サポーター皆様、今回のご支援して頂いております、小規模デュシェンヌ型筋ジストロフィーマウスの動物試験について、ご報告を致します。大変遅くなり、誠に申し訳ございません。デュシェンヌ型筋ジストロフィーマウス(Mdx52マウス)への新規治療分子薬の投与試験が先月、終了致しました。各マウスの筋組織(骨格筋・心筋・横隔膜)の画像生データの方は既に入手しております。また、薬剤を投与した各マウスの様子を撮影した動画データもその前に既に得られております。現在、筋ジストロフィーマウスの専門家などに画像データに対する評価コメントをお願いしようとしております。ご報告が本当に遅くなり、誠に申し訳有りませんでした。マウスの筋組織の免疫染色の画像データを得るだけなのが、何故こんな半年以上も掛かるものなのか、私にも実は正確には把握出来ておりません。凍結切片を作成する為に最初にお願いしたS社からは、途中で作業を止められる事態になり、そして「これ以上のことは出来ない」と言われ、急遽、別の会社を探して、同様の作業をお願いすることになりました。この投与実験・凍結切片の作成のお願いは、研究実験を請け負ってやっている、大手のT社の営業の方から強いオファーを受け、私がそれを受ける形で、大手なら信頼出来ると考え、今回の筋ジストロフィーマウスの動物試験をやって頂くことになったのです。実際は、凍結切片の作製段階から、そのT社から更にその下の群馬県にある会社へオーダーが行き、またその会社から、さらに北海道の札幌市にある医療サービスを請け負うS社に、という風に孫請に頼んでやって貰った実験なのだと、実験が大幅に遅延している段階でT社の担当者から説明を受けました。T社と凍結切片の作製作業を途中から拒否した札幌のS社とに何があったのかは分かりません。純粋な技術的な理由なのか、大人の事情なのかも詳細が未だ明らかになっていません。そこで仕方なく、凍結切片の作製作業から免疫染色までをやってもらう別会社を急遽、探すことになり、神奈川県にあるK社で同様の凍結切片の作成作業と免疫染色の作業をして貰う様に、T社からコンタクトを入れて貰いました。しかし最終的にT社を通じて渡されたその筋組織の免疫染色の画像データは素人が見ても杜撰なもので、同じ画像を2度、使いまわした可能性すら有るものもあり、全くプロの仕事とは思えない、作為的な印象すら感じられるものでした。我々にはその点が正確に判断出来ない為、客観的な解析・評価をする為、現在、それらの画像を筋ジストロフィーマウスの専門家に回してコメントを得ようと努力しているところです。しかし国内ではその道の専門家の数も少ない為、苦慮しているのが実情です。問題のマウスの筋組織の画像では、デュシェンヌ型筋ジストロフィーマウス(Mdx52マウス)では通常あり得ない様な蛍光シグナルも写っていることから、それらの画像データで判断する限り、治療分子の効果の正しい評価が正確に出来ない状態です。しかし、これら上記の会社でのトラブルが発生する前に撮影した筋ジストロフィーマウスでは、治療分子の投与量を上げるに従い、病的な行動や低下していた活動性など、投与量依存的に回復していると考えられる良好な状態が観察されたことから、正直、我々も大変期待をしておりました。しかし、その後、当該大手T社のなどとのトラブルがあり、また下請けのS社が作業を打ち切り、凍結切片の作製作業の継続を拒否する事態になり、それらの原因が究明されないまま、現在に至ります。これは正直、泣き寝入りに近い状態です。アカデミストのクラウドファンディングのこのプロジェクトページでの皆様へのご報告は、ちゃんとした筋ジストロフィーマウスの専門家の評価を待ってからと思いましたが、既に予定から半年以上も遅れていることから、今回、取り敢えずは、実験終了のお知らせを致したく思います。しかし、T社を通じて得た、これらのマウス筋組織の画像の信憑性や客観的な評価などは、これからになることをご理解下さいます様、お願い申し上げます。ご報告が大変遅くなり申し訳有りません。個別ディスカッションを希望されている方々とは、順次、入手したマウスの動画データや、筋組織の各画像データをお見せしながら、意見交換出来ればと思います。研究レポートを希望された方々にも、専門家のコメントが得られ次第送付したく思います。今回、実験終了を一旦告知しますが、可能な限り、サポーターの皆様と専門家に指摘された点を中心に評価など議論し、継続的に今後の筋ジストロフィー研究をどう進めて行くかをご相談出来れば幸いです。何卒、引き続き、宜しくお願い申し上げます。
