皆さま、こんにちは!
プロジェクト「乳幼児の内なる世界を読み解く」メンバーの大谷です。
3月も皆さまのご支援をもとに、多岐にわたる学会発表やアウトリーチ活動を行うことができましたので、ご報告いたします。
1)日本発達心理学会 第37回大会での発表(3月3日〜5日)(桑水・山本)
福岡国際会議場で開催された日本発達心理学会 第37回大会にて、メンバーの桑水と山本がそれぞれ登壇しました。桑水は、英国心理学会(BPS)とのコラボ企画「Connecting Minds and Societies Developmental Psychology in the UK and Japan」で、幼児期の瞬きと実行機能・前頭前野の発達に関する話題提供を英語で行いました(タイトル: Spontaneous eye blink rate is associated with prefrontal cognitive development in early childhood)。この話題提供の内容は、以前の活動報告 #15 と関連したもので、現在鋭意論文投稿中です。また進展があり次第ご報告させていただきます。
山本は、大会委員会企画シンポジウム「Bridging Perspectives on the Development of Social Cognition and Communication」で、乳幼児期の仲間はずれと攻撃性に関する話題提供を英語で行いました(タイトル: When the Ball Stops Coming: From Experiencing Social Exclusion to Aggressive Behavior in Early Childhood)。本発表は活動報告 #2 で紹介した内容などをベースに今後の展望を議論したものです。また、若手研究者向けの企画として、ラウンドテーブル「若手研究者の体験談に学ぶ博士号取得への道のり」の企画・司会を務めました。いずれの発表においても、国内外の研究者と発達心理学の最前線について有意義な議論を交わすことができました。ありがとうございました。
2)academistイベントでの中間報告(3月6日)(大谷・渡部・桑水・山本)
academist主催のイベント「『基礎研究で、世界を変える。』若手研究者20名の目指す未来」に登壇し、本プロジェクトの中間報告を行いました(これまでの活動報告で報告してきた内容と同様です!)。現地で多くの方に研究の進捗や私たちの目指す未来について直接お話でき、非常に刺激的な時間となりました。ありがとうございました。
3)日本心理学会での優秀発表賞受賞(3月20日)(大谷・渡部・桑水・山本)
昨年開催された日本心理学会 第89回大会(2025年9月5日―7日)で、メンバーの大谷を筆頭に発表した「子どもの内なる言葉、どう測るか メンタルカウンティング課題を通じた内言の客観的測定とその発達過程の検討」が、学術大会優秀発表賞を受賞したことが発表されました!本発表は、音声を伴わずに自分自身に向けて発話される「内言」を幼児でも測定できる新規の課題を開発し、その妥当性を検証したというもので、本プロジェクトの主眼である「子どもの内なる世界」に大きく迫る内容です。以前の活動報告 #2 でも詳細を記載しております。現在鋭意論文投稿中ですので、また進展があり次第ご報告させていただきます。
受賞タイトル一覧:https://psych.or.jp/prize/conf/
4)発達療育研究会 オンライン講演(3月18日〜25日)(大谷)
メンバーの大谷が、おやと子どもと社会をつなぐ発達療育研究会のオンラインセミナーにて、日本人にとっての英語の読み書きの困難さをテーマに講演を行いました。多くの方々にご視聴いただき、誠にありがとうございました。
5)生涯発達支援研究会 松山大会 シンポジウム登壇(大谷)
メンバーの大谷が、NPO法人生涯発達と社会参加を支援する こどもリサーチセンター主催の生涯発達支援研究会の松山大会にて、シンポジウムに登壇しました。言語という側面からディスレクシアから聴覚障害まで様々な研究の動向を学ぶことのできる充実した会に参加させていただきました。ありがとうございました。
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また、今後の活動として、
【予告】Tobii Technology オンラインセミナー(3月31日開催予定)
瞳孔や視線の計測装置の世界的メーカーであるTobii社のセミナーにて、「瞳孔・瞬きから読み解く発達・行動・運動研究」というテーマでお話します。こちらは以前3月26日と予告しておりましたが、機材トラブルにより、明日3月31日13:30〜に公開録画の形で開催となりました。ご都合がつく方はぜひご参加をお待ちしております!
リンク:[https://www.tobii.com/ja/events/Pupils-and-Blinking-Online-Seminar]
年度末となりましたが、2025年度は皆さまのご支援を通じて大変充実した研究活動を行うことができた1年でした。4月からは新たな所属に変わるメンバーもいますが、変わらず日々研究を進め、その成果を発信していきたいと考えております。
引き続き,どうぞよろしくお願いいたします!
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クラウドファンディング後の研究活動
2026/10/10 メディア掲載・講演など 子どもが無言で唱える内言 心の中の世界を測る
2026/09/16 メディア掲載・講演など 瞬きが幼児の実行機能とその脳機構の発達を映し出す
2026/09/15 研究成果 Emergent blink rate in early childhood is associated with neural origins of executive function
2026/09/09 メディア掲載・講演など 1から5まで数えることで、幼児の「頭の中の言葉」が測れる
2026/08/29 研究成果 The developmental origin of inner speech: Evidence from a mental counting task in 3- to 6-year-old children
2026/03/31 メディア掲載・講演など 瞳孔・まばたきから読み解くヒトの発達と行動・運動オンラインセミナー