こんにちは。野口真司です。
今回は、本プロジェクトの場を提供していただいている、アカデミスト株式会社代表取締役CEOである柴藤亮介様(以降、柴藤様)と意見交換会を行ったことについて少しだけ書かせていただきます。
一月下旬ごろ、柴藤様が私の所属先である北海道大学にいらした際に、意見交換のお時間を作っていただきました。
その際、2022年11月から始まった本プロジェクトの途中経過を報告し、プロジェクトの進め方や、サポーターの増やし方に関して意見交換を行いました。
柴藤様は、プロジェクト進める上での私の意見を真摯に受け止め、我々研究者がより良い形で研究を進め、サポーターも支援してよかったと思えるようなプロジェクトにするために、どうすればよいのかということを一緒に考えていただきました。柴藤様はacademistのビジョンを明確に持ち、我々研究者のことを真剣に考えてくれているのだと感じました。
特に印象に残ったことは、サポーターへのリターンに関する柴藤様の考え方です。
本プロジェクトでは、サポーターへのリターンは支援いただく額に関わらず、同じリターンが設定されており、内容も活動報告の閲覧権のみです。
リターン内容は我々が決めることはできず、リターン内容は閲覧権のみということでプロジェクトが進められています。
異なる支援金額が設定されているのに、リターンが同じ内容であることは、支援をいただく身からすると申し訳ない気持ちが出てしまいます。
しかし、これには柴藤様はじめとするacademist様側の意図があるのだと、お話をしていて思いました。それは、本プロジェクトはリターンによってサポーターを集めるのではなく、純粋に研究を応援したいと考えるひとを増やすことによってサポーターを集めることに意味がある、ということです。
確かに、リターンが魅力的なものであるほど支援者は集まりやすいかもしれませんが、リターンをするための研究になってしまう可能性があります。
そうではなく、我々が情熱を注いで研究を行い、その素晴らしさを発信していく姿を見て応援していただく方を増やすことに意味があるのだと思いました。
柴藤様とのお話を通して、より情熱をもって研究に取り組み、皆様が応援したくなるような活動、発信を行おうと改めて思いました。
本プロジェクトはそろそろ折り返しに差し掛かります。
これからも引き続き研究に尽力し、研究者として成長できるように精進して参ります。
年度末も近づき、皆さんもお忙しい時期とは存じますが、サポーターの皆様とともに頑張っていければと思います。
引き続きご支援宜しくお願い致します。
野口真司
(画像 柴藤様来学時の写真:左 野口真司、中央 大津珠子先生、右 柴藤亮介様)
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