サポーターのみなさま,
お世話になっております。フライブルク大学博士課程の齋藤です。
気付けば今年も残りあと一カ月となりましたが,いかがお過ごしでしょうか。
私事で大変恐縮ですが,先日,博士課程の最終口頭試験を無事合格することができ,卒業する運びとなりました。
2016年夏からスタートした留学生活を振り返ると山あり谷ありでしたが,あきらめずに最後まで全うできたのは,一重にサポーターの皆様をはじめ,多くの方々のお支えのおかげです。
改めまして,心から感謝申し上げます。
一般的に,最終口頭試験では4名の教授の方々に研究成果を30分で発表し,その発表を踏まえて先生方からの質問や批判を受ける時間が1~1.5時間ほど続きます。
先生方からの質問や指摘に対して自らの研究や理論の価値を”防衛”する意味合いから,最終口頭試験は"ディフェンス"といいます。
例えば,私の研究は植栽後4~5年の若い樹木を対象にしていますが,「今後樹木が樹齢を重ねると研究結果はどう変わる?」というような質問を受けました。
得られた研究の成果自体を説明・主張するだけでなく,”樹木の若さ”という研究の限界を踏まえて,将来的な実験デザインやその結果の予測など,今後の研究への展望を問われる質問の一つでした。
今後は,口頭試験の際に先生方から頂いた指摘をふまえ,博士論文を修正・再提出し,正式には12月頃に学位を取得できる見込みです。
また,まだ正式に確定はしていないのですが,来年一月から日本の大学で研究を継続する予定です。
博士論文の出版や今後の所属先につきまして,確定次第,改めてご報告致します。
加えまして,オンラインサイエンスカフェや定期的個別ディスカッションなどのサポーターの皆様へのリターンにつきましても,みなさまのご要望やご興味にできるだけ添える形で準備・計画できればと思っておりますので,また改めてご相談させてください。
今後も「人工林の樹種多様性の向上」に向けて研究に精進して参りますので,変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
フライブルク大学造林学研究室 博士課程
齋藤大
サポーターの皆様,
お世話になっております。
もう7月に入り暑い日が続いているかと思いますが,いかがお過ごしでしょうか。
私事で恐縮ではございますが,先日,博士論文を無事提出することができました。
紆余曲折の7年でしたが,サポーターの皆様をはじめ,多くの方々のお支えのおかげで何とか論文を書き上げることができました。
改めまして,温かいご支援,心より深く感謝申し上げます。
今後は,提出した論文を踏まえた口頭審査(ディフェンス)が11月にあり,合格後に卒業になります。
その過程で博士論文にも修正が入るため,論文の最終版ができ次第,皆様にも共有させていただきます。
今後も一層研究に精進する所存です。
引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
フライブルク大学造林学研究室 博士課程
齋藤大
気付けば今年もあと一カ月半となりましたが,いかがお過ごしでしょうか?
今月から始まるサッカーワールドカップの日本代表の初戦がドイツで,留学先のフライブルクの選手が両チームに選出されているなど,何かと日本を身近に感じる今日この頃です。
研究の進捗ですが,クラウドファンディングでご支援いただき,学会発表や研究ワークショップに参加することができました。
6月にはドイツ・ライプツィヒにあるヘルムホルツ環境研究所(UFZ)で開催された学会にて博士論文のテーマの一部を発表してきました(https://www.ufz.de/index.php?en=46828 )。
この研究所では,私の研究テーマである「生態系における植物多様性の働き・機能」に関する研究・実験が活発に行われています。
100年以上も伝統がある植物実験地や,約5億円以上もする人口生態系の観測装置・施設(エコトロン,写真)など,研究テーマ・予算のスケールの大きさにただただ圧倒されました。
(ツイッター記事:https://twitter.com/dai_fores_try/status/1534980803641454594?s=20&t=T8cYrdUWgXprSnpPRTBDCA
)
7月にはフランス・モンペリエにある生物多様性統合・分析センターで開催された学会に参加してきました(https://www.fondationbiodiversite.fr/en/evenement/frb-cesab-des-especes-aux-fonctions/ )。
樹木に関する研究者だけでなく,森,川,海の様々な生態系・生物の研究者が集まり,生物多様性の保全に向けた議論が交わされました。
一番印象に残った話は,「地球上のすべての生物を保全できるほど時間も予算も知識もない現状の中で,いかに保全する生物に優先順位をつけるか」という現実的な議論でした。
人間の社会でもこの人がいなくなったら仕事が回らないという"キーパーソン"がいますが,生態系の働き・安定性に重要な”カギとなる種(key species)”を見出す研究が精力的に進められているようです。
学会中には“カギとなる種”を判別する指標(機能的希少性)をプログラミングで計算するワークショップも開かれ,大変学びの多い機会となりました。
(ツイッター記事:https://twitter.com/dai_fores_try/status/1536800646493618177?s=20&t=T8cYrdUWgXprSnpPRTBDCA
)
サポーターの皆様のご支援のおかげで貴重な体験をすることができました。
重ねてお礼申し上げます。
加えて,博士課程卒業に向けたスケジュールですが,来年1月末に提出,来年中旬ごろに口頭発表・審査を計画しています。
当初予定していた研究スケジュールよりも遅れていまして,ご支援へのリーターンも遅れており,大変恐縮です。
改めて,新しいリターンの時期などについてご連絡・ご相談させていただきます。
まだまだ十分にできていなく心苦しいのですが,サポーターの方と個別でお話しさせて頂いたり,偶然ドイツに林業視察にいらっしゃったサポーターの方ともお話しさせていただきました。
応援のお言葉などもいただき,多くの方々のお支えのおかげで研究できていることを改めて実感しています。
サッカーワールドカップの日本のグループリーグの3国は強豪のようですね。
私にとって,その3国と論文提出までの3カ月が重なりますが,精一杯最後まで研究に精進して参ります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
フライブルク大学博士課程
齋藤大
ツイッター: https://twitter.com/dai_fores_try
先日,クラウドファンディングの目標を達成し,無事挑戦期間を全うすることができました。
改めまして,ご協力してくださったみなさま,ご支援してくださったみなさま,温かい応援をありがとうございました。
大学・研究関係者の方々,森林・林業業界で実際に森づくりに励まれている方々,純粋に研究に興味をもってくださった方々など,多くの方々に応援していただいたことが今後の研究の何よりの力になります。
リターンの詳細については現在,academistの担当の方と協議中ですので,後日改めて,お知らせ・ご相談させていただきます。
早速ではありますが,6月7日からドイツ・ライプツィヒで開催される国際学会"Frontiers in experimental research on changing environments" (”https://www.ufz.de/index.php?en=46828" )にて口頭発表を予定しています。
ご支援いただいた研究費を参加費に使用し,博士課程の研究成果を発表する予定です。
みなさまの温かい応援を胸に,学会の準備・当日の発表に臨みます。
当日の経験など,随時,進捗報告させていただきます。
サポーターの方々に重ねてお礼申し上げます
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(写真:ヨーロッパブナの高木とドイツトウヒの幼樹が混交している様子)
みなさまの応援・ご協力により,ネクストゴールを達成することができました!
