私たちが成し遂げたいことは、「広場恐怖症で学業や仕事を諦めてしまう人を、ゼロにすること」です。
広場恐怖症は、ストレスからパニック発作を起こし、その発作を起こすことに恐怖・不安を抱くことで、パニック発作を起こしそうな状況/場所を避けるようになる病気です。多くの方は、電車や飛行機などの公共交通機関や行列に並ぶことなどが困難になります。毎年、青年と成人の約1.7%(日本では約132万人)が広場恐怖症と診断されており、1/3以上は、完全に家にしばられて、働くことができません(DSM-5より)。多くの方がこの病気のために自由に外出できない状況にあります。
広場恐怖症の治療には、曝露療法があります。曝露療法とは、苦手な場所に実際に直面することで、徐々にその場所に慣れるという治療法です。しかし、この曝露療法を行う環境を、「現実」に用意することはとても困難です。現実の環境ではその場にいる人数や乗車時間の調整を行うことが難しく、患者の病状に一致する環境が用意できることは稀です。そのため、曝露療法のハードルは高く、中断率は非常に高いものとなっています。私たちはこの状況を、VRを活用することで変えたいと考えています。
広場恐怖症で学業や仕事を諦めてしまう人を、ゼロにする。この実現には、中断率0%のVR曝露療法アプリケーションをつくることが必要だと考えます。VRを用いて、環境を自由に設定し、患者の病状に合わせた曝露療法空間を提供できれば、段階的な治療を提供できるため、曝露療法の中断率は下がると仮説立てています。また、VRの「いつでも、どこからでも、何度でも行うことができる」という特性も、治療のハードルを下げると考えます。
そこで、次のアプローチでこのVR曝露療法の実現を考えています。
1. プロトタイプ完成
2. 効果検証(広場恐怖症治療に対して、効果のある「パラメーター」を明らかにする)(2025年6月1日〜8月15日)
3. ビジネスモデルの確立・実装(2026年中)
1.のプロトタイプは、「電車」を対象としたアプリです。電車内の乗車人数・乗車時間・人と人との距離などをパラメーターでコントロールすることができます。2. 効果検証では、このプロトタイプを用いてパラメーターによる治療効果を確かめます(詳細後述)。3. ビジネスモデルの確立・実装では、実際に多くの方に使っていただけるよう、社会に根付く仕組みを作り、実装します。
本プロジェクトでは、広場恐怖症患者さんに対して、どのパラメーターがVR曝露療法で治療効果があるかを確かめます。今回は、広場恐怖症患者さんが最も苦手とし困っている「電車」を対象として、効果検証を行います。パラメーターについては、外部環境、電車の色、年齢比率、スーツを着ている人の割合、人と人との距離(パーソナルスペース)、乗車時間(停まる駅)、乗車人数(乗ってくる人、降りる人、車内にいる人)を設定します。これらを調整することで、不安レベル(SUDs、心拍数、心拍変動、呼吸、発汗等)とストレス値(唾液アミラーゼ等)が、VR曝露療法を行う前後で低下するか否かを検証します。現実での曝露療法の変化(観察に基づく)や患者さんへのヒアリングも行います。
この効果検証は、2025年6月1日〜8月15日に浜田山メンタルクリニックさんと一緒に行います。
<補足:リスクについて>
曝露療法は、症状が悪化するリスクを伴います。VR曝露療法では、現実空間での曝露療法と比べて、環境を細かく調整したり、万が一の際にヘッドマウントディスプレイを外して回避することができるため、このリスクを最小限に抑えることが可能です。
クラウドファンディングにチャレンジした理由は、課題解決に向けた仲間を集めるためです。私たちは、共感する人、一緒に考える人、改善をサポートする人、周囲に広める人、資金をサポートいただける人を増やすことが、この課題を解決するために不可欠であると考えています。
今回ご支援いただいた資金は、効果検証のための費用として使わせていただきます。
<内訳>*税込
・NCNPの倫理審査費用:220,000円
・実験参加者への謝金:250,000円
・Apple Vision Pro:669,800円
・効果測定機器:約60,000円
効果が立証された後は、アプリをWebサイトからダウンロード可能にするなど、広場恐怖症患者さんが使用できるように整備していきます。同時に、他の状況/場面(飛行機やバス、タクシー、ショッピングモール等)でも対応できるように、引き続きアプリ開発を進めます。
できるだけ早く社会実装できるよう、全力で取り組んでまいります。どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。
※SNSで情報を随時発信/更新していきます!
