Yusuke Notomi 、 Hayato Yamanouchi、 Kaiya Hamamichi
プロジェクトページを見てくださり、ありがとうございます。
システム行動学研究会を運営している納富(右)、山ノ内(左)、浜道(下)です!
日本では昔から面白い動物行動研究がたくさんあり、テレビ番組などでも魅力的な動物の行動が盛んに取り上げられてきました。しかし、最近の動物行動学分野の細分化によって、近い分野の研究者同士ですら出会う機会に恵まれないのが現状です。研究者たちからは「どこに行ってもアウェイを感じる」――そんな声もよく聞きます。
そこで私たちは、研究者や企業の人々、市民の皆さんが分野や立場の垣根を越えて集まり、動物行動について語り合える場を作ることにしました。
この新しい挑戦を通じて、日本の動物行動研究が加速することを目指します。
納富 祐典:昆虫の意思決定や認知的行動を、個体から集団まで多様なスケールで研究しています。
山ノ内 勇斗:どのような神経機構によって動物の行動が制御されているのかを研究しています。
浜道 凱也:実験室内での動画撮影により、昆虫の群れ行動や学習、行動の進化を研究しています。
この動物はいったい何を考えているのだろう?なぜこんな行動をするのだろう?
どのような仕組みで動いているのだろう?
犬や猫、動物園の生き物を見て、そんな疑問を抱いたことはありませんか。
シカが車にひかれる事故や、作物が虫に食べられてしまうニュースを見るたびに、どうすれば人間と動物がうまく共存できるのか考えたことはないでしょうか。
動物行動学は、動物の行動に関わるこうした疑問をさまざまな視点から探求する学問です。
動物の行動を観察・解析し、その進化的・構造的・生態学的背景を明らかにすることで、人と動物が共存するための方法を見出し、動物の仕組みを応用した技術でより快適な社会を実現することができます。そして何より、動物に対する尽きない好奇心を満たすことも、この学問の最大の魅力といえるでしょう。
私たちが目指すのはそんな動物行動研究をより一層活性化させ、動物たちとともに私たちの暮らしを快適にするヒントをたくさん見つけることです。そのためにまずは日本の動物行動学の研究力を底上げする仕組みづくりが大切であると、私たちは考えました。
日本の動物行動研究は、神経科学や行動生態学、進化生物学などさまざまな分野の重要なテーマとして発展してきています。その反面、同じように動物の行動を研究しているにも関わらず、その手法や関心領域ごとにコミュニティが分かれており、動物行動研究を軸にした包括的な議論の場はほとんどありません。特に、近年の技術革新によって分野間を橋渡しするアプローチが豊富になってきた今、知識を共有し、共通の問題に対して多角的な意見を出し合うことは大きな意味を持ちます。
そこで私たちはシステムをキーワードに動物行動研究の各領域を繋ぎ合わせ、分野の垣根を超えるコミュニティ「システム行動学研究会」を新たに立ち上げました。
2025年5月に開催したその第1回大会では、多様な分野、幅広い年代の研究者が、対面・オンラインそれぞれで約200名参加し、非常に高い需要があることが示されました。
私たちはこのコミュニティを安定的に維持し、より多様な分野、より多くの研究者を巻き込んだ「日本最大規模の動物行動学のコミュニティ」を形成することで、日本の動物行動研究をより一層発展させ、世界に誇る高い研究力へと繋げていきます。
2026年、第1回大会を超える超大スケールの第2回システム行動学研究会を開催します。
盛況のうちに幕を閉じた第1回システム行動学研究会の課題は、周知が行き届かずに参加者がふるわない分野があったこと、そしてシステム行動学ならではの「総合的に理解する」という視点をあまり共有できなかったことでした。このことから、次回は以下3つのアップデートを行います。
大型の会場の用意、オンライン対応の充実
次回はより多様な分野の研究者に周知し、遠方の方が参加しやすいような工夫をすることで、対面参加400人、オンライン参加400人超えの大規模な開催を目指しています。
公募シンポジウム
多様な視点を導入するために、公募によるシンポジウム企画を募集します。これによって、幅広い分野の研究者に本研究会を認知、賛同してもらうことを目指します。また、研究会の運営に関心のある方の入り口となり、継続的な運営へと繋がることも期待しています。
「ミクロからマクロまで」行動研究を貫くセッション
特定の生物や行動について、そのミクロなアプローチからマクロ研究まで講演者を招待し、一軸に並べるセッションを開催します。さまざまな分野の研究者が集まる本研究会で、あえてテーマを特定の生物や行動に限定したセッションを設けることで、「システム」の全体像を共有することが狙いです。
これらのアップデートにより、他分野の知見を自身の研究に活かしたり、分野を横断した共同研究に繋がるなど、参加者たちがそれぞれ「総合的に理解する」という視点を持って研究を加速させてほしいと考えています。
鳥が飛ぶメカニズムを知ることで、人間は空を飛べるようになりました。コウモリやイルカのエコーロケーション行動を知ることで、潜水艦は障害物を回避し、漁船は魚を探知することができるようになりました。また、農業の現場では農薬を控えて昆虫を遠ざける技術開発が行われ、アリの群衆行動のメカニズムから、災害時ロボットの効率的な運用が模索されています。
このように、自然界における多様な生物の行動原理を解き明かし応用することで、私たちはさまざまな分野で革新的な技術を生み出してきました。また同様に、彼らの行動を理解することで彼らと共存する術を見出すこともできます。
私たちの活動はそんな動物行動研究の土台とも言える研究者同士の議論の場を活性化し、着実にその成果を社会へと還元していくための、重要な一歩です。
