皆さま、こんにちは!
「乳幼児の内なる世界を読み解く」メンバーの桑水と渡部です。
2月も皆様のご支援をもとに様々な活動を行いましたので、ご報告いたします。
- プレプリントの公開(桑水・山本・大谷)
以前の活動報告(#15)でお伝えしたとおり、「幼児期の瞬きと実行機能・前頭前野の発達に関する研究のプレプリント」を公開しました。幼児期における自発性瞬目率(まばたき)と、幼児期に著しく発達する実行機能(自分の行動や思考を状況に合わせてコントロールする力)・前頭前野活動が関連することを示した研究で、本研究プロジェクトに関連する重要な成果です。
リンク:https://doi.org/10.64898/2026.02.02.703245
(なお、本プレプリントは査読前の原稿となっており、現在論文投稿中です。また進展があり次第ご報告させていただきます!)
- 第34回 運動と脳の勉強会での講演(2月10日、WEB開催)(桑水)
第34回 運動と脳の勉強会で、「幼児期に急成長する実行機能の脳内機構:fNIRSによる脳イメージング研究」というテーマで講演を行いました。幼児に対する機能的近赤外分光分析法(fNIRS)を用いた神経基盤研究の方法について紹介しました。
リンク:https://x.com/exer_brain_2018/status/2016390389666873363?s=20
- ヒト実行機能の向上の神経基盤に関するトークのオンデマンド配信(桑水)
NPO法人CRC(生涯発達と社会参加を支援する こどもリサーチセンター)が主催するオンラインのセミナーで、「ヒト実行機能の向上の神経基盤 ―瞳孔・瞬きから読み解く運動と学習・行動の連関―」と題したトークが、オンデマンド配信されました。上記のプレプリントの成果を含む瞳孔や瞬きという身近な目の指標を通して研究する試みを紹介しました。
リンク:https://crc-online-20260211-0223.peatix.com/
- ARIHHP Human High Performance Forum 2026(渡部・桑水・山本)
筑波大学ヒューマン・ハイパフォーマンス先端研究センター(ARIHHP)のフォーラムで、渡部・山本・桑水の3名がポスター発表を行いました。渡部は子どもの時空間情報処理の発達と運動に関する研究、山本は幼児の社会的相互作用中の自発性瞬目率(まばたき)に関する研究、そして桑水はスポーツ経験に関連するクオリア構造研究の予備的成果および高齢者アスリートの脳に関する研究を発表しました。さらに、渡部と桑水は、口頭発表も行い、運動と脳・認知、発達の関係について幅広い参加者と議論を深めることができました。
リンク:https://www.arihhp.taiiku.tsukuba.ac.jp/news/%e2%98%85arihhp-human-high-performance-forum-2026-%e9%96%8b%e5%82%ac/
- 学術変革A「クオリア構造学」領域会議(渡部・桑水)
ARIHHPフォーラムに続き、渡部・桑水は「クオリア構造学」の領域会議(OIST:沖縄科学技術大学院大学)に参加し、ポスター発表をしました。さらに、渡部は、発達と言語に関するセッションで、子どもの色の理解の発達に関して成果報告を行いました。
「クオリア」とは、「赤いリンゴを見たときの赤さの感じ」のような、主観的な感覚経験そのもののことです。この内なる感覚経験の構造を科学的に解明しようという、まさに本プロジェクトのテーマに深く通じる領域です。渡部はA03「クオリア構造の定型・非定型発達」班のポスドク研究員として、桑水はA01「クオリア構造の実験心理学と数理」班の分担PIとして本領域に関わっています。OISTという刺激的な環境のもと、哲学・神経科学・心理学など多分野の研究者が集い、活発な議論が展開されました。今後の研究発展につながる多くの示唆を得ることができた、貴重な機会となりました。
- 乳幼児の救命救急講習(渡部・山本)
渡部・山本は、大学で京都市消防局の普通救命講習を受講し、小児、乳児に対する心肺蘇生法、AEDの取扱いなどを学びました。子どもを対象とした研究を進めるうえで、安全への理解と備えは不可欠です。研究の信頼性と安全性をより確かなものにするための大切な学びとなりました。子どもの幸せを目指す研究者として、研究だけでなく、子どもを守る・助けるための知識や技術を身に着けていきたいですね。
- 多感覚研究会での世話人・ポスター発表(渡部・山本)
渡部・山本は、京都大学で開催された「多感覚研究会」にて現地世話人を務め、さらに、渡部は、子どもの視覚と聴覚における時間情報処理の発達の違いについて最新の研究成果をポスター発表しました。多感覚研究会とは、いろんな感覚を研究している専門家が集まり、研究発表や議論をする研究会です。子どもの研究者だけでなく、いろんな分野の研究者と議論をすることで、研究のアイデアや新しい発想につながりました。
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また、来月の活動として、
- 3月3日(火)〜5日(木) 日本発達心理学会 第37回大会での発表
…福岡国際会議場にて、メンバーの山本と桑水がそれぞれ発表いたします。
山本は、「Bridging Perspectives on the Development of Social Cognition and Communication」というシンポジウムでの話題提供(英語)と、「若手研究者の体験談に学ぶ博士号取得への道のり」というラウンドテーブルで企画を務めます。桑水は、日本発達心理学会と英国心理学会(BPS)発達部門とのコラボレーション企画「Connecting Minds and Societies: Developmental Psychology in the UK and Japan: BPS Developmental Section - JSDP joint online workshop 2026」というシンポジウムで話題提供を行います。もしお近くまでお越しの際は、ぜひお声掛けください!