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社会生活に大きな支障をきたす広場恐怖症の有効な治療法として曝露療法がありますが、実行が厳しく継続治療が難しい現実があります。本研究で用いる、VR 曝露療法は広場恐怖症の方を対象としてオンラインでカウンセラーと共に治療を受けるもので、安全性が高く、効果が期待されます。何より開発グループが研究による独自のデータを蓄積しつつシステムを構築したものであり、実行力を高く評価できます。
リボンアーキテクツが提案するVRアプリケーション「Haru」は、公共交通機関や閉ざされた空間など、特定の場所で強い恐怖や不安を感じる「広場恐怖症」の症状を持つ方を対象に、曝露療法を提供するサービスです。このアプリは、VRを活用した安全な環境で、発作を引き起こす可能性があると感じる場所や状況への恐怖を段階的に軽減させる画期的な手法を採用しており、多くの人々にとって新たな希望となるでしょう。
特定の状況や場面への不安や恐怖から、自身の行動の範囲を制限されてしまう、さらには、自分のやりたいことを諦めてしまうほかない、というのはとてもつらいことです。今回、広場恐怖症の治療のためのVR曝露療法を実施するというアイデアには新たな可能性を感じました。VRを使用することでより安全に、より長期的にその実施が可能になれば、広場恐怖症で苦しんでいる方々にとって、手の届きやすい治療法になることが期待できます。
私は、過去の経験から人混みや暗い場所、特に満員電車に乗るのがすごく苦手です。朝早く出るか、どうしてもダメな時は電車に乗れず学校に遅刻することもありました。この研究で同じような悩みを抱えている人たちが少しでも安心して行動できるようになれたらいいなと思っています。支援していただけたら、私たちが新しい一歩を踏み出す大きな力になると思います。どうぞよろしくお願いします!
広場恐怖症は医療現場ではあまり治療対象とされていませんでした。これは回避によって自己対処することで表面上の問題が目立たなくなってしまうからです。
しかし、活動範囲や本来得られるはずだったチャンスを失うことでこの疾患を持つ人達は大きなハンデキャップを抱えています。
開業医の立場からリボンアーキテクツのVRの治療プログラムに大きな期待をしています。どうぞご支援をお願いいたします。
時期 | 計画 |
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2025年6月 | 効果検証を実施 |
2025年10月 | 論文執筆開始 |
2026年5月 | 学会で発表(日本不安症学会) |
2026年5月 | 論文投稿(日本不安症学会) |
メールでお礼のメッセージをお送りします。
このリターン実施は2025年4月を予定しています。
お礼のメッセージ*学生限定
リターン | 実施予定日 |
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お礼のメッセージ*学生限定 | 2025年04月 |
2人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
メールでお礼のメッセージをお送りします。
このリターン実施は2025年4月を予定しています。
お礼のメッセージ*学生限定
リターン | 実施予定日 |
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お礼のメッセージ*学生限定 | 2025年04月 |
5人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
メールで広場恐怖症ついて説明したチラシをお送りします。
このリターン実施は2025年4月を予定しています。
広場恐怖症のチラシ送付 / お礼のメッセージ
リターン | 実施予定日 |
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広場恐怖症のチラシ送付 | 2025年04月 |
お礼のメッセージ | 2025年04月 |
2人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
ステッカーをお送りします。
このリターン実施は2025年4月を予定しています。
※写真はイメージです。
広場恐怖症のチラシ送付 / お礼のメッセージ / クラファン限定ステッカー
リターン | 実施予定日 |
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広場恐怖症のチラシ送付 | 2025年04月 |
お礼のメッセージ | 2025年04月 |
クラファン限定ステッカー | 2025年04月 |
1人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
本プロジェクトに関するオンラインサイエンスカフェ(Zoomで実施)にご招待します。
このリターン実施は2025年4月を予定しています。
広場恐怖症のチラシ送付 / お礼のメッセージ / クラファン限定ステッカー / オンラインサイエンスカフェ
リターン | 実施予定日 |
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広場恐怖症のチラシ送付 | 2025年04月 |
お礼のメッセージ | 2025年04月 |
クラファン限定ステッカー | 2025年04月 |
オンラインサイエンスカフェ | 2025年04月 |
2人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
本研究について個別にディスカッションする機会を設けます(Zoomで実施)。具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
