挑戦期間
2022/11/01 - 2027/10/31
最終活動報告
2025/03/25 18:53:12
活動報告
56回
サポーター
37人
経過時間
2022/11/01 10:00:00
京都大学には学際的な研究を行うための「ユニット」制度があり、様々な部局から近しい関心を持った研究者が集まって研究交流を深めています。
先日、「こころの科学ユニット」が開催する「こころの科学研究者⼤交流会 2024年度冬の陣」があり、せっかくなのでポスター発表をしてきました。
タイトルは日本語では「Z世代の向社会的消費行動と心理的メカニズム:スコーピングレビュー」というものです。
今後行う、寄付市場の理解のための調査研究の前段階としてのレビューをポスターにして発表した形です。
Z世代の若者を対象とした、寄付を含む向社会的消費行動に関する研究を学術データベースから抽出し、レビューしました。
驚いたのは、
・Z世代の向社会的消費行動の研究論文が年を追うごとに劇的に増加していること
・多くの研究が、寄付ではなく、食・ファッション・旅行などの消費行動をサステナブルにする、という行動について調べていたこと
・掲載されている学術誌が、サステナビリティ分野にかなり偏っていたこと
でした。上記のうち予想通りだったものもありましたが、やはり実際に調べてみると発見があります。
(実務で忙しい季節でしたが、何とか頑張って良かった…)
ポスター前で議論できた研究者の方々からは
「ピーター・シンガーの効果的利他主義の話ができる研究者はいま自分の回りにはあまりいないので嬉しい」
「共感や利他性のダークサイドについての研究も重要だと思う」
「大学にとっても重要な研究なので頑張ってほしい」
といったコメントをいただいたり、他にも思いもよらないヒントになるコメントをいただいたりしました。
私は基本的には、ファンドレイジングという組織行動を研究している研究者なのですが、それはマーケティング活動の一種でもあることが多く、自分たちがどのような市場環境に囲まれているか、という認識によっても左右されます。
(その意味で、『寄付白書』で法人寄付の調査に携われているのは非常にありがたいです)
今後も、市場の理解とそれに応えようとする組織行動の理解を通じて、より良いファンドレイジングを考えていきたいと思います。
なお、本ポスターの印刷には、アカデミストを通じて皆さまからいただいた資金を活用させていただきました。
本当に、ありがとうございます!
アカデミストさんのOKをいただき、このプロジェクトは4月以降も続きます。
今後とも、お付き合いのほどどうぞよろしくお願いいたします!