サポーターの皆様
いつも私の研究を応援していただき、本当にありがとうございます。
今回の活動報告は、演奏会の宣伝も兼ねているため、サポーターの皆様限定ではなく、全体公開とさせて頂きます。
ご了承ください。
【①】コンサートについて
以前から告知していた、作曲理論の実証のためのコンサートについてですが、チラシが完成しました。
このページの下部にチラシ画像がございますので、是非ご覧ください。
来年3月16日、那覇市の【県庁駅前駅】の目の前にあるパレット市民劇場で行います。
その近辺に沖縄に来られる方、又は沖縄在住のかたは足を運んでいただければ幸いです。
【②】今年度の研究成果について
今年度の論文が書きあがりました。
現在は友人の音楽学者に読んでもらい、分り辛い所などを推敲している段階です。
今年度の研究では、古典音楽の骨組み(昨年度の研究テーマ)に対し、修飾がどのように付与されているのかの分類と分析を行いました。
その結果、定型と呼ぶべき使用頻度の高い修飾を特定し、定型とそれ以外がどのように骨組みに付与されているのかの平均的な使用法を割り出すことが出来ました。
話がそれますが、作曲でフーガという音楽形式(J.S.バッハの平均律などが有名です)を勉強する際、学習フーガと呼ばれる形式があります。
一口にフーガと言っても様々な形態があり、やみくもに分析や勉強をしても混乱を招いてしまいます。
そのため「まずはこれを勉強しなさい」と推奨される形式が学習フーガです。
今回の研究で割り出した使用方法は、平均的な使用方法に過ぎず、残念ながら例外の場合の修飾付与ルールはまだ判明していません(今後の課題です!)
ただ、今回平均的な使用法を割り出せた結果、学習フーガの琉球古典音楽版のような物の作り方がマニュアル化できるようになりました。
研究がある程度進んだらマニュアル化して、琉球古典音楽を使った作曲に興味のある方、又は琉球古典音楽そのものに興味のある方など、様々な方に読んでいただければと考えています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。