いただいた支援金は、第2回大会を中心として、システム行動学研究会の継続的な運営と発展のために大切に活用します。ご支援のリターンとして、学生の参加費免除や報告書の閲覧、オンラインサイエンスカフェ、研究会HPへのお名前掲載、個別ディスカッションなどをご用意しました。
人も動物も生きやすい社会の実現に向けて、一緒に歩いていきましょう。
「行動」は動物をはじめ生物の普遍的な特性です。また、動物行動の多様性の理解は、私たち自身を理解し、地球上でのより良い生き方を考える上でも、必ずや役立つでしょう。「システム行動学研究会」第1回集会の舞台裏を見て、彼らは失敗しないと
いうことがよくわかりました。日本には、霊長類研究をはじめ動物行動研究の固有の歴史があります。世界の潮流を捉えた、日本発の新たな野心的挑戦に、エールを送ります。
動物の行動を理解するには、行動の分子的・神経的基盤、発生や発達の過程、適応的意義や機能、そして進化の歴史に至るまで、包括的な視点が欠かせません。動物行動学は、本来そのような多面的アプローチを要する「総合科学」です。しかしながら、科学が進展するにつれ分野は細分化され、動物行動学も例外ではありません。そのような状況において、この学問を再び統合するためには、分断された知を結び直す「指揮者」の存在が必要です。動物の行動に関わる研究者がかねてから願いながら実現できなかった統合を、提案者の3人が「指揮者」として実現してくれるものと、大いに期待しています。
近年、ゲノム編集やバイオロギング、AIなどの技術革新により、「動物の行動」を扱う研究領域には大きな変化が起きています。その結果、異なる視点をもつ研究者が一堂に会して議論する機会が減少してきたと言えます。
本プロジェクトの挑戦者達は、この課題に正面から向き合い、専門の垣根を越えて行動学について語り合える「場」を築こうとしています。この挑戦が、日本における動物行動学に躍進をもたらすことを期待しています。
Date | Plans |
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2026年夏 | 第2回システム行動学研究会の開催 |
研究会開催に伴い、研究会の準備や開催の活動レポートを閲覧できます。
研究会開催の活動報告レポート
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研究会開催の活動報告レポート | August, 2026 |
9 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
学生(支援時の所属、博士後期課程在籍者も含む、社会人博士は除く)に限定し、このリターンで申し込んでくださった方に第二回研究会の参加費免除を行います。
※ 通常の学生参加費は、1,500円以上になる想定です。
研究会開催の活動報告レポート / [学生限定] 研究会参加費免除
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研究会開催の活動報告レポート | August, 2026 |
[学生限定] 研究会参加費免除 | July, 2026 |
3 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
オンラインで、研究者ではない方に向けた活動報告や研究紹介を行ないます。また、会の最後に交流会(雑談)も実施します。
研究会開催の活動報告レポート / オンラインサイエンスカフェ
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研究会開催の活動報告レポート | August, 2026 |
オンラインサイエンスカフェ | August, 2026 |
1 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
第2回システム行動学研究会HPの謝辞にお名前を記載させていただきます。
研究会開催の活動報告レポート / オンラインサイエンスカフェ / 研究会HPへのお名前の記載
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研究会開催の活動報告レポート | August, 2026 |
オンラインサイエンスカフェ | August, 2026 |
研究会HPへのお名前の記載 | January, 2026 |
0 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
第2回システム行動学研究会中に宣伝ポスターを掲示いたします。 範囲はA3のサイズまでです。また、研究会中の発表の合間時間やポスター会場で動画を流します。 静止画(オンラインポスター)も可です。1つの動画が最大3分の長さまでの予定です。 宣伝CMなどを流させていただきます。 詳細は後日、メールにてご連絡させていただきます。
研究会での宣伝ポスターの掲示 / 研究会で動画を流します
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研究会での宣伝ポスターの掲示 | December, 2025 |
研究会で動画を流します | December, 2025 |
0 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
第2回システム行動学研究会HPの謝辞にお名前を記載させていただきます。
また、研究会の中でお名前を簡単にご紹介させていただきます。
研究会開催の活動報告レポート / オンラインサイエンスカフェ / 研究会HPへのお名前の記載 / 研究会中でのご紹介
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研究会開催の活動報告レポート | August, 2026 |