皆様、前回の報告から時間がかなり空いてしまい、誠に申し訳御座いませんでした。デュシェンヌ型筋ジストロフィーマウス(Mdx52)を使った動物試験の方は、新型コロナウイルスの影響により研究室での実験が制限されたことにより、我々が使用している受託研究機関が他研究機関や他社から大量の実験予約を受けたことで、実験データの取得が大幅に遅延し、2021年10月末でのデータ取得を予定しておりました。しかしその後、実験データ取得の準備状況は相変わらず厳しく、2021年中では難しいことが分かり、2022年の1月になるとの報告を受けておりました。しかしながら現在猛威を振るっている、新型コロナウイルス・オミクロン株の感染拡大等の影響を受けて、今月中の実験データに取得が、再び大幅に遅延しております。先日、受託試験施設の責任者の方からの実施状況を文書での回答にて得られました。それによりますと、最新の実験実施状況に関して以下のことが分かりました。①実験データを取得出来るのは、当初の2022年1月中ではなく、2022年2月になること。②実験が遅延している原因の一つとして、新型コロナウイルス・オミクロン株が発生して以降物品の調達等に時間がかかっているとのこと。また、当該動物実験での下請けの会社との未契約の事項があり、その手続きに時間を擁していたが、今年に入り、注文書の手続きが完了し、こちらの問題は解決したこと。幸い、技術等での大きなトラブル等の発生はございません。現在、ジストロフィンタンパク質を染める抗ジストロフィン抗体がしっかりと働くかどうかを正常マウス筋組織にて確認中とのことです。ジストロフィンが発現している正常マウスの筋組織でのそのジストロフィンの発現の確認がしっかりと出来て、本実験とのことでしたので、筋ジスマウス実験データが出て来るのが2022年2月中旬・下旬頃だと思われます。一日千秋の思いで実験の結果を待ち望んでおられる患者様ご家族やサポーターの皆様には本当に申し訳なく思っております。実験データが出始めた時点で、皆様にデータ取得の御連絡を差し上げたく思います。弊社も、現在のプロジェクトの進捗などを可能な限りチェック・ご報告し、皆様と共に1日も早い新薬製造に向けて進んでいく所存です。サポーター皆様からのフィードバック・叱咤激励も歓迎致します。どうか宜しくお願い致します。何卒、引き続き、皆様のお力添えとご理解を宜しくお願い申し上げます。
皆様、現在の動物実験の進捗のご報告を申し上げます。正常マウスを除く、初回の全6匹への初回の全身投与(静注)または局所投与(筋注)を2021年8月16日(月)に行い、投与後のマウスの状態にも問題はございませんでした。先日、3匹の筋ジストロフィーマウス(Mdx52マウス)への最後の治療分子の投与が無事に終わりました。その後の筋ジストロフィーマウスの経過の方も、有害事象などはございませんでした。筋注したマウスの方は、その後、筋組織の摘出を行いました。全身投与したマウスの方は、数週間、経過を観察し、その後、骨格筋、心筋、横隔膜を摘出し、ジストロフィン・タンパク質の免疫染色の解析に備えます。現在、筋組織のジストロフィン・タンパク質の免疫染色の準備を進めております。ここまでは計画通り、順調に進んでおります。本当に感謝です。先の進捗報告にございました様に、新型コロナウイルスの影響で、組織のジストロフィン解析が、1ヶ月先になるかと思います。良き結果が得られることを切に祈っております。先ずは、無事に投薬プログラムが終わったことをご報告致します。日も早くい治療薬の創出を目指して行きますので、何卒、引き続き、皆様の応援・ご支援を、宜しくお願い致します。
