間以内に海底2000m・広さ500平方kmの海底地図を作り、さらに海底の写真を撮影するという課題を競うものです。2017年9月に実施予定で、2018年9月には、同じ課題を24時間かけて深海4000mで行うファイナルラウンドが待ち受けています。
私たちは、開発を進めるシステムを使ってこの国際チャレンジに参加すべく、2016年の初めから準備を進め、日本の若手ロボット研究者、技術者が中核となるチーム「Team KUROSHIO」を立ち上げました。日本の海洋調査についてさまざまな経験を持つメンバーにも声をかけ、現在は、複数の企業・研究所・大学が関わる共同研究開発プロジェクトとしてのチームができつつあります。
このような無人海底高速マッピングシステムが実用化すれば、研究者は陸上にいながら、まるでネット通販のように、海底の調査を気軽に、安価に、高速に行うことができるようになり、さまざまな研究に恩恵がもたらされます。
たとえば、巨大地震・津波を捉えるために開発された地震津波観測監視システム「DONET」に関する研究では、海底がどう動いているのか詳細に知りたいというニーズがあるのですが、現在はコストが掛かりすぎるため、実現できていません。もし、無人海底高速マッピングシステムを使い、定期的に海底の詳細地形図を作成することができれば、地震のトリガーとなり得るプレートの動きがわかるようになるかもしれません。また、日本の近くに、実は発見されていない活発な海底火山が見つかる可能性もあるでしょう。新種の生き物と遭遇するかもしれません。思いも寄らないビジネスが生まれて、将来新しい職業ができることだって考えられます。
私たちは、探査ロボットの研究開発を行う者として、未知の世界を解き明かし、世の中に知的な感動と役立つ情報を提供できるようなシステムを作り上げたいという思いから、ODXPチャレンジのプロジェクトを進めています。
ODXPに出場するには、ロボットを含めたシステム開発だけでなく、大会参加費、海域試験費、輸送、旅費などの経費が必要となります。現在は、チームに参画している組織とメンバーで資金を持ち寄って運営していますが、資金が不足しているのが現状です。そこで今回、クラウドファンディングに挑戦することにしました。
皆さまからいただいたご支援は、開発した巨大なシステム(40フィートコンテナ1個分)の海外輸送費、メンバーの航空券代と滞在費として利用いたします。同経費の全体予算への負担を軽くすることで、重要なシステム開発に注力したいと考えています。
挑戦期間中に目標金額を越えた場合には、第2目標として1000万円を設定いたします。ロボットシステムの信頼性向上には、大会までに実際のフィールドである実海域にて予行演習を繰り返し行うことが必要です。そのための海域試験を実施するための費用として、研究所と試験海域までのトラック輸送費、ロボットを海中に投入するためのクレーン費、監視警戒用の傭船費に使わせていただきたいと考えています。
時期 | 計画 |
---|---|
2017年2月 | クラウドファンディング挑戦! |
2017年9月 |
ラウンド1(実海域フィールド競技会)
|
2017年12月 | ファイナルラウンド進出チーム 発表 |
2018年9月 | ファイナルラウンド (実海域フィールド競技会) |
2018年12月 | 最終結果発表 |
Team KUROSHIOからのお礼のメッセージと大会開催場所で撮影したオリジナル画像をメールにてお届けいたします!(注:画像はイメージです。)
オリジナル画像 / お礼のメッセージ(電子版)
37人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
【新規リターン追加!(5月1日)】今回のプロジェクトのために作成したKUROSHIOのオリジナルステッカー(画像左下:カラー版)とTシャツをお送りいたします。Tシャツの前面にはKUROSHIOロゴ(画像中央:ロゴはカラー)を、後面にはXPRIZEのロゴ(画像右:ロゴはカラー)をプリントいたします。Tシャツのサイズは、S, M, L, LLよりお選びください。 (注)4月30日までにご支援いただいた皆さまには、KUROSHIOオリジナルポロシャツをお送りいたします。今後、ポロシャツのご購入を希望される方は、10,000円以上のコースをご検討ください。