オンラインサイエンスカフェ | August, 2026 |
研究会HPへのお名前の記載 | January, 2026 |
研究会中でのご紹介 | July, 2026 |
1 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
本研究会および、研究会開催について個別にディスカッションする機会を設けます。
具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
研究会開催の活動報告レポート / オンラインサイエンスカフェ / 研究会HPへのお名前の記載 / 研究会中でのご紹介 / 個別ディスカッション
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研究会開催の活動報告レポート | August, 2026 |
オンラインサイエンスカフェ | August, 2026 |
研究会HPへのお名前の記載 | January, 2026 |
研究会中でのご紹介 | July, 2026 |
個別ディスカッション | December, 2025 |
0 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
第2回システム行動学研究会内で、展示・宣伝ブースを設置します。 広さは1区画につき、三人分の長机一つ分ぐらいのサイズの机を置く予定です。 デモ機の設置や、ポスター掲示など行うことができます。 詳細については、後日メールにてご連絡いたします。
研究会での宣伝ポスターの掲示 / 研究会で動画を流します / 研究会で展示・宣伝ブースを設置
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研究会での宣伝ポスターの掲示 | December, 2025 |
研究会で動画を流します | December, 2025 |
研究会で展示・宣伝ブースを設置 | July, 2026 |
0 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
研究会中でのさまざまなリターンに加え、研究会HPにブロンズスポンサーとしてお名前を大きく掲載させていただきます。
研究会開催の活動報告レポート / オンラインサイエンスカフェ / 研究会HPへのお名前の記載 / 研究会中でのご紹介 / 研究会での宣伝ポスターの掲示 / 研究会で動画を流します / 研究会で展示・宣伝ブースを設置
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研究会開催の活動報告レポート | August, 2026 |
オンラインサイエンスカフェ | August, 2026 |
研究会HPへのお名前の記載 | January, 2026 |
研究会中でのご紹介 | July, 2026 |
研究会での宣伝ポスターの掲示 | December, 2025 |
研究会で動画を流します | December, 2025 |
研究会で展示・宣伝ブースを設置 | July, 2026 |
0 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
研究会中でのさまざまなリターンに加え、研究会HPにシルバースポンサーとしてお名前を大きく掲載いたします。
研究会開催の活動報告レポート / オンラインサイエンスカフェ / 研究会HPへのお名前の記載 / 研究会中でのご紹介 / 研究会での宣伝ポスターの掲示 / 研究会で動画を流します / 研究会で展示・宣伝ブースを設置
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研究会開催の活動報告レポート | August, 2026 |
オンラインサイエンスカフェ | August, 2026 |
研究会HPへのお名前の記載 | January, 2026 |
研究会中でのご紹介 | July, 2026 |
研究会での宣伝ポスターの掲示 | December, 2025 |
研究会で動画を流します | December, 2025 |
研究会で展示・宣伝ブースを設置 | July, 2026 |
0 supporters are supporting with this reward. (No quantity limit)
研究会中でのさまざまなリターンに加え、研究会HPにゴールドスポンサーとしてお名前を大きく掲載いたします。 また、定期的なディスカッションや研究会の方向性について議論いたします。
研究会開催の活動報告レポート / オンラインサイエンスカフェ / 研究会HPへのお名前の記載 / 研究会中でのご紹介 / 研究会での宣伝ポスターの掲示 / 研究会で動画を流します / 研究会で展示・宣伝ブースを設置 / アドバイザリースポンサー権
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研究会開催の活動報告レポート | August, 2026 |
オンラインサイエンスカフェ | August, 2026 |
研究会HPへのお名前の記載 | January, 2026 |
研究会中でのご紹介 | July, 2026 |
研究会での宣伝ポスターの掲示 | December, 2025 |
研究会で動画を流します | December, 2025 |
研究会で展示・宣伝ブースを設置 | July, 2026 |
アドバイザリースポンサー権 | August, 2026 |
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