大会HP:https://www.jsdp.jp/jsdp2026/
- 3月6日(金)18:00- academistイベントでの発表
…academistイベント「「基礎研究で、世界を変える。」若手研究者20名の目指す未来」で、本プロジェクトの中間発表を行います。メンバーが現地にて研究進捗を発表いたします。こちらも、もしお近くまでお越しの際は、ぜひお声掛けください!
リンク:https://academist260306.peatix.com/
- 3月26日(木)13:30~ Tobii Technology オンラインセミナー
…Tobiiは瞳孔や視線の計測装置として世界的メーカーで、そのセミナーにて「瞳孔・瞬きから読み解く発達・行動・運動研究」についてお話する予定です。詳細は下記リンクからご覧ください。
リンク:https://www.tobii.com/ja/events/Pupils-and-Blinking-Online-Seminar
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日頃より温かく応援してくださる皆さまのおかげで、2月も研究を一歩ずつ前に進めることができました。来月も、チーム一同、一歩ずつ着実に研究を進めてまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、こんにちは!
「乳幼児の内なる世界を読み解く」メンバーの桑水です。
このたび本プロジェクト関連研究として、幼児期(35–80ヶ月)における瞬きと実行機能・前頭前野の機能的発達を検討した研究について、プレプリントを公開しました。
内容の簡単な解説
本研究では、幼児期に大きく伸びる実行機能(認知的柔軟性)に着目し、課題実施中の前頭前野外側部の活動を機能的近赤外分光分析法(fNIRS)で計測しました。あわせて、幼児期に顕著な発達のみられる瞬きの頻度(自発性瞬目率)も測定し横断的な関係性を検証しました。
- その結果、月齢が高い幼児ほど、瞬きの頻度が多く、実行機能(本研究ではカードを用いたルールの切り替え課題の成績で評価)が高まる傾向にありました。
- 課題中の前頭前野外側部の活動は、発達に伴って右半球優位かつ背側優位へと偏りが強まり、機能的分化(functional differentiation)が進むパターンを示しました。
- 瞬きの頻度(自発性瞬目率)は、実行機能を支える神経回路と関連した神経調節システムの影響を反映する可能性があります。本研究では 瞬き頻度が高いほど、①右背外側前頭前野の活動が強く、②課題成績も高い、という関連が認められました。すなわち、幼児期に発達に伴い増え始める瞬き頻度が、実行機能発達の脳機構に関わる仕組みを捉える新しい指標になり得る可能性が示唆されました。
本研究は、実行機能という幼児の行動に着目しておりますが、この方法で用いている瞬きの計測や脳活動計測法は、今後、子どもの内的世界を探る上で重要なツールになると考えています。プレプリントは以下からお読みいただけます。
書誌情報
著者:Ryuta Kuwamizu, Nozomi Yamamoto, Kota Otani, Yusuke Moriguchi
タイトル:Emergent blink rate in early childhood is associated with neural origins of executive function(幼児期に出現する瞬目率は実行機能の神経基盤と関連する)
リンク:https://www.biorxiv.org/content/10.64898/2026.02.02.703245v1
(なお、本プレプリントは査読前の原稿となっており、現在論文投稿中です。また進展があり次第ご報告させていただきます!)