KUROSHIOオリジナルステッカー / KUROSHIOオリジナルTシャツ / オリジナル画像 / お礼のメッセージ
293人のサポーターが支援しています (限定 400 個)
大会で撮影した海底地形の画像の一部をメールにてお送りいたします!稀少な深海底の画像に解説を付けてお届けします。(注:大会中のトラブルにより撮影ができなかった場合には、練習中に撮影した画像をお送りいたします。) また、KUROSHIOオリジナルポロシャツをお送りいたします。ポロシャツの前面にはKUROSHIOロゴ(画像中央:ロゴは白黒)を、後面にはXPRIZEのロゴ(画像右:ロゴは白黒)をプリントいたします。ポロシャツのサイズは、S, M, L, LLよりお選びください。 (追記:5/25)完売いたしました。最後の1つは、銀行振込でご支援を希望された方と、クレジットカード決済の方のタイミングが重なった関係上、限定数を151個とさせていただいております。
大会で撮影した海底画像(解説付き) / KUROSHIOオリジナルポロシャツ / オリジナル画像 / お礼のメッセージ
151人のサポーターが支援しています (限定 151 個)
プロジェクト報告会にご招待いたします。2017年10月、11月、12月のいずれかの土曜日に、JAMSTECの東京または横浜の会場で行います。今回のプロジェクトの経緯や大会の様子を詳しくお伝えいたしますので、奮ってご参加ください。
KUROSHIOプロジェクト報告会 / 大会で撮影した海底画像(解説付き) / KUROSHIOオリジナルポロシャツ / オリジナル画像 / お礼のメッセージ
31人のサポーターが支援しています (限定 50 個)
JAMSTEC本部のオリジナルツアーにご招待いたします。2017年10月、11月、12月のいずれかの土曜日に行います。KUROSHIOプロジェクトがどのように進められてきたのか、研究現場をご覧いただくことによって、詳しくお伝えできればと思います。奮ってご参加ください!
JAMSTEC特別ツアー参加権 / KUROSHIO プロジェクト報告会 / 大会で撮影した海底画像(解説付き) / KUROSHIOオリジナルポロシャツ / オリジナル画像 / お礼のメッセージ
20人のサポーターが支援しています (限定 20 個)
今回のプロジェクトに関連する論文の謝辞とKUROSHIOの公式サイトに、皆さまのお名前を掲載いたします。
論文謝辞とHPにお名前掲載 / KUROSHIOプロジェクト報告会 / 大会で撮影した海底画像(解説付き) / KUROSHIOオリジナルポロシャツ / オリジナル画像 / お礼のメッセージ
9人のサポーターが支援しています (限定 10 個)
あなたの名前を刻んだオリジナルプレートをAUV内部に搭載し、大会後にプレートを取り出してお届けします!私たちの作成した探査ロボットと一緒に、海底地図作成の旅に出かけてみませんか? 注:デザインはイメージであり、材質や重量、サイズは今後変更される可能性があります。
オリジナルプレート / 論文謝辞とHPにお名前掲載 / JAMSTEC横須賀ツアー参加権 / プロジェクト報告会 / 大会で撮影した海底画像(解説付き) / オリジナルステッカーとポロシャツ / オリジナル画像 / お礼のメッセージ
1人のサポーターが支援しています (限定 5 個)
当サイトは SSL 暗号化通信に対応しております。入力した情報は安全に送信されます。
オリジナル画像
37
人
が支援しています。
(数量制限なし)
KUROSHIOグッズ 他
293
人
が支援しています。
(限定 400 個)
大会で撮影した海底画像(解説付き) 他
151
人
が支援しています。
(限定 151 個)
プロジェクト報告会 他
31
人
が支援しています。
(限定 50 個)
JAMSTEC特別ツアー参加権 他
20
人
が支援しています。
(限定 20 個)
論文謝辞と公式HPにお名前掲載 他
9
人
が支援しています。
(限定 10 個)
あなたの名前が深海に?オリジナルプレートプレゼント! 他
1
人
が支援しています。
(限定 5 個)