皆様、前回の報告から時間がかなり空いてしまいましたが、現在の進捗状況をご報告申し上げます。先の報告では、つくば市にある、理化学研究所バイオリソース研究センター(理研BRC)に筋ジスマウスを6匹発注したところまで、お伝えしました。筋ジスマウスの受精卵 (初期胚) を仮親マウスの子宮に戻し、成体マウスを得るまで数カ月掛かるとお話しましたが、2021年6月16日に筋ジスマウスが無事に生まれ、その後も順調に成長し、今週8月11日(水)に実験施設に大きな問題も無く搬入されました。コントロールの正常マウスも同様に搬入済みです。治療分子の大量合成、またそのDDS(ドラッグデリバリー)用の製薬化の作業の方も無事に完了しました。これから間も無くして、いよいよ投薬実験が開始される予定です。数週間の投与を継続し最後の投与から暫く経ってから、マウスを麻酔化でサクリファイスし、各筋組織を摘出し、凍結切片を作製し、筋細胞の膜表面のジストロフィンタンパク質の発現を免疫染色にて確認致します。現在、新型コロナの影響で、この作業の実験予約がなかなか取れず、サクリファイスから約1ヶ月後となっているので、先にお伝えした様に、10月中旬には終わる予定です。遅くとも10月下旬にはデータが得られると考えます。準備に時間を要しましたが、実験関係者の方々のサポートで、お陰様でスムーズに進みました。本当に感謝です。これから投薬実験が始まります。良い結果が出ることを祈っております。改めて、ここまで無事に来れたことを皆様に感謝申し上げます。クラウドファンディングの実施期間は終了しましたが、弊社ホームページからは、いつでも本筋ジストロフィー動物試験プロジェクトへの支援が可能です。一日も早い製薬化の為の皆様の応援を、何卒、引き続き、宜しくお願い申し上げます。
昨日、2021年4月21日(水)付で筋ジストロフィーマウス(Mdx52マウス)6頭の発注に必要な書類が全て揃いましたので、つくば市にある理研BRCに提出し、本日4月22日(木)に理研BRCの方から無事に「受付番号」を頂きました。今回、理研への筋ジスマウスの寄託者からの承諾書を頂くのが事情により時間が掛かってしまい、必要書類を揃えるのが遅れていましたが、そのことも解決し、発注を完了しました。皆様に御報告申し上げます。先述の様に、筋ジスマウス(Mdx52マウス)の頭数は計画の通り、全てオスのデュシェンヌ型筋ジストロフィーの発症型のヘミオスになります。デュシェンヌ型筋ジストロフィーの原因遺伝子である、ジストロフィン遺伝子はヒトと同じ様にマウスでも、性染色体のX染色体に存在しており、オスのみが発症します。メスではX染色体が2本ある為、一方のX染色体のジストロフィン遺伝子に変異が起こっても、もう一方のX染色体に乗っている正常なジストロフィンが正常なジストロフィンを細胞に供給出来る為です。X染色体が一本しか持っていないオス(ヒトでは男性)では、X染色体ではなく、Y染色体しか持っていないからです(Y染色体にはジストロフィン遺伝子は存在しません。これをヘミ接合と言います)。この為、オスではたった一本しかないX染色体のジストロフィンに何か異常があった場合には、バックアップしてくれるジストロフィン遺伝子が無い為、デュシェンヌ型筋ジストロフィーを発症します。この理由で、デュシェンヌ型筋ジストロフィーを発症するマウスは「オス」なのです。今回発注した筋ジストロフィーマウスはMdx52マウスといい、ジストロフィン遺伝子のエクソン52の領域を人工的に他の遺伝子に逆向きに置き換えて、働かない様にしてあるマウスです。このマウスは1997年に、九州大学、東京大学医科学研究所、国立精神・神経センターの研究グループによって作出され、論文で発表されているものです。現在、このマウスの遺伝子資源は凍結胚として保存されているため、この胚を仮親マウスに移植し、個体化作業を実施することとなります。その為実験に供するまでには3-4ヶ月掛かることになります。成体になったマウスに治療分子を投与し、2週間後に筋組織でのジストロフィンの発現を解析します。10月の中旬頃までに実験が終われば、と考えております。何卒、宜しくお願い申し上げます。