引き続き、ご支援・ご関心のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、こんにちは!
「乳幼児の内なる世界を読み解く」メンバーの山本です。
寒さが本格的になってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今月は、これまで積み上げてきたデータの論文執筆や発表準備が進んだ1ヶ月となりました。
活動内容を詳しくご報告いたします。
- 子どもの内言に関する論文を再投稿
メンバーの大谷が主導する、「幼児の内言を行動から評価する課題の開発」論文の再投稿を完了しました。査読者からのフィードバックを反映させ、鋭意ブラッシュアップしています。また進展があり次第ご報告させていただきます。
なお、本論文のプレプリントは以下よりご覧いただけます。
本論文のプレプリント: http://dx.doi.org/10.2139/ssrn.5277036
- 瞳孔計測を用いた「内言」実験のデータ取得完了と論文執筆開始
メンバーの桑水・渡部が主導する、「成人の内言に伴う生理的反応」実験について、ついにデータの取得がすべて完了しました。現在は解析を進めつつ、論文の執筆フェーズに入っております。こちらもまた進展があり次第改めてご報告させていただきます。
- メンバーそれぞれの個別研究の継続
上記に加えて、メンバー全員が、それぞれのテーマに沿った実験と論文執筆を現在進行形で進めています。今後の展開が楽しみな状況です。こちらもまた来月などに詳しくご報告できるよう進めてまいります。
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また、来月の活動として、
- 【2月11日】ヒト実行機能の向上の神経基盤に関するトーク公開
メンバーの桑水が、「ヒト実行機能の向上の神経基盤 -瞳孔・瞬きから読み解く運動と学習・行動の連関-」というタイトルでトークを行います。こちらはNPO法人CRC(生涯発達と社会参加を支援する こどもリサーチセンター)が主催するオンラインのセミナーとなっております。先日すでに収録を終え、2月11日に公開される予定です。もしよろしければ是非ご覧ください。
お申込・詳細: https://crc-online-20260211-0223.peatix.com/
- 【2月14-15日】多感覚研究会で発表
メンバーの渡部が、「子どもの視聴覚の時空間情報処理の発達」の研究について、2月14-15日に京都大学で開催される「多感覚研究会」で発表します。多感覚研究会とは、視覚・聴覚・体性感覚・味覚・嗅覚・内受容感覚などの一つ以上の感覚が関わる現象・身体運動と感覚の相互作用・様々な感覚特性の多様性・発達・個人差など、幅広い分野を対象とした研究会です。今回は、子どもの色経験や聞こえの生涯発達に関する講演・企画もあり、発達に関する議論も多く行うことができそうです。当日は、メンバーの渡部と山本が現地世話人を務めますので、もしお近くまでお越しの際は、ぜひお声掛けください。
- 【2月20-21日】ARIHHP Human High Performance Forum 2026で発表
メンバーの山本が主導する、「仲間はずれを経験した際の瞬き」に関する研究と、メンバーの渡部が主導する、「時空間情報処理と運動の関係とその発達」の研究について、2月20-21日に筑波大学で開催される「ARIHHP Human High Performance Forum 2026」で発表します。当日は、メンバーの山本はポスター発表、渡部と桑水もポスター発表と講演を行います。こちらも、もしお近くまでお越しの際は、ぜひお声掛けください。
来月は、上記に加えて、科学研究費補助金 新学術領域研究「クオリア構造学」の領域会議(場所:沖縄科学技術大学院大学(OIST))等でもメンバーが発表を行う予定です。また、各自の実験も継続してまいります。論文なども進展し次第ご報告させていただきます。
冬の寒さに負けず、今後もチーム一同、一歩ずつ着実に進んでまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、こんにちは!
「乳幼児の内なる世界を読み解く」メンバーの山本です。
クラウドファンディングを達成してから早くも約2ヶ月が経過いたしました。この度は、最近のメンバーの活動内容と、現在動いているプロジェクトについて報告いたします。
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- 11/21、本プロジェクトの英語版ページが公開されました!