ご支援してくださったみなさま,誠にありがとうございます。
クラウドファンディング挑戦も残り3日となりました。
すでに研究費としては十分すぎる程ご支援を頂きましたが,「樹種多様性を高める森づくり」についてできるだけ多くの方々に知っていただけるよう,最後まで挑戦に励んでまいります。
これから頂いた資金は,以前の目標同様,情報発信に活用するブログの運営費,リターンの意見交換会等で使用するZoom使用料に活用し,サポーターのみなさまとの交流・意見交換を進める環境を整備していければ幸甚に存じます。
また,私事で恐縮ですが,今回の挑戦を取り上げてくださったイベント"academist Bar"のYoutube動画,森林・林業系情報誌"林政ニュース"様のリンクは下記の通りです。ご高覧いただけると幸いです。宣伝にご協力いただいたみなさま,本当にありがとうございました。
●4/26 19:00~ academist Bar「人工林の樹種多様性を向上し、持続可能な森づくりを目指す! 」
https://youtu.be/Cjy5ZG3gc8U
●「林政ニュース」第676号
https://www.j-fic.com/bd/isbn/9784889656763/
引き続きよろしくお願いいたします。
(写真:黒い森-シュヴァルツヴァルトにて)
みなさまの温かいサポートのおかげで目標金額を達成することができました。
応援・ご支援してくださった皆様,誠にありがとうございます。
今回はドイツに滞在しながらのクラウドファンディングの挑戦でしたが,4年間帰国していない日本をこれまで以上に身近に感じた数週間でした。
日ごろ研究でお世話になっている方々,大学を超えた森林・林業業界の方々,純粋に応援してくださった一般の方々など,多くの方々に応援していただき,今後の留学・研究生活を全うするための大きな力を頂きました。
「人工林の樹種多様性の向上」には研究者が科学的根拠を蓄積するだけでなく、実際に森と関わる社会・市民との共同・連携が欠かせないと思っています。サポーターのみなさまをはじめ,これから多くの方々と一緒に「人工林の樹種多様性の向上」に向けて解決策を模索していければ幸いです。
そして,その環境を整えるためにも,NEXT GOAL(プラス10万円)を設定し,残りの約一週間,クラウドファンディングの挑戦を継続することとしました。
こちらの研究費は,
①リターンのオンラインサイエンスカフェ、意見交換会等で使用するZoom使用料(1年分),
②森林の研究紹介やドイツ留学の情報を発信していくブログ("http://fores-try.com/")のサーバー利用料(1年分),
③ブログ記事の依頼費(ご希望に応じて,私個人だけではカバーできない森林分野,ドイツ留学に関する記事を依頼します)
に充てる予定です。
引き続きよろしくお願いいたします。
この度は,多くの皆様にご支援・ご協力いただき,誠にありがとうございます。
おかげさまで,挑戦2週間目で目標の約6割を達成することができました。
森林・林業業界の方々,異分野の方々,純粋に共感してご支援くださった方々など,大学を超えて多くの方々に応援していただき,今後の研究の大きな励みになります。
挑戦はあと三週間ほど続きます。
All or Nothing方式ですので,目標金額に達せるよう今後も精進して参ります。
また,一つの取り組みとしまして,academist様のYoutube Live (4/26, 火曜日, 19:00~ )にも参加させていただきます:
https://www.youtube.com/watch?v=Cjy5ZG3gc8U
研究や今回のクラウドファンディング挑戦に至った経緯などお話しさせていただきます。
また,Live中には聴講者様からのご質問にも随時お答え致しますので,お時間がありましたらぜひお越しください。
今後ともよろしくお願いいたします。
当サイトは SSL 暗号化通信に対応しております。入力した情報は安全に送信されます。
博士論文の謝辞にお名前掲載
22
人
が支援しています。
(数量制限なし)
研究報告レポートにお名前掲載 他
13
人
が支援しています。
(数量制限なし)
オンラインサイエンスカフェ、意見交換会 他
20
人
が支援しています。
(数量制限なし)
国際論文謝辞にお名前掲載 他
1
人
が支援しています。
(数量制限なし)
オンライン個別ディスカッション 他
5
人
が支援しています。
(数量制限なし)
森づくりに関する定期的個別ディスカッション(1年間、計4回) 他
2
人
が支援しています。
(数量制限なし)