皆様、デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対する新規治療分子の動物試験」をサポートするクラウドファンディングの挑戦が2021年3月25日(木)午後5時に無事、成功裏に終了致しました。最終的には、目標金額の達成率が170%を超え、4thゴールの目標額170万円を達成することができまいした。皆様の豊かな御理解、暖かい応援とご支援を、本当に有難うございました。それから今日で11日余り経過致しました。動物試験の進捗の方、ご報告致したいと思います。一番重要な筋ジストロフィーマウスへの投与量、投与頻度に関して様々な考え方があり、トータルでの治療分子の合成必要量が中々決まりませんでした。しかし、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの先行薬であるビルテプソ(ビルトラルセン)との治療効果を比較するのを容易にする為、その動物試験での条件を踏襲することにしました。ビルテプソはジストロフィンのmRNA(Pre-mRNA)上のエクソン53の翻訳をスキップし、エクソン52を欠失した患者様のジストロフィン合成を再開させるものです。ビルテプソは1週間に一回の頻度で体重1kgあたり80mgを静注で投与するモルフォリノ製剤です。モルフォリノ化合物の特許はアメリカの企業が所持しており、製造コストが非常に高いことから、患者様の御負担の大きさも懸念されます。250mgの点滴静注用の瓶一つで¥91,136の薬価です。先述の様に80mg/kgで静注しますが、我々の治療分子は細胞実験からのデータや特別なドラッグデリバリーも使用し効率的に薬物を筋細胞まで送り届けることが出来ると考えられたことから、それよりももっと少ない量で効果を示すことが出来ると仮定し、ビルテプソよりも少ない投与量域での効果も調べます。我々は薬物はモルフォリノは使っておりませんので、合成コストは本当に少なくて済みます。問題は一回の投与でどの位、効果が持続するのか、ということです。これに関して我々は余りデータを持っておりません。ですので、最後の投与から2週間後に、マウスの筋組織でのジストロフィンを免疫染色にて発現の有無を調べるというビルテプソの実験を、これに関しても踏襲します。こうして一番重要な投与スケジュールが決まり、実験全体でどのくらいの薬物が必要になるのか、初回のトータルの合成量がやっと決まり、薬物の合成を担当する業者へお伝えしたところです。マウスに関しては、先に皆様にお伝えしてしていたとおりに、筋ジストロフィーマウスのMdx52マウスを6頭(全てオス)をつくば市にある理研BRCに発注することに、またコントロールのマウスに関しては同じ系統のもの、これもオスですが、それを発注することになりました。マウスは凍結胚で理研で保存しており、それを仮親に移植して個体化します。それまで数ヶ月掛かるとのことです。ドラッグデリバリーに関しての治療分子の製剤化に関しては、関係者によるすり合わせを行なっております。今後の治療分子の特許のことが絡むので、スムーズに行く様に祈っております。以上になります。何卒、引き続き、宜しくお願い致します。
この度は多くの皆様方から大変大きな応援・支援金を頂いております。本当に多くの御支援を有難うございます!昨日の3月15日朝には、お陰様で支援金の総額が、140万円を超えました。本当に感謝でございます。
本日で、残り時間が10日を切りました。3rdゴールまであと12万7千円です!