このリターン実施は2025年4月を予定しています。
広場恐怖症のチラシ送付 / お礼のメッセージ / クラファン限定ステッカー / オンラインサイエンスカフェ / 個別ディスカッション
リターン | 実施予定日 |
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広場恐怖症のチラシ送付 | 2025年04月 |
お礼のメッセージ | 2025年04月 |
クラファン限定ステッカー | 2025年04月 |
オンラインサイエンスカフェ | 2025年04月 |
個別ディスカッション | 2025年04月 |
1人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
開発しているVRアプリケーションは来年リリースを目指しています。そのアプリケーションのクレジットにお名前を掲載させていただきます(掲載しないことも可)。
このリターン実施は2026年を予定しています。
広場恐怖症のチラシ送付 / お礼のメッセージ / クラファン限定ステッカー / オンラインサイエンスカフェ / 個別ディスカッション / アプリケーションのクレジットにお名前掲載
リターン | 実施予定日 |
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広場恐怖症のチラシ送付 | 2025年04月 |
お礼のメッセージ | 2025年04月 |
クラファン限定ステッカー | 2025年04月 |
オンラインサイエンスカフェ | 2025年04月 |
個別ディスカッション | 2025年04月 |
アプリケーションのクレジットにお名前掲載 | 2026年12月 |
0人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
メールで効果検証の報告書(謝辞にお名前掲載)をお送りします。
このリターン実施は2025年12月を予定しています。
広場恐怖症のチラシ送付 / お礼のメッセージ / クラファン限定ステッカー / オンラインサイエンスカフェ / 個別ディスカッション / アプリケーションのクレジットにお名前掲載 / 効果検証報告書にお名前掲載(報告書送付)
リターン | 実施予定日 |
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広場恐怖症のチラシ送付 | 2025年04月 |
お礼のメッセージ | 2025年04月 |
クラファン限定ステッカー | 2025年04月 |
オンラインサイエンスカフェ | 2025年04月 |
個別ディスカッション | 2025年04月 |
アプリケーションのクレジットにお名前掲載 | 2026年12月 |
効果検証報告書にお名前掲載(報告書送付) | 2025年12月 |
0人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
本研究に関する出張講義とVR曝露療法App先行体験を行います。具体的な内容や日程は個別にご相談いたします。
※宿泊費・交通費は別途いただきます。
このリターン実施は2025年4月を予定しています。
広場恐怖症のチラシ送付 / お礼のメッセージ / クラファン限定ステッカー / オンラインサイエンスカフェ / 個別ディスカッション / アプリケーションのクレジットにお名前掲載 / 効果検証報告書にお名前掲載(報告書送付) / 出張講義+VR曝露療法App先行体験
リターン | 実施予定日 |
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広場恐怖症のチラシ送付 | 2025年04月 |
お礼のメッセージ | 2025年04月 |
クラファン限定ステッカー | 2025年04月 |
オンラインサイエンスカフェ | 2025年04月 |
個別ディスカッション | 2025年04月 |
アプリケーションのクレジットにお名前掲載 | 2026年12月 |
効果検証報告書にお名前掲載(報告書送付) | 2025年12月 |
出張講義+VR曝露療法App先行体験 | 2025年04月 |
0人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
我々リボンアーキテクツ(チーム名)のサポーターとして、公式サイトやプロジェクトのクレジット、イベント資料、アプリケーション内のクレジットページなど、幅広い場面でお名前を紹介させていただきます。また、年4回活動報告をさせていただきます(メール送付)。
広場恐怖症のチラシ送付 / お礼のメッセージ / クラファン限定ステッカー / オンラインサイエンスカフェ / 個別ディスカッション / アプリケーションのクレジットにお名前掲載 / 効果検証報告書にお名前掲載(報告書送付) / 出張講義+VR曝露療法App先行体験 / チームサブメンバー(サポーター)としてのお名前掲載・活動報告
リターン | 実施予定日 |
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広場恐怖症のチラシ送付 | 2025年04月 |
お礼のメッセージ | 2025年04月 |
クラファン限定ステッカー | 2025年04月 |
オンラインサイエンスカフェ | 2025年04月 |
個別ディスカッション | 2025年04月 |
アプリケーションのクレジットにお名前掲載 | 2026年12月 |
効果検証報告書にお名前掲載(報告書送付) | 2025年12月 |
出張講義+VR曝露療法App先行体験 | 2025年04月 |
チームサブメンバー(サポーター)としてのお名前掲載・活動報告 | 2025年04月 |
0人のサポーターが支援しています (数量制限なし)
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