本プロジェクトの国際的な発展を見据え、メンバーの大谷主導で、英語版プロジェクトページの作成・公開しました。これまでの日本語版プロジェクトページにも記載してきたように、本プロジェクトの成果は、いずれ論文や学会発表として世界に発信できるものにしたいと考えています。英語ページの作成も、その第一歩となる重要なプロセスです。もしよろしければぜひ覗いてみてください!
英語版ページ: https://academist-cf.com/projects/396?lang=en
- 11/20と12/11に、メンバーの渡部が、研究室の勉強会で、① 内言と外言の速さの違いに関する研究論文と ② 聴覚・触覚の統合への視覚の役割に関する研究論文を紹介しました!
紹介した論文 ①: Tilsen, S. (2024). Internal speech is faster than external speech: Evidence for feedback-based temporal control. Cognition, 244, 105713. https://doi.org/10.1016/j.cognition.2023.105713
日本語タイトル: 内言は外言よりも速い:フィードバックに基づく時間制御の証拠
本研究は、内言と外言の特徴の違いをテーマとした研究です。成人参加者に、「私は、○○の夢をみた」という文章を声に出して読んでもらいました。この〇〇の部分に、1~3つの単語を声を出していうか (外言)、声に出さずに言うか (内言) をそれぞれやってもらい、それにかかる時間を計測しました。その結果、2~3語では内言が外言よりも速かったが、1語では違いがありませんでした。これは、内言が外言よりも速いことを意味するかもしれないと考察されています。また、内言の条件では、○○の部分だけ内言になるので、声を出す、出さない、出すといった切り替えに時間がかかって、1語のときのみ内言と外言で差がなくなったかもしれません。さて、子どもも内言は外言よりも速いのでしょうか?私たちの研究でこれから明らかにしていきたいポイントです。
紹介した論文 ②: Tonelli, A., Senna, I., Amadeo, M. B., Setti, W., Domenici, N., Signorini, S., Cocchi, E., Giammari, G., Strazzer, S., Tinelli, F., Camicione, P., Serafino, M., & Gori, M. (2026). The development of audio-tactile spatial integration: Unraveling vision’s contribution. Developmental Science, 29(1), e70094. https://doi.org/10.1111/desc.70094
日本語タイトル: 聴覚-触覚空間統合の発達:視覚の寄与を解明する
本研究は、聴覚と触覚の統合に視覚がどのように関係しているかをテーマとした研究です。7~12歳の先天的な視覚障害児と視覚健常児は、音と振動、音と振動の組合わせに関する課題に取り組みました。腕に、音が鳴ったり、振動したりする7つのパッチが置かれました。参加児は、そのうちどれが反応したかを回答しました。パッチは、音や振動だけ、同じパッチから音と振動が起きる、違うパッチから音と振動が起きる、など音と振動がさまざまに組み合わされました。その結果、視覚障害児と視覚健常児で、音と振動、音と振動の組み合わせにおいて、異なった発達パターンがありました。視覚障害児は、視覚健常児よりも、音と振動の課題の成績が良かったですが、音と振動それぞれの成績と音と振動の組み合わせの成績はあまり変わりませんでした。それに対して、視覚健常児は、年齢ととに音と振動それぞれよりも音と振動の組み合わせの成績が良くなっていきました。生まれつき目が見えないと、聴覚と触覚の発達が早く精度も高いこと (視覚と聴覚と触覚が補う)、聴覚と触覚の組み合わせには目が見えることが関係することが言えるかもしれません。内的世界の発達の多様性についても、今後検討していきたいですね。
上記の論文に関連して、最近、「ヒトの意識の進化をたどるー脳はいかに意味を作り出すのか」(John Parrington 著/中村 克樹 訳)という本を読みました。その中で、"内言"がヒトの意識においてとても重要な役割があるという主張をしていました。ヒトの意識の特性として、他の生き物とは異なり、内的世界の構成要素に"言語"があります。そして、その言語を用いた内言によって、自分や世界について思考しています。また、言語は社会的に作られた道具でもあり、私たちヒトの意識には他者や社会の要素が組み込まれています。私たちヒトの意識を構成する要素としても、内言はとても重要ですし、内言の発達とともに私たちの意識も発達していくのでしょう。内言を調べることとは別で、意識について研究している際に読んでいた本でも内言に出会い、改めて内言が意識にも重要であることを考えるようになりました。
私たち研究者は、普段から研究論文や本をたくさん読んで勉強しています。これからも面白い知見や重要な知見を皆さんに共有して、一緒に大きな視点から発達を考えられたらうれしいです。
- 複数の研究成果の論文化・学会投稿・再現実験を進めています!