皆様の応援が有れば、あともう一踏ん張りで、3rdゴールの153万円に達します。これまでの皆様の御支援と情報の周知活動のお陰でございます。
明日の朝で、残り時間はあと残り8日です。どうかお知り合いのご家族の方やご友人へも、情報拡散にご協力頂けます様、お願い致します!私もTwitterやFacebookを通じて、積極的に周知活動をして参ります。最後の追い込みです。1日も早いデュシェンヌ型筋ジストロフィーに対する新型の新薬の完成にも、この筋ジストロフィーマウスを使った動物試験の実験データが必須です。私たち弊社自体も、そして、この筋ジストロフィー治療分子開発プロジェクトは立ち上がって間も無く、動物試験に必要な資金は十分ではありません。その為に、現在、出来る限りの多くの方からのお力添えと支援金を必要としております。皆様の御理解と応援・御支援を賜ります様、何卒、引き続き、宜しくお願い申し上げます!
この度の「筋ジスに対する新規治療分子の動物試験」をサポートするクラウドファンディングでは、皆様から大きな支援を頂いております。本当に応援を有難うございます。皆様の想いが集まり、3月5日(金)午後3時過ぎに、お陰様で支援金の総額が130万円を突破しました。クラウドファンディングを開始し、30日間と5時間22分後のことです。最初の目標額100万円の達成からは17日間と22時間35分後になります。プロジェクト終了まで18日です。直近の目標であった2ndゴールの目標額をクリアしただけでなく、3rdゴールまで20万円を切りました。本当に有難うございます。最後の一押しをして下さった方からは、2回支援金を頂いております(スマイル様、本当に有難うございました。この場を借りて御礼申し上げます)。この度は、支援金を下さった方、またこのクラウドファンディングの情報を色々な方々に伝達して下さった方、その関係者全ての皆様方々には本当に頭が下がる思いです。心より感謝申し上げます。現在、この様に無事に2ndゴールをクリアし、3rdゴールの目標額153万円を目指しております。これをクリア出来れば、治療分子の幅広い薬理効果を解析する実験で使用する負担の増えたマウスの費用をカバー出来ます。当初は、私も100万円以上の目標額を達成出来るか怪しく思い、又自信も無く、マウス2-3匹を使った1回限りの最小限の筋ジス動物試験を計画しておりました。そこで、その実験での人件費(工賃)だけでも何とかカバー出来れば、と目標額を100万円に設定しました(実際に実験に使用出来るお金は80%の80万円です)。これはギリギリで、投与量を一回きりしか見られない、非常にリスクのある実験でした。但し、デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者様由来細胞を用いた実験で効果が認められた有効濃度から計算されたマウスでの最小有効量は計算から導き出されておりましたので、過去の筋ジスマウス(Mdx52マウス)を使った先行研究と照らし合わせて、投与量を決めておりました。しかし、先行する筋ジストロフィー治療薬とは私が研究して来た新規治療分子とは、それを構成する物質の種類やその分子量や作用機序も全く異なります。それに加えて今回の動物試験では、治療分子を筋ジスマウスの骨格筋や心筋(これは現在に発売されているエクソンスキッピングを誘導する筋ジストロフィー治療薬が入りにくいと言われている臓器です)や横隔膜などの呼吸筋の筋細胞に送り届ける為、特殊なドラッグデリバリー(薬物送達)システムを使用します。そういった訳で、私たちの治療分子は従来の治療薬とは全く異なる為、先行研究の論文の情報はあくまで参考にしかならないのです。実験で明らかに出来る範囲内にこの有効量が収まっておれば、治療分子が筋ジスマウス、即ちMdx52マウスの個体レベルでも効果があることを証明出来ますが、たった1回きりの投与量がこれから外れた場合、例え治療分子に有効性が有っても、我々は動物試験で証明出来ないことになります。もし、このクラウドファンディングが成功し、動物試験でもっと筋ジスマウスの数を増やして、様々な投与量や投与頻度で実験出来るなら、どこに薬理学的な最小有効などがあるのか、知ることが出来、その後の代謝・毒性・致死量などを調べる実験に繋げることが出来ます。