5月19日から5月26日まで、カザフスタン最大の都市であるアルマトイを訪問する予定です。今回の渡航の主な目的は、「薬学とAI活用」に関する会議への参加です。しかし、せっかく現地を訪れる貴重な機会ですので、もう一つ大切な目的として、カザフスタンにおける精油の利用状況についても調査してきたいと考えています。
精油は、日本では医薬品ではなく、主に香りを楽しむための雑貨として扱われています。一方で、ヨーロッパの一部の国々では、精油がより医療や薬局の文化に近い形で利用されている例もあります。では、中央アジアに位置するカザフスタンでは、精油はどのように位置づけられ、どのように人々の暮らしの中で使われているのでしょうか。
事前に調べた範囲では、カザフスタンでも精油は日本と同じように、医薬品というよりは、アロマ、化粧品、パーソナルケア製品などに近い形で利用されているようです。しかし、インターネット上の情報だけでは、現地の実態までは十分に分かりません。そこで今回、現地の薬局、コスメ店、スーパーなどを訪れ、精油がどのような売り場で、どのような表示や説明とともに販売されているのかを実際に確認してきたいと思っています。
また、日本では精油そのものは医薬品ではありませんが、精油を含む植物、すなわち生薬の中には医薬品として用いられるものがあります。その場合、医薬品としての品質を保つために、含まれる精油量が一定の基準を満たすことが求められます。カザフスタンでも同じように、精油を含む植物や伝統的な薬用植物が、医薬品や健康関連製品としてどのように扱われているのかについても、可能な範囲で調べてきたいと考えています。
このような現地調査は、机の上で文献やインターネットを調べるだけでは得られない、非常に貴重な機会です。実際にその土地に行き、商品を見て、表示を読み、売り場の雰囲気を感じることで、その国における精油や植物資源の利用文化が見えてくるのではないかと期待しています。
そして、このような調査に挑戦できるのは、日頃より本プロジェクトをご支援くださっている皆様のお力添えがあってこそです。皆様からのご支援が、研究室の中だけにとどまらない、新しい視点や国際的な広がりを持つ研究活動につながっています。改めまして、心より御礼申し上げます。
次回のご報告では、今回の現地調査で得られた内容を、支援者の皆様限定でご紹介したいと考えております。カザフスタンの薬局や店舗で精油がどのように扱われていたのか、日本との違いは何か、そして今後の研究にどのようにつながる可能性があるのかについて、できるだけ分かりやすくお伝えできればと思います。
引き続き、本プロジェクトへの温かいご支援を賜れますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
クラウドファンディング後の研究活動
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