本プロジェクトの実現に向けた根幹をなす知見について、複数の論文を執筆・学会投稿を進めています。まず、これまでに私たちが取り組んできた「幼児の内言を行動から評価する課題の開発」について、メンバーの大谷主導で英語論文を執筆し、国際学会にも投稿しました。また、「成人の内言に伴う生理的反応」についても、メンバーの渡部が再現実験を進めています。
他にも、AIを活用した瞳孔計測法の提案に関する展望論文(メンバーの桑水)、仲間はずれに関する論文(メンバーの山本)なども進めています。これらの成果については、出版された際にサポーター限定メールを通して共有させていただきますので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
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今回の主な報告は以上となります。
さて、2025年も残すところあとわずかとなりました。
振り返れば、今年は本プロジェクトを通して多くの方々と繋がることができた一年でした。皆さまからの応援ひとつひとつが、私たちメンバーにとって大きな支えとなりました。改めて感謝申し上げます。来年のさらなる飛躍に向けて、年末年始もじっくりと研究の土台を固めていく予定です。
2026年も、皆さまにとって素敵な一年になりますように。
どうぞ良いお年をお迎えください。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、こんにちは!
私たちのプロジェクト「乳幼児の内なる世界を読み解く」に関心を寄せていただき、誠にありがとうございます。メンバーの渡部です。
おかげさまで、215名のサポーターさまにご支援いただき、達成率110%、支援総額1,100,390 円、クラファン大成功!!となりました。あたたかい応援とご支援をくださった皆さま、誠にありがとうございます。メンバー一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
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さて、ここ数週間で、メンバーの執筆論文が公開されたり、イベントで発表をしたりと大活躍していましたので、今回はそれらの活動報告です。
- 11/3、メンバーの渡部と本クラファン推薦者の森口の研究論文が査読審査を経て、出版・公開されました!
本研究は、幼児と成人における色とカテゴリーに関する視覚的意識をテーマとした研究です。5-6歳の幼児と成人に、赤と青の色で描かれたイラストをいろんな早さで見せて、そのイラストが「赤」か「青」だったのか、そのイラストが「生き物」か「もの」だったのか、を答えてもらいました。その結果から、幼児は成人よりも、見たものをゆるやかにゆっくりと意識することがわかりました。子どもは大人よりも、目から入ったものが意識に昇るまでには時間がかかり、意識もゆるやかに生じるのかもしれません。
【論文】(オープンアクセスなので、無料でお読みいただけます!)
Watanabe, R., & Moriguchi, Y. (2025). Thresholds and emergent processes of visual consciousness on color and category in preschoolers and adults. Scientific Reports, 15(1), 1–12. https://doi.org/10.1038/s41598-025-22319-1
-11/2-6、京大100人論文で、メンバーの渡部が本プロジェクトテーマ、山本が個人テーマについて発表しました!さらに渡部は、3minプレゼンも行いました!
京大100人論文では、①「私が追っている不思議(≒研究テーマ)」、② みなに問いかけたいわたしのメッセージ、③ わたしが追っている不思議、④ これまでやってきたこと、やろうとしていること、の4つの項目に沿って、ポスターを作成し、参加者から付箋でコメントをもらうという形式です。本プロジェクトテーマに関するポスターには、なんと100件以上のコメントをいただきました!さらに、4歳や8歳のお子様からのコメントもありました。じっくり読んで、コメントに返信をしていこうと思います。
【開催報告】
https://www.cpier.info/100nin-report2025
- 11/8、発達心理学若手分科会の第1回研究交流会で、メンバーの山本が運営、渡部がショートトークを行いました!