そういった意味では、皆様の支援の大きさに、私達がどれくらいの治療分子に関する有効性に関する情報を取得出来るのかが依拠します。その為にも、皆様方から頂いた出来る限りの御支援を最大限の情報収集に繋げたいと思います。私達もどうすれば、最大の効果を筋ジスマウスで発揮させることが出来るのか、討議を重ね、何度もシュミレーションを繰り返しております。何卒、ご理解とご協力を宜しくお願い致します。エクソンをスキップせず、遺伝情報の読みを修正するという、それも筋ジスマウスという個体レベルで、これは前例の無い試みでは御座いますが、同時に、今までとは治療薬とは全くレベルが異なる薬理効果を証明出来るチャンスでもあります。私達の前には道はありません。私達の後に道が出来るのです。ここは未知の領域なのです。しかし何とか動物試験まで来ました。デュシェンヌ型筋ジストロフィーを皆様と一緒に克服したいと思っております。想いを一つに、共に進んで参りたいと思います。どうか、このクラウドファンディングも、これからが重要なステージに入りますが、何卒、変わらぬ御支援と御理解を賜ります様、お願い申し上げます。日々の皆様の変わらぬ捧げ物に本当に感謝致しております!
現在実施中の「筋ジスに対する新規治療分子の動物試験」をサポートするクラウドファンディングでは、多くの皆様方の大きなお力添えを頂いております。2021年2月15日(月)午後6時前に、当初の目標であった100万円を寄付金の合計額がついに越えました。皆様の本当に大きなお力添えを有難うございます。つまり第一目標額の100万円は、12日間と7時間47分で達成されたことになります。この様な早いペースでの研究資金の調達を可能にしたのは、私たちの筋ジストロフィーの難病患者様を何としても取り戻したいという想いだけなく、支援者皆様方のこのプロジェクトへの豊かなご理解が可能にしたのです。デュシェンヌ型筋ジストロフィーという希少難病、一般社会では、人々の多くがこの患者様と接触することも、もしかしたらすれ違ってもあまり意識されないかも知れない、この疾患の患者様について、このクラウドファンディングを通じた「社会創薬プロジェクト」で「気付き」が与えられたとしたら、大きな成果です。またこのクラウドファンディングには実際の資金を提供して下さった方々以外にも、その支援者までリレーの様にこのクラウドファンディングの存在の情報を繋いで下さった多くの人々の存在があります。これらが一体となることにより、この様なスピードでの目標額の達成が実現しました。改めて、国内や海外から資金調達を支えて下さった方々に厚く御礼申し上げる次第です。本当に有難うございます。今回の動物試験は細胞培養での実験とは全く実験スケールが違い、動物体内での薬効を確認する為のものです。実験には筋ジストロフィーのマウスを使用しますが、考えられる薬物投与の条件は何パターンもあり(例えば一週間おきに2回薬物320mg/匹を静脈注射するのを2ヶ月行うとか)、週何回、何mgをどれくらいの間隔でどのくらいの期間で体のどの部分に注射するのが最も効果的なのか、などの条件を割出さなくてはなりません。その為には筋ジストロフィーのマウスの頭数が沢山の無くては実験が継続出来ません。またマウスに注射する治療分子の薬剤も沢山必要になります。その為にはギリギリの資金では正確な動物試験のデータの取得が難しい。今回、先ずは少しのポジティブなデータを取得する為の小規模のマウス実験を計画しておりますが、可能ならばマウスの頭数を増やしての実験が可能なくらいの資金的な余裕を持って実施に臨みたいと計画しております。それがセカンドゴールの設定です。第二目標金額を先ずは200万円までライズして、セカンドゴールに向かいたいと思います。何卒、引き続き、皆様の御支援と応援を宜しくお願い致します。先ずは、当初の目標額を越えられたことをご報告し、喜びを分かち合いたいと思います。本当に皆様のご支援と応援を有難うございます!
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