ヒッタイトの「愛」に関する拙稿の学術雑誌での掲載が決定いたしました。2020年3月に、同志社大学一神教学際研究センター『一神教世界(WMR)』11号に掲載予定です。
この論文では、ヒッタイト王と王妃の愛について、そこにどのような政治的メッセージがあったのかという点を扱っています。ヒッタイトにおける「愛」全般を扱う論文ではありませんが、王国において「愛」という言葉にどのような含意があったのか、その一面を掘り下げた内容となっています。
リターンとしまして、3万円以上ご支援いただいた方には謝辞を記載させていただいた上で、抜刷をお送りする予定です。
本プロジェクトに対してご支援いただきました皆さまには、改めまして御礼申し上げます。加えて、プロジェクトの達成から約4年が経過してしまい、最後の成果報告が遅れましたこと、ここに深くお詫び申し上げます。
この間、2017年に京都大学にて博士論文を提出し、2018年からは同志社大学・神学部で日本学術振興会特別研究員という身分でヒッタイトの研究を続けております。今回の論文はクラウドファンティングで行った研究成果の一部ですが、今後もヒッタイトの愛やこの国に生きた人々の「気持ち」についての研究は継続していく予定です。
こちらで実施したプロジェクトは、研究者としての気持ちの持ち方や人生を大きく変えてもらえた、とても貴重で特別な経験でした。プロジェクト開始から4年間、研究をここまで続けられてきたことも、気負いをしすぎず、何ごとも新しいことを始めようと思えるようになれたことも、2016年の挑戦時に支援してくださった皆さまと、その後プロジェクトをきっかけに研究を知ってくださった皆さまの応援のおかげです。その感謝の気持ちでこれまでの研究生活がありましたし、これからもこの気持ちを忘れることはありません。改めましてありがとうございました。
ご報告が遅くなってしまいましたが、昨年末にリターンの「ハットゥシャガイドブック」と、今年1月に支援者の方々皆さまに「研究レポート」をお届けいたしました。
今後はご支援いただいた研究をまとめ、来年度中に論文として発表できるよう頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします!
先週末、何人かの学生さんとリターンのオリジナル楔形文字粘土板を作りました!泥々になりながら、表面には実際にあるヒッタイト王の印章に模したスタンプを押し、裏面にはオリジナルのヒッタイト語メッセージを刻みました。今月末に完成する予定です!ご期待ください!
ご支援のおかげで、先週韓国の延世大学で開かれた聖書文学学会の国際大会に参加できました。7/5には、ヒッタイト語の「婚約する」あるいは儀礼の中で糸などを魔術的に「結ぶ」という意味の言葉(hamank)について発表しました。
間接的ではありますが、ヒッタイトの「愛」とも関係するトピックだと考えています。
大阪府立弥生文化博物館の夏季特別展「世界の文字の物語」で、7/16(土)14:00~16:00「ヒッタイトの"愛"を探る/楔形文字」についてお話します!
まだ研究を始めたばかりではありますが、進捗状況を少しお話できればと思っています。ぜひご参加ください!
http://www.kanku-city.or.jp/yayoi/tokubetsu/index.html
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研究報告レポート
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オリジナル楔形文字粘土板(ヒッタイト語メッセージ付き) and others
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ヒッタイト王国の首都ハットゥシャ遺跡のガイドブック and others
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楔形文字講座参加チケット and others
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論文謝辞にお名前掲載 and others
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ヒッタイト研究体験チケット and others
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