発達心理若手分科会とは、メンバーの山本を中心に発足した、発達心理学分野の若手の会です。メンバーの渡部は、「時間順序判断課題を用いた幼児・児童期における時間情報処理の発達」というテーマで、幼児と児童、成人における視覚と聴覚の時間情報処理の発達に関する自身の研究を紹介しました。上記の論文でも紹介した結果と一貫して、幼児の視覚と聴覚に関する時間処理が、児童や成人に比べてゆっくりであるかもしれないという途中経過を報告しました。その後に懇親会も開催し、発達心理学分野の若手の団結力を高めました。
【開催報告】
https://devpsy-wakate.jimdofree.com/2025/11/10/発達心理若手分科会-第1回研究交流会を開催しました/
直近の活動報告は以上となります。
今後の活動として、メンバーの渡部は、研究室のジャーナルクラブ (勉強会) で、内言に関する研究論文を紹介する予定です。
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おかげさまで既に目標金額を達成し、メンバー一同大変嬉しく思っております。
なお、クラウドファンディングは終了しましたが、引き続き、私たちの活動報告やアウトリーチ活動は評価され、企業賞と賞金500万円が振り分けられていきます。
つきましては、引き続き、成果を皆さまに報告できるよう努めてまいりますので、活動報告のいいねとシェア、応援いただけましたら大変ありがたいです。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
皆さま、こんにちは!
私たちのプロジェクト「乳幼児の内なる世界を読み解く」に関心を寄せていただき、誠にありがとうございます。メンバーの渡部です。
おかげさまで、現時点で210名のサポーターさまにご支援いただき、達成率が109%を突破しました!あたたかい応援とご支援をくださった皆さま、誠にありがとうございます。メンバー一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、ここ数週間でいくつかイベントに参加させていただきましたので、今回はそれらの活動報告です。
- 9月24日(水)〜10月2日(木)つくばQxQ Meet & Researchで、メンバーの大谷が本プロジェクトテーマについて発表しました!
A4が4枚のポスターに、①皆に問う!、②研究内容、③私が追っている不思議・これまでの歩み、④これからやること、について、自由に発表させていただきました。発表に対して、コメントもいただき、その後コメントをいただいた方ともやりとりをしています。学際性を重視したイベントであり、違う立場・分野・視点からのコメントをいただき、今後のコラボレーションにもつながりそうです。つくばQxQの皆さま、ありがとうございました!
関連ポスト: https://x.com/TGN_Account/status/1975424811708137812
- 10月9日(木)哲学心理学勉強会で、メンバーの渡部が講師として、本プロジェクトテーマについてトークをしました!
渡部から研究プロジェクトの説明を行った後に、参加者の皆さまとオンラインで議論を行いました。乳幼児の内的世界や内言に関すること以外にも、発達研究全般、瞳孔計測や脳活動計測の有用性、に関する議論も活発に行われました。哲学心理学勉強会の皆さま、ありがとうございました!
関連ポスト: https://x.com/gakusei_sinri/status/1976553523153375324
- 10月17日(金)京都学問バーKisiで、メンバーの渡部と山本が日替わりバーテンダーとして、本プロジェクトテーマについてトークをしました!
夕方から4時間半にわたり、参加者(お客さま)と乳幼児の内的世界やその周辺領域のお話をさせていただきました。赤ちゃんは大人を凌駕する知覚能力があることや、能や日本文化と発達など、参加者からの質問やコメントから、さまざまな話ができました。京都学問バーKisiの皆さま、お越しいただいた皆さま、ありがとうございました!
関連ポスト: https://x.com/Kisi_KYOTO/status/1978043423731970050
https://www.instagram.com/p/DPxpu3qE_i1/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=YjcxMngzYnB2bjdi
- 10月23日(木)Xのacademistスペースで、メンバーの大谷・渡部・山本・桑水と共感覚アーティストの山口さんが、本プロジェクトテーマと共感覚について対談をしました!
前半は本プロジェクトの紹介、後半は山口さんの活動紹介、という構成で行われました。前半は、内的世界とはどういう意味か、研究方法として有用なのか、と研究に踏み込む重要な対談になりました。後半は、山口さんから、共感覚の説明や共感覚アート、共感覚の生きづらさ、について話していただきました。そういった、共感覚の内的世界の研究も今後考えていきたいです。対談してくださった山口さん、お聴きくださった皆さま、ありがとうございました!
スペース対談:
https://x.com/watanaberkyoto/status/1980184438249288148
直近の活動報告は以上となります。
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なお、今後の活動として、メンバーの渡部と山本は、11月2日~11月6日の京大100人論文でも研究発表を行う予定です。こちらのイベントも、「つくばQxQ Meet & Research」と似た内容となります (100人論文がオリジナルです)。
具体的には、京都大学の教員・研究者が、以下の4つのポイントについてポスターを掲示します:
①「私が追っている不思議(≒研究テーマ)」
② みなに問いかけたいわたしのメッセージ
③ わたしが追っている不思議
④ これまでやってきたこと、やろうとしていること
渡部は、11⽉5⽇(⽔)13:00-14:30に、3minプレゼン4として、本プロジェクトについてトークしますので、もしお近くにお越しの際は、ぜひ会いに来てください。他のトークテーマも面白そうなものばかりです。詳細は、ぜひ公式HP(https://www.cpier.info/100nin-2025 )をご確認ください!
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さて、クラウドファンディング終了まで残り1日となりました。
おかげさまで既に目標金額を達成しており、メンバー一同大変嬉しく思っております。なお、クラウドファンディング終了後には、サポーター数に応じて、さらに企業賞と賞金1000万円が振り分けられます。つまり、実は、まだまだサポーターを募集しております…!
つきましては、引き続き、成果を皆さまに報告できるよう努めてまいりますので、応援・シェア等いただけましたら大変ありがたいです。
残り1日も、どうぞよろしくお願いいたします!
皆さま,こんにちは!メンバーの大谷です。
私たちのプロジェクト「乳幼児の内なる世界を読み解く」に関心を寄せていただき,誠にありがとうございます。
一昨日の10月23日の夜,目標金額の100万円を無事達成することができました。
皆様一人ひとりに,4人から心からのお礼を申し上げます。
クラファン立ち上げ準備から今日まで,様々な困難がありました。4人で1つのプロジェクトを進めることは容易ではなく,深夜までミーティングを重ねながら,全員の想いが一致した上での活動をこれまで進めてきました。
今回のプロジェクトを通じて,改めて研究費というものの価値の大きさを実感しています。100万円という皆様の貴重なご支援を1円たりとも無駄にすることなく,子どもの内なる世界の解明に向けて全力を注いで研究してまいります。
また,目標金額は達成しましたが,より本研究の可能性を拡げるため,NEXT GOALとして120万円,サポータ−200人を設定いたしました!
残りわずかな期間ではありますが,引き続き研究の魅力を伝えるための広報活動と支援の募集を行なっていきます。引き続き応援を頂けますと一同,嬉しい限りです。
リターンに関しましては,クラファン終了後に順次実施いたします。もうしばらくお待ちください。
引き続き,私たちの活動にご注目いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!
皆さま、こんにちは!
私たちのプロジェクト「乳幼児の内なる世界を読み解く」に関心を寄せていただき、誠にありがとうございます。
おかげさまで、現時点で163名のサポーターさまにご支援いただき、達成率が90%を突破しました!いよいよゴールが見えてきました。改めて、あたたかい応援とご支援をくださった皆さま、誠にありがとうございます!
さて、先日告知させていただいた学問バーは無事に終了し、あたたかい参加者さまに囲まれ充実した議論を行うことができました。他にも、さまざまなイベントで本プロジェクトについて発信させていただいております。これらの活動報告については、後日改めて共有させてください。
本日は、(またまた急で申し訳ありませんが)新たな告知です!
- 10月23日(木)20:00 - X(旧Twitter)で、メンバー4人と共感覚アーティストの山口葵さんで、コラボスペース(対談)を開催します!
共感覚とは、ある刺激に対して、異なる種類の感覚が複数生じる知覚現象のことです(「音」に「色」を感じるなど)。山口葵さんは、この共感覚を持つ当事者として、見えている感情の色やテクスチャをアートとして発信されています。
ありがたいことに、私たちの「内的世界」プロジェクトにご支援くださり、また、私たちも共感覚研究と内的世界研究に共通項を感じていたことから、今回のコラボスペースが実現する運びとなりました。
もしよろしければ、10月23日(木)20:00 より、下記リンクよりお聴きください: https://x.com/i/spaces/1nAJEEbPNweJL
山口葵さんについてもっと知りたいという方は、ぜひ下記ホームページも覗いてみてください: https://www.aoiyam.com/
引き続き、私たちの活動にご注目いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!
皆さま、こんにちは!
私たちのプロジェクト「乳幼児の内なる世界を読み解く」に関心を寄せていただき、誠にありがとうございます。
おかげさまで、現時点で148名のサポーターさまにご支援いただき、達成率が80%を突破しました!改めて、あたたかい応援とご支援をくださった皆さま、誠にありがとうございます。メンバー一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、本プロジェクトのラストスパートに向けて、本日は、今後メンバーが参加するイベント予定について告知させていただきます。
- 10月17日(金)18:30 - 学問バーKisi京都店で、メンバーの渡部・山本が「乳幼児のうちなる世界の話をしよう!」をテーマにトークします!
学問バーKisi京都店とは、気軽にアカデミックな会話が楽しむことをコンセプトに運営されているバーのことです。日々、不定期にさまざまな研究者・大学院生等によるイベントが開催されています。(先日は、会津の日本酒に関するイベントが開催されていたようです…!)
こちらで、10月17日(金)18:30から、メンバーの渡部・山本が、本プロジェクトのテーマや関連する研究についてお話することになりました。これまでの活動報告で触れてきた内容も含め、「乳幼児の内なる世界を読み解く」という本プロジェクトの解像度が少しでも上がるような内容をお話できれば・議論を深められればと考えています。
開催場所となる学問バーKisiは、京都駅から少し南の「桃山御陵前」エリアにありますので、もし近くにお住まいの方がおられましたら、是非お気軽にお立ち寄りください。
開催場所: 〒612-8082 京都府京都市伏見区両替町4丁目298-1
Google Map: https://maps.app.goo.gl/3x8iXGMYR1dhgEcLA
その他の詳細: こちら(Instagramはこちら)
引き続き、私たちの活動にご注目いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!
皆さま、こんにちは!メンバーの桑水です。
私たちのプロジェクト「乳幼児の内なる世界を読み解く」に関心を寄せていただき、誠にありがとうございます。
今回は、活動報告第7弾として、メンバーの桑水が分担執筆した英語専門書がSpringer NatureのAdvances in Neurobiologyシリーズから出版されましたので、ご報告いたします!
本書は "Exercise Brain Stimulation for Cognitive Function and Mental Health(Eds.:
Soya H)" で、身体運動が認知機能やメンタルヘルスに与える影響とそのメカニズムをテーマにした専門書です。桑水は、"Pupil Dynamics Predict Exercise Brain Stimulation: An Overview of Exercise Pupillometry(瞳孔ダイナミクスが運動による脳刺激を予測する:運動瞳孔測定法の概観)" という章を執筆しました。
この章では、運動中の「瞳孔(ひとみ)の大きさ」を手がかりに、運動が脳に与える効果を読み取る研究手法について解説しています。瞳孔の大きさは、脳の覚醒状態などを司る神経活動と密接に関連しているため、その変化を捉えることで、”外からは見えない脳の状態”を外から観測することができる指標として非常に高い注目を集めています。例えば、つい一週間前にも、瞳孔ダイナミクスが低次元ながら、かなり高精度に脳活動の時空間的表現を密接に再現することができるかもというマウスの論文も発表され、今、非常に注目を集めています(Raut, R.V. et al. Arousal as a universal embedding for spatiotemporal brain dynamics. Nature (2025). https://doi.org/10.1038/s41586-025-09544-4)。
そして、この「瞳孔の動き」を指標とする研究手法は、実は、まだ主観報告研究が難しい乳幼児の心の状態を理解しようとする私たちのプロジェクトにとって、非常に強力な武器となると考えています。
乳幼児が行動する時、もしくは行動しない時、何に注目し、何を感じているのか。その「内的世界」の動きを、瞳孔のわずかな変化から読み解くことは、本プロジェクトの重要なアプローチの一つです。
ぜひ、ご関心のある方はぜひご覧ください!
リンク:Kuwamizu, R.*, Yamazaki, Y., Suwabe, K., Suzuki, K., Sankai, Y., Soya, H. (2025). Pupil Dynamics Predict Exercise Brain Stimulation: An Overview of Exercise Pupillometry. In: Soya, H. (eds) Exercise Brain Stimulation for Cognitive Function and Mental Health. Advances in Neurobiology, vol 44. Springer, Singapore. https://doi.org/10.1007/978-981-95-0066-6_6
プレプリント:https://osf.io/6v2eg_v2
(ここから無料で読むことができます)
今後も、こうした成人での知見を乳幼児研究に応用し、プロジェクトを力強く推進してまいります。
引き続き、ご支援・応援・シェア